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第883号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「消費者は受動的ではなく能動的にマネジメントに関わる存在である」
目次
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〇前書き 「マーケテイングとイノベーション」
〇本文 「受動的な消費者から能動的な参加者へ」
〇編集後記 「能動的消費者 」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和7年7月9日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き 「マーケテイングとイノベーション」
■ドラッカーによると
マネジメントとは
資源を顧客価値に変換することで
人類の福祉、生活、安全に貢献する信念の具現であり、
マーケテイングとイノベーション
によって顧客を創造する活動である
■マーケティングの目的は顧客の創造である。
マーケティングとは生産したものを販売することではなく、
市場が必要とするものを生産することである。
マーケティングの目標は何を顧客は買うか(価値)を探すことである
■又イノベーションとは、
製品とサービスのサプライにおいて、
資源から顧客満足へ変換するプロセスの卓越性あるやりかたを
創造することである。
イノベーションとは供給より需要に関わる概念である。
内部からの改革ではなく顧客から見た改革改善である。
消費者という顧客は
受動的ではなく能動的にマネジメントに関わる
存在である。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「受動的な消費者から能動的な参加者へ」
「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年)」より
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■産業革命は消費者だけではなく、
消費社会を生み出した。
製品だけではなく
それに伴うサービスをも標準化する必要があった。
価格の低下、品質の向上
生活水準の向上、
社会に驚くべき利益をもたらした。
■しかしながら
弊害もあった。
消費者の役割が
殆ど受動的なものへと
変わっていった。
工場から大量に流れだす安価な商品の山は
もはやそれを作った労働者とのつながりもなく、
購入者にとって感性、情熱、人間的関わりを
奪っていった。
■工業化によって功利から芸術が切り離され
有用な仕事と無用な労苦の溝が広がった。
自然環境が汚され
労働の成果を享受するという人間の本来の
素晴らしい能力が損なわれたと考える人が増えた。
工業製品だけではなく
情報製品も含めた膨大な製品群から
価値ある経験を生み出そうともがき続けている。
■20世紀後半の受動的な消費費の時代から
自らの経験に能動的に参加する時代へと
再び戻りつつある。
音楽という製品がラジオやレコード、ステレオへと進化するとともに
インターネットの登場で
多くの人が単なる聴き手から作り手に戻りつつある。
現代の企業は
もはや人々を受動的な消費者として
扱ってはいられないことを知っている。
デザイン思考によって
積極的なかかわりや参加の機会を生みだす経験を
デザインする必要がある。
〇編集後記(能動的消費者)
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「能動的消費者」とは、自ら積極的に情報収集を行い、
商品やサービスを選択する消費者のことを指します。
一方、受動的消費者は、事業者からの情報提供や提案に基づいて
商品やサービスを選択する傾向があります。
能動的消費者は、自身のニーズを明確に理解し、
より最適な選択をしようと努めます。
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