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第767号
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「デザイン思考・OODA・KJ法の発想法を俯瞰する」
目次
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〇前書き 「問題解決より問題定義」
〇本文 「イノベーションは手順ではなく、着想・発案・実現の同時平行の繰り返しである」
〇編集後記「OODAループ」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和5年4月12日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き 「問題解決より問題定義」
■発想法にはいろいろあり、
ドラッカーのイノベーション、
川喜多二郎のKJ法、
米国海兵隊ボイド大佐のOODA法など
日本で知られています。
ドラッカーの名言「問題解決より問題定義」は
アイデイアを出す前に問題を正しく把握することの重要性を
指摘しています。
■本文で述べるデザイン思考を
上記の発想法の絡みで理解することを試みたいと
思います。
デザイン思考で着想(インスピレーション)は
ソリューションを探り出すきっかけになる問題や機会を捉えることで
仮説や課題を設定することである。
問題解決という発案(アイデイア)の前にある。
■川喜多二郎のKJ法のスタートは問題定義であり
着想の重要性を指摘していますが、
発想の前に現場探検を重視しています。
現場探検、観察の上で帰納的発想をという
着想(インスピレーション)を重視しています。
■川喜多二郎のKJ法も
米国海兵隊ボイド大佐のOODA法も実行した後
フィードバックで問題定義に戻るという
循環論となっています。
循環を高速に回せば、順番よりも
同時平行となっているとも言えます。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「イノベーションは手順ではなく、着想・発案・実現の同時平行の繰り返しである」
「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年)」より
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■デザイン思考は科学的管理法のような
分析的手順ではない。
重なり合う3つの空間
着想(インスピレーション)
発案(アイデイア)
実現(インプリメンテーション)
を行ったり来たりする。
■着想(インスピレーション)とは
ソリューションを探り出しきっかけになる問題や機会であり、
仮説や課題を考えることです。
発案(アイデイア)は
アイデイアを創造、構築、検証するプロセスです。
実現(インプリメンテーション)はアイデイアを
現実の市場に導く工程です。
プロジェクトチームはアイデイアをあれこれ改良したり
新たな方向性を模索する間にこの3つの空間を
何度も行ったり来たりする。
■このプロセスは反復的で一方向への直線的ではなく
模索的、循環的、ランダムな探索のプロセスである。
上手く行けば途中で予期せぬ発見がある。
その意味を解釈することで根本的な前提の見直しが
必要な場合もある。
何気ないヒントが浮かび利益性の高い市場が見えてくるかもしれない。
■当初の着想から得られた計画に執着することなく
根本的な前提を見直したりするべきだ。
これは決して
「リセット」ではなく
価値ある「アップグレード」である。
多角的に現実の状況を把握して
アイデイアの質を上げるプロセスである。
〇編集後記(OODAループ)
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OODAループ(英語: OODA Loop、ウーダ・ループ)は、意思決定と
行動に関する理論。アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱されて、
元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を対象としていたが
作戦術・戦略レベルにも敷衍され更にビジネスや政治など様々な分野
でも導入されておりあらゆる分野に適用できる一般理論 (Grand theory)
と評されるに至っている(ウキぺデイア)。
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SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
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そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
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