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第788号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「強い目的意識が専門分野を超えてエネルギーを注入する」
目次
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〇前書き 「異質な専門家の結合がイノベーションを生む」
〇本文 「少数精鋭のチームから大規模チームへ」
〇編集後記 「専門組織の使命」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和5年9月6日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き 「異質な専門家の結合がイノベーションを生む」
■「日本人を動かす原理 勤勉の哲学」(山本七平、PHP,昭和54年)
によれば
イノベーションは新たな秩序の希求である。
新たな秩序の希求とは、
一言で言えば「個と全体との秩序だった関係確立」である
日本では古事記・日本書記に求め
天地の秩序は「親子の間」求め、
西洋では一神教の聖典に求め
世界の秩序を
「創造者と被創造者(物)の関係」に求める
イノベーションにおける日本と西洋ではどんな違いがあるのか?
■ドラッカーによると
専門家は必要な道具を持っているが
そもそもその専門が必要なものかどうか問わない。
生産性とは機械や道具や手法ではなく人の姿勢(心)である。
専門知識は社会活動の中心的資源あり、
組織の目的は専門知識を結合して行動を生むことにある。
■目的と専門を結合するマネジメントが必要である。
異なる専門を結合して新しい秩序をつくることが
近年では「デザイン思考」という言葉で
語られている。
強い目的意識がデザインチームに
専門分野を超えてエネルギーを注入する
と言える。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「少数精鋭のチームから大規模チームへ」
「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年)」より
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■デザイン思考は創意を大事にするので
創造性を抑制する集団思考に馴染まないが
有能で楽観的で協力的なデザイン思考家が集まると
化学変化が起き予期せぬ作用や
反応が生まれる場合がある。
■創造のエネルギーを効率よく送り込むためには
巨大なチームを最初から作るのではなく
小さなチームから始める。
着想段階では小規模な集中的なグループが必要になる。
1984年日本の自動車メーカー「マツダ」のチーフデザイナー
俣野努が経営陣にロードスターのコンセプトを提案したとき
彼の仲間はふたりのデザイナー、ひとりのプロダクト・プランナー、
数人のエンジニアだけだった。
そしてプロジェクト終了時には30〜40人に膨れ上がった。
■映画、建築、ソフトウエアの巨大プロジェクトでも同じことが言える。
基本的コンセプトは監督、脚本化、プロデユーサー,美術監督
の少数チームである。
「援軍」が到着するのは
ずっと後になる。
■少数精鋭チームの効率性を保ちながら
より複雑なシステムを作るにはどうしたらいいか。
最近では新たなデジタルなテクノロジーを適切にデザインして
少数のチームの能力を発揮する助けになる。
少数チームの相互扶助ネットワークを築くことだ。
オンラインでイノベーションを募る世界企業も登場した。
数万人の科学者、エンジニア、デザイナーに公開され
解決策を提案される仕組みである。
〇編集後記(専門組織の使命)
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組織と言う道具はあらゆる道具と同じように、1つの使命を持って
専門分化することで遂行能力を上げることができる。
個人の強み、主体性、卓越性が、集団の強みと仕事ぶりの源泉と
なるように仕事を組織化する必要がある。
知識労働者の生産性向上には力や指揮命令ではなく
「責任と貢献」を基盤に組織を構築する必要がある。
命令や指揮ではなく一人ひとりの自律性と責任と強みを基盤にした組織が
専門的使命を持つ時、強力な道具になる(ドラッカー)
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SCMとは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
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そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
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