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                   第651号
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「自律するひとり一人が現実に基づき他者のために行動する」




目次
…………………………………………………
〇前書き  「混沌としている国際政治にドラッカーならどう言うか」
〇本文  「離れ小島を作らない:機械中心ではなく仕事中心に」
〇編集後記「トヨタ式経営とTOC:制約理論」
………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。

令和3年2月2日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き「混沌としている国際政治にドラッカーならどう言うか」


■マネジメントの発明者、あるいは神様と称されたドラッカーは
自らは社会生態学者であり、人の生き方、組織のマネジメント、
社会の健全な運営など探求した研究者だったの思います。

自然生態学が生き物を生きたままで
共生し、寄生し、食い合いの食物連鎖しているように
社会も共生しながら依存し覇権争い、戦争は無くなることもない。

平和への望みはいつの世も絶望と併存しています。


世界はコロナ禍にあり問題本質が見えていない。

米国の大統領選挙はバイデンが勝利したことになっているが
真実が見えていない。


■マネジメントの問題は実態をどう正確に捉えるかがが
正しい判断と行動を生みます。

ドラッカーはマネジメントの原理を述べて実例を紹介していますが
最初に仮説をもって実例を調べる手法に見えます。

社会組織の健全なマネジメントには
・一部のエリートではなく自律する現場が
・現実を俯瞰的に観察して
・自分の利益ではなく人の為に行動すること
である。


■コロナ禍も米国大統領選挙も
一部の専門官僚とマスコミが偏った情報で
人々のためではなく権益のために動いているように思えて仕方ありません。

人々の思いと多様な俯瞰的な情報と知見を共有することで
ひとり一人が自分で考えることでしか
打開する道は無い。



■ドラッカーの知見と
日本を代表するものづくりの生産方式を
開発したトヨタ自動車の知見はマネジメント体系化において共通します。


次回はドラッカーコミュニテイカレッジ#8「時間短縮のイノベーション」
(モノづくりにおける時間短縮のイノベーション)で
2月13日土曜日開催します。

テーマは
・在庫時間診断と経営改善の処方箋
・トヨタ式経営をマネジメント原理にしたTOC(制約理論)
・ドラッカーとトヨタ式経営の実践原理: 時間とフィードバック・統合・流れ



ご関心ある方は以下のURLからお申込みください。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qh93p0rye781hsqrQY1


〇本文
■さて、
本日のテーマ
===========================
「離れ小島を作らない:機械中心ではなく仕事中心に」

「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
===========================

■ものづくりは「物」を「人」が「機械」を使って行う。

例えばプレス機械が自動化されるとスイッチを
押すだけで人は何もしなくていい。

手が余り次に作業まで待つことになるので
「手待ち」という。

手待ちとは人が稼働していない状態である。

その手待ち時間を有効に活用して他の作業することで
人のムダな時間を減らすために
いろいろな方法が考えられている。


■その一つが「離れ小島を作らない」です。

作業者が離れて配置されていてはお互いに助け合うこともできない。

助け合の出来る距離にあれば手待ちの時間に
応援できることで他の作業者の時間の遅れをカバーできる。


トヨタ生産方式では人と機械をセットにしないで
独立して自在に組み合わせる。



■機械の配置はモノの流れに沿って配置される。

人は機械毎に担当が固定されないので
機械毎の作業状況により必要に応じて移動する。

作業者の効率が最大になるようにするには機械の配列が
離れ小島になっていてはいけない。


機械の配列には
V字型、L字型、U字型など人の移動時間が最小になるように
モノの流れと人の動きの双方を考慮して配置を考える。


■このように5人で5つの機械を使った現場で
1人減らして4人で仕事する。

これが離れ小島を作らない方法であり、
ドラッカーが言う
「機械中心ではなく仕事中心に配置する」
ことである。




〇編集後記(トヨタ式経営とTOC:制約理論)
===========================
トヨタ生産方式は戦後米国の自動車生産技術を学びながらも
20年以上の時間をかけてえ独自に工夫改善し、不況の時代に
他社が苦戦するなかで業績を上げていることで注目されました。
イスラエル人のゴールドラット博士のTOC(制約理論)も
トヨタの影響を大きく受けている。ドラッカーはトヨタの影響
というよりもどちらもマネジメントの本質を追求して同じ原理に
行きついたと考えたい。
===========================





■ホームページご案内

SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qha3p0rye781hsqruHI


■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。




今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qhb3p0rye781hsqrYwH


2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」


そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qhc3p0rye781hsqrapj


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

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学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
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金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。

寄付金(お布施)箱(口座)

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 アイエスデイアイ


■ホームページ
ISDI今岡システムダイナミックス研究所
運営 株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qhd3p0rye781hsqriJ7



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株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0qhg3p0rye781hsqrbSq


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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。