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「日本人は外国文化を受け入れ、そしてそれを日本化してしまう」


目次
…………………………………………………
〇前書き  「終戦77年、日本の戦争を考える」
〇本文　　「日本人は外国文化を受け入れ、そしてそれを日本化してしまう」
〇編集後記「ゲシュタルト」
…………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。


令和4年8月17日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き「終戦77年、日本の戦争を考える」


■毎年この時期、
戦争の悲惨さと日本の犯した無謀な戦争が
歴史の部分を切り取られ報道されます。

例えばインパール作戦はその無謀さが
戦後一貫して徹底的に批判されています。

しかしながら一方で
インドのチャンドラボースのインド独立を支援した
歴史的意義は全く無視されていますね。

インドネシアの独立はじめ
戦後アジア・アフリカの多くの国が
欧米の植民地支配から独立国となった。


日本は戦闘には負けたが
アジア独立の戦争には勝ったという保守層の
歴史観に共感します。

戦後徹底的に批判された
「大東亜共栄圏」「八紘一宇」の理念は正しかった。


■歴史上の事件を俯瞰的多面的に観て
正しく評価しない限りいつまでも米中の間にたって
右往左往するだけの民族で衰退してしまいます。

将来の日本と世界の平和を築くためには
日本人は自虐史観から脱却する必要があります。

そうでなければ
未来に向けて勇気をもって率先して進むことが
出来ません。


■戦後マッカーサーは米国の議会で
日本の戦争は自衛戦争だったと証言しています。

多くの日本の保守層が
江戸末期のペリー来航以降の
日本の戦争は欧米列強からの防衛戦争と言っているのを
裏づけている。

一方で戦後教育では日本悪として
我々の先祖を貶めて
先祖崇拝の伝統まで傷つけてしまった。


■近代の戦争という形態は日本が
欧米から導入したことは事実だが日本人は
欧米と同じ覇権主義だったか？

確かに覇権主義思想も一時日本は受け入れたが
それは表面的であって日本は武士道によって
日本化した。

今日の本文
「日本人は外国文化を受け入れ、そしてそれを日本化してしまう」
のドラッカー観から見ると

日本は日本だけではなく
アジア、人類までも俯瞰的な平和を求めた
ゲシュタルト戦争と言えないか？



■第8回「今岡ドラッカー塾」ご案内:2022年8月27日土曜日午後14時

テーマは「弁証法と日本的発想法」

科学的管理法で分解することを
学んだ以上は
統合設計することを
学ぶ必要がある

（P・F・ドラッカー）

東西の知を反映する
ドラッカーに
繋がる賢人は誰か？

脱近代は近代以前の知も復活することです。


＜内容＞

科学的管理法を超えるドラッカー
弁証法の問題解決（ソクラティス・アリストテレス・ヘーゲル）
知的生産の技術（梅棹忠夫）
発想法：創造性開発のために（川喜田二郎）
知識創造SECIモデル（野中郁次郎） 
日本的思想の原点「古学」（山鹿 素行）
「陽明学」（中江藤樹）
日本的発想の強み弱み






詳しくは
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■場所アクセス：〒164-0011東京都中野区中央5-3-11ロイヤルプラザ中野606

丸の内線新中野駅徒歩2分荻窪方面出口でて杉山公園交差点から中野通りを北に1分左側柴田屋酒店の隣
今岡の携帯番号090-2538-7867

■対面受講料（講義後カフェ懇親会付）

各回スポット5000円　以下の口座にお振込みの上
申し込みフォームに名前、アドレス、申し込み区分を記載の上本メール返信して下さい。

＜振込口座＞

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店（４６９）
(普通）口座番号　５３２４７４０
口座名義　株式会社２１世紀ものづくり日本
 

オンラインZOOMのみでのご参加も可能です。
 
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■さて、
本日のテーマ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「日本人は外国文化を受け入れ、そしてそれを日本化してしまう」
(日本成功の代償：日本美術を通してみた日本、P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）」より
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■西洋の美術家によると
画家はモデルとなる対象をみるのではなく
その形態を見るのだそうだ。

形態とはゲシュタルト（Gestalt）の和訳だが
要素や部分にとらわれるのではなく
全体性や構造に重点を置く。


■日本画家は細部を見る分析的な構造ではなく
全体を見て直観的なデザインとして絵を描く。

それをドラッカーは位相数学的だと言う。

位相数学によると
空間が線を決めるのであり
線が空間を決めるのではない。


■ゲシュタルト、形態をデザインする時、
日本以外では、焼物と漆と絵画は
美術品としても社会的価値において別物である。

しかし日本では
お互いに密接に連結しあっている。

美術を分類する上で
遠近法もなくプロポーション（比例バランス）
を無視する位相数学的にデザインする
日本人のモノの見方があると言う。



■日本人は

絵画の技術を外国から取り入れても
分析的分類的技術である幾何学や算術を
全体の形態（ゲシュタルト）として

位相数学に変質させてしまう。

ドラッカーはそこから日本人論を展開する。


日本人は
外国文化を受け入れ、
そしてそれを日本化してしまうことを
日本の歴史と経験から実証する。




〇編集後記（ゲシュタルト）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ゲシュタルト心理学（Gestalt Psychology）とは、
人間の精神を、部分や要素の集合ではなく、全体性や構造に重点を置いて捉える。
この全体性を持ったまとまりのある構造をドイツ語で
ゲシュタルト(Gestalt ：形態)と呼ぶ。
ゲシュタルト心理学は、ヴントを中心とした要素主義・構成主義の
心理学に対する反論として、20世紀初頭にドイツにて
提起された経緯を持つ。精神分析学や行動主義心理学に比べると、
元々の心理学に近いと言える。自然科学的・実験主義的アプローチや、
全体性の考察に力学の概念を取り入れた事など、現代の心理学に影響与えた。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝




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そしてこれらの研究開発を鼓舞した２つのマネジメント思想も
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