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「3人寄れば文殊の知恵」コラボレーションの法則
発行部数: 9,984部  発行日: 2024年03月13日
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「「3人寄れば文殊の知恵」コラボレーションの法則」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「セレンディピテイの法則」
〇本文    「デザイナーとユーザーのコラボレーション」
〇編集後記 「3人寄れば文殊の知恵」
………………………………………………………………………………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年3月13日水曜日メルマガ配信します。

〇前書き   「セレンディピテイの法則」

■セレンディピテイの法則とは
「好機は備えある心に宿る」
という格言です。

何か面白いことはないかと
探しながら旅をしていると
何気ない観察からいろいろ発見があった。


これをイノベーションの心構えとして解釈すると
常に目的意識をもって森羅万象を観察していると
思いもよらない現象に
アイデイアのヒントが隠されている。

■これに触発されイノベーションの原理を
追求するといろいろな格言が生まれます。


虚心になって観察することの重要性は
「好機は自由な心に宿る:観察の法則」

集中と継続に対しては

「好機は粘る心に宿る:粘性の法則」

トヨタ生産方式における「何故を5回」は
「好機は細部を配る心に宿る:因果の法則」
と一般化できます。

■又部分最適ではなく俯瞰的に観ることの重要性は

「全体最適は離れて観る心に宿る:鳥瞰の法則」

「好機は根幹に馳せる心に宿る:枝葉根幹の法則」


運は人と人の繋がりから生まれることに対して
「好機は関係をつくる心に宿る:ネットワークの法則」

「3人寄れば文殊の知恵」
というのもコラボレーションの法則と言えます。



〇本文
■さて、
本日のテーマ
===========================
「デザイナーとユーザーのコラボレーション」

「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年)」より
===========================

■デザインの流れ
洞察→観察→共感において
個人から集団の知恵、すなわち集合知を利用できないか。

デザイナーという創造者とユーザーである消費者の
境界を融合させることで
斬新な奇抜なコラボレーションが
出来る可能性がある。



■消費者対創造者でもなく
消費者を代表する創造者でもなく、

消費者と手を取る創造者でなければならない。

かっては消費者は分析の対象であった。

それどころか
強引なマーケテイングの不幸な餌食であった
かもしれない。

恐怖心や虚栄心に付け込んで
消費者に売り込んでいた。



■消費者の元におもむき、
生活や体験を観察し、得られた洞察から
新しいアイデイアを生みだす。

デザイナーが消費者のために創るから
デザイナーが消費者とともに創るへ
シフトすることで画期的な製品が生まれる。


■消費者、顧客の幸福、安らぎ、快適性が
企業を成功に導く。

創造者と消費者のコラボレーションを高める
イノベーションの仕組みは
いろいろ模索されている。

ワークショップ、共同体験など、個人の枠を超える努力、
あらゆる機会を探索する。


コラボレーションの中で
「機会は備えの心に宿る」
を追求する。




〇編集後記(3人寄れば文殊の知恵)

===========================
一人や二人ではなかなかうまくいかない場合でも、
三人目の知恵や視点が加わることによって互いに刺激し合い、
当初は思いもよらなかった発想が浮かんで、
問題の解決につながることがままあります。
 「文殊」は、仏教で知恵をつかさどる菩薩で、
「文殊の知恵」とまでいうのは誇張表現ですが、根底には、
三人集まることで発想の質的転換がなされることがある。
 なお、英語には、類似のものにTwo heads are better than one.
(二つの頭は一つにまさる)があります。
===========================

https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/n0cn5un1q30c69rez2lHA





そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


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