◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第657号
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「和魂洋才のイノベーション」




目次
…………………………………………………
〇前書き  「今必要な和魂洋才の勇気」
〇本文　　「製品ではなく時間価値を売るイノベーション」
〇編集後記「和魂洋才・和魂漢才」
………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。

令和3年3月10日水曜日メルマガ配信します。




〇前書き「今必要な和魂洋才の勇気」




■3月6日昨年10月から始めた
ドラッカーコミュニテイカレッジDCC第一期10回終了しました。
初回の様子ご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2hhp0sy0tt64qcjspw


さて、
コロナ禍で経済社会活動が世界的に低迷していますが
それ以前に日本だけの経済低迷が
30年以上に渡って続いています。


中国やインドといった新興国が台頭し、グローバル経
済での競争が激化する中、日本経済は相対的に地盤沈下が
続いています。

なぜか？

人口減少・少子高齢化の問題、生活防衛による消費低迷
が原因と識者は分析しています。

しかしそれは結果でしかない。


日本人がかって「ジャパンアズナンバーワン」
と持てはやされたかっての自信を喪失していることが
最大の要因です。


■年金・医療・介護などの社会保障給付費の膨
張や、税収や社会保険料収入の減少、高齢者を中心とする
生活保護世帯の増加といった形で、国家財政破綻などと

政府もマスコミも心理的不安を煽って来た。

ますます消費が伸びません。


コロナ禍における不安心理を煽った構図と同じように
見えます。

不安心理が悪循環しています。


■今や「国難」として捉える時代に入っています。

幕末から明治にかけて西洋列強からの圧力に
富国強兵などのスローガンで国難に対処した
「和魂洋才」の勇気が今こそ必要では無いでしょうか？


NHKの大河ドラマの主人公になっている渋沢栄一は
西洋の資本主義社会を徹底的に研究して
日本的資本主義を構想して

500社に上る会社や福祉施設を創業しました。

西洋の優れた知見を取り入れた日本固有のものを作った
事例は豊田佐吉の自動織機からトヨタ自動車への
イノベーションも「和魂洋才」の勇気です。




■ドラッカーコミュニテイカレッジDCC第二期（2021.4.10〜9.25全12回）
「和魂洋才リーダーシップマネジメント講座」ご案内します。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2ihp0sy0tt64qcjnRF

1.渋沢栄一からも影響を受けたドラッカーを
日本的経営と対比することで理解が深まります

2.ドラッカーを知ることで、西洋の脱近代思想と日本の文化的背景の共通性が分かり、
マネジメントの新しいパラダイムを学ぶことができます

3.近代科学の方法論である米国ＭＢＡは頭（分析・理論）に偏りがちで
精神論、身体論を非科学的と切り捨てる傾向がありますが、
心と頭と身体（心技体）の三位一体の枠組みでマネジメントのツールを
体系的に学ぶことができます

4.「日本は歴史的に海外のものを日本固有のものにする能力がある」
とのドラッカーの評価に従い、西洋の思想を単に紹介するだけでなく、
日本と西洋の思想を統合させた和魂洋才のマネジメント論を展開します。

DCC2期の特徴は
欧米でもてはやされているイノベーション論
U理論、デザイン思考を

「和魂洋才」の日本的な思考と一体化させます。

ご関心ある方は以下のURLからお申込みください。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2jhp0sy0tt64qcjfmi

■さて、
本日のテーマ
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「製品ではなく時間価値を売るイノベーション」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）」より
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■イノベーションとは製品というより
顧客価値の新機軸を開発することである。

ある建設機械用の潤滑油のメーカーが
潤滑油の改良によるビジネスモデルから

建設機械の稼働時間を売るビジネスモデルを
イノベーションした。

■潤滑油メーカーの顧客である土木業者にとって
の価値は潤滑油そのものより
建設機械の稼働時間である。

稼働時間が土木業者の収入になる。

潤滑油は建設機械が動かなくなるために失われる時間、
すなわち機会損失を減らす手段である。

その機会損失は潤滑油の費用よりはるかに上回る。


■その潤滑油メーカーは土木業者に建設機械の
メンテナンスサービスを売ることにした。

建設機械の稼働時間、非稼働時間を分析して
メンテナンス計画と見積りを提示して、

潤滑油を原因とする年間稼働時間の損失を
一定時間内に抑えることを保証する。


■土木業者は潤滑油を買うのではない。

稼働時間という最も貴重な価値を買う。

製品ではなく時間価値を売るイノベーションである。




〇編集後記（和魂洋才・和魂漢才）
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和魂洋才とは、日本古来の精神を大切にしつつ、西洋からの
優れた学問・知識・技術などを摂取・活用し、両者を
調和・発展させていくという意味の言葉である。明治維新で
日本の精神を失わないで西洋の科学文化を取り入れて日本が進化
発展した。古くは中国から仏教や儒教などの思想を日本固有の
精神の元で取り入れた「和魂漢才」から創られた用語である。
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■ホームページご案内

SCM（サプライチェーンマネジメント）とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2khp0sy0tt64qcjwqB


■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
１０％程度向上しました。

↓


今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2lhp0sy0tt64qcj5RN


２つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」


そしてこれらの研究開発を鼓舞した２つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2mhp0sy0tt64qcjV50


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今岡善次郎


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運営　株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0y2nhp0sy0tt64qcjvio



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