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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第849号
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「現状打破のイノベーションには予期せぬ失敗がつきもの」



目次
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〇前書き   「イノベーションのマインドセット」
〇本文    「上手く行っていてもうまく行っていなくても常に現状を点検しなければならない」
〇編集後記 「日本的思想におけるマーケテイングとイノベーション」
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いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年11月13日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き   「イノベーションのマインドセット」

■ドラッカーによると
イノベーションにはマインドセットが必要である。

病院の業務改革のイノベーションは
医療従事者の利便性ではなく
患者のために心を配るべきである。

「それは患者さんにとって一番良いことでしょうか？」
と聞くナースの精神が必要なマインドセットである。


■イノベーションは社会的責任の一つである。

イノベーションを人に要求すべきである。
人は変わるべきである。

予期せぬ失敗は通念や自信を打ち砕いてくれるから
イノベーションの宝庫と考える。

イノベーションのマインドセットは
顧客に思いを馳せる責任であり義務である。


■病院も企業も、社会も
患者のため、顧客のため、国民のために
より良くする必要がある。

健康、安全、福祉に貢献する。

現状を常に点検し
改革するマインドセットが
社会を人々を幸せにする。

現状を点検しよりよくすることは
人間社会の進歩につながる。

イノベーションには予期せぬ失敗がつきものである。

予期せぬ失敗は通念や自信を打ち砕いてくれるから
イノベーションの宝庫と考える。

 

■さて、
本日のテーマ
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「上手く行っていてもうまく行っていなくても常に現状を点検しなければならない」
(「明日を支配するもの：21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）より
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■やることは同じでもやり方を変えるのも
1つの方法でありイノベーションである。

体系的な廃棄は
行っていること自体の廃棄ではなく
行い方の廃棄であることもある。


出版社の事例がある。


■出版業界は新刊書に力を入れている。

新刊書こそ競争力の源泉なのだと。

メーカーは新製品のしのぎを削るのと同じである。


しかしながら実際のところ売上の５割から６割、
利益の殆どは発行ご年以上の既刊書から
上がっている。


■ところが
殆どの出版社はその経営資源を
新刊書の配分して既刊書に力を入れていない。

既刊書販売に予算をつけることはしない。

ある出版社が
新刊書を扱う部門と既刊書を扱う部門を分けた。

その結果既刊書の売上が３倍に伸びて
会社全体の利益が２倍になった。


■行っているやり方を廃棄すること
やり方を新しいものに変えることでイノベーションが起こる。

今日のように変化に激しい時代には
行い方は行うことより早く陳腐化する。

あらゆる製品、サービス、プロセス、市場、流通について
今これを始めるとして
今の方法で行うか問い続けなければならない。

上手く行っていてもうまく行っていなくても
常に現状を点検しなければならない。



〇編集後記（日本的思想におけるマーケテイングとイノベーション）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
マーケティングとは
「顧客は誰か、顧客の必要とするものは何かを探すことです。
これに相当する日本的思想は
石田梅岩の心学、近江商法「先も立ち我も立つ三方よし」
又イノベーションとは
「顧客満足へ変換するプロセスで卓越性あるやりかたを創造すること」
です。これに相当する日本的思想は
「改善」の改（あらためる）で「あらたま＝新たな魂」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/n099doq1v3f6vgivta3A2




そしてこれらの研究開発を鼓舞した２つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/n099eoq1v3f6vgivtaXdN


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今岡善次郎


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