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「喜寿に思うマイウエイ：人生最終幕を直面して」



目次
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〇前書き   「人生の選択」
〇本文    「選択肢を消去し決定を下す」
〇編集後記 「フランクシナトラ「マイウエイ」和訳」
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いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年5月15日水曜日メルマガ配信します。

〇前書き   「人生の選択」

■今日は7７歳喜寿の誕生日です。

過去を思い返すと
いろんな選択肢の中で多様な人生を送ってきました。

サラリーマンとして日本企業２社、米国企業２社の４社
２４歳から47歳まで２３年。

独立自営コンサルタントとして
４７歳から現在７７歳までの３０年。

自営コンサルタント兼大学教員は
今でもカンバンを掲げています。

■職業だけではなく
生活においてもいろいろな選択に迫られました。

結婚、子供３人、孫４人。

妻の若年性アルツハイマー発症による介護生活。

人生で直面する事態にどう対処するか。

■1日1日のルーチンの積み重ねが
人生を創る。

どんな人生を創ったか。

人からどう見られるよりも
自分で納得できる人生であるか。

失敗も成功もあり
反省もあり自己満足もあり、
概ね後悔はありません。

フランクシナトラの名曲「マイウエイ」
にある人生最終幕を直面して
涙もあり笑いもある告白には
共感するものがあります。


〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「選択肢を消去し決定を下す」

「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年）」より
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

■発散的思考で選択肢を増やすことは
イノベーションの近道ではあるが、
誰でも何時でも発散的思考を期待するのではない。

デザイン思考においては
アートとエンジニアリングに
同等の重きを置かなければならない。


■デザイン思考家のプロセスは
発散的思考と収束的思考をリズミカルに行き来する
ことが大事である。

その行き来を繰り返すほど
曖昧さが低下し
具体性が増していく。

発散的思考の段階は新たな選択肢を生みだすことが
目的であり、

収束的思考はその逆である。


■収束的思考は選択肢を消去し
決定を下す段階である。

良いアイデイアを切り捨てるのは
名残惜しいが

この瞬間こそ
プロジェクトリーダーの外交的センスが
試されるのだ。


■小説家のウイリアム・フォークナーは
小説の執筆で最も難しい部分は何か問われて

「最愛のものを切り捨てなければならないことだ」
と答えた。

何を残し何を切り捨てるか、
遮断離の技がイノベーションにも
人生にも難しいが大事なプロセスですね。


〇編集後記（フランクシナトラ「マイウエイ」和訳）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
さあ、終わりが近づいてきた
終焉は目の前だ
友よ、はっきりとこう言いたい
確信している、私の言い分はこうだ

満ち足りた人生を送ってきた
色んな道を歩んできた
そしてずっとそれ以上の
わが道を歩んできた

後悔するようなこともたまにはあった
口にするほどでもないが
やるべきことはやってきた
そして例外なくやり遂げてきた

それぞれの道を綿密に計算し
寄り道をするときは気をつけて進んできた
そしてずっとそれ以上の
わが道を歩んできた

うん、そんな時代もあった
知ってるだろ
手に余るようなことも
全てやり遂げた
疑問に思うようなことも
全て受け入れて吐き出した
何事にも堂々と向き合って
わが道を歩んできた

人を愛し、笑い、泣いてきた
たくさんのものも失ってきた
そして今はもう、涙もおさまって
何事も楽しく思えるようになってきた

これまでやってきたことを思い返すと
恥ずかしがらずにこう言うかもしれない
”そんなの自分らしくない、
わが道を歩んできたんだから”

男は何のために何を手にしたのか？
それが彼自身でないのなら何の意味もない
彼が本当に感じたことを言うと
跪くような者の言葉ではない
記録が示すように、打撃を受けることもあったが
それでもわが道を歩んできた

それがわが道

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