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発行部数: 9,988部  発行日: 2024年02月28日
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「心身ともに健康に生きる秘訣」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「怒らず恐れず悲しまず」
〇本文    「悲しみに弱い腸を助けるには適度に息抜きをする」
〇編集後記 「中村天風(なかむらてんぷう)」
………………………………………………………………………………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年2月28日水曜日メルマガ配信します。



〇前書き   「怒らず恐れず悲しまず」

■中村天風という人生の指南者がいます。

天風哲学の基本は

「怒らず、恐れず、悲しまず」

です。


■そして行動規範は
正直に,親切に,愉快に生きること。

自分の律し方として
力と勇気と信念をもって

自己の人生に対する責任を果たす。


■常に愛と平和を失わずに
立派な人間として生きることを
いつも心がける。

心身ともに健康に生きる秘訣ですね。

〇本文
■さて、本日のテーマ
==============================
「悲しみに弱い腸を助けるには適度に息抜きをする」
(「腸の免疫を上げると健康になる」奥村康、アスコム刊、2011.3)より
==============================

■焼肉やステーキを食べると
元気になると以前言いましたが
一方で食べ物だけではなく
心の持ち方が健康を左右します。

深い悲しみを感じている時、
胃腸の働きは一気に弱まります。

最愛の妻に先立たれる夫、
子供を亡くした母親は
食事ができないくらい腸を弱らせます。


■ストレスが加わるとNK細胞の活性がガクンと落ちる。

残酷な実験があります。
子育てしているラットの母親から
子供を取り上げると

母親ラットのNK細胞の働きが
見事に下がる。


また病気のラットがそばにいるだけで
それを見たラットのNK細胞の働きが下がるという
実験の報告もあります。



■「腸がちぎれる」という言葉も
子猿を取られた親猿の慟哭から来ているそうです。


悲しみに沈んだあとは
いったん封印して
何とかして気持ちを切り替えることが
命を守ることになる。

免疫力は精神的ストレスに弱い。



■ストレスを受けやすい人の特徴は

健康のためと好きな酒もタバコも控える。

細かいことに手を抜かず気配りをする。

サプリメントをたくさん飲んでいる。

肉や魚を控える。

心配事がると下痢や便秘になる。

悩み事は自分の内で解決しようと努力する。

要は落ち込まず、
自分を甘やかし、
適度の息抜きをする。


〇編集後記(中村天風(なかむらてんぷう))
===========================

明治9(1876)年生まれ。
日露戦争の軍事探偵として満蒙で活躍。帰国後、当時不治の
病であった肺結核を発病し、心身ともに弱くなったことから
人生を深く考え、人生の真理を求めて欧米を遍歴する。
一流の哲学者、宗教家を訪ねるが望む答えを得られず、
失意のなか帰国を決意。その帰路、奇遇にもヨガの聖者と出会い
ヒマラヤの麓で指導を受け、
「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理
悟ることで、病を克服し運命を切り拓く。
帰国後は実業界で活躍するが、大正8年、
病や煩悶や貧乏などに悩まされている人々を救おうと、
自らの体験から“人間の命”の本来の在り方を研究、
「心身統一法」を創見し講演活動を始める。
この教えに感銘を受けた政財界など各界の有力者の支持を受け
「天風会」を設立。その後50年にわたり教えを説く。
東郷平八郎、原敬、北村西望、松下幸之助、宇野千代、
双葉山、稲盛和夫、広岡達朗など、その影響を受けた人々は多様で、
自らの人生、事業経営に天風哲学を活かしている。
昭和43(1968)年、92歳で生涯を閉じる。

===========================
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