◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第651号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「本当の知恵は専門家の理論からではなく観察から」
目次
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〇前書き 「PCR正常化プロジェクトが発足」
〇本文 「供給者のコストではなく顧客にとっての価値で価格設定する」
〇編集後記「観音菩薩と現代科学」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和3年1月27日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き「PCR正常化プロジェクトが発足」
■新型コロナ禍が騒ぎになって1年経過しました。
豪華客船ダイアモンドプリンセスの密接な空間に3,713人が
閉じ込められ、712の乗客乗員が感染し、
14例の死亡が確認されました(致命率2.0%)
世界57カ国から船員1,068人, 乗客2,645人の大人数だったこともあり
連日水際対策の状況が世界に発信されました。
その後、世界で感染症専門家が世論をリード、
政府を巻き込んでロックダウン、三密回避、ソーシャルデスタンス、
外出自粛などパンデミック対策が取られ暗い影を落としています。
しかしながら1年経っていろいろなことが分かり
心ある識者が現実を多面的に分析しています。
本当の知恵は専門家の理論からではなく観察から生まれます。
■先ずダイヤモンドプリンセスのデータから得られる知見は
現在の新型コロナ問題の対策を考える上で
重要な考察を与えます。
感染者が出るまで対策は取られなかったが
(3713-712)/3713=約80%の乗客に症状は無かった。
80%は自然の免疫力を持っていたと言えます。
20%が感染したが死者は
14/3713=0.4%で感染者の中でも持病がある高齢者だけだった。
■現在第3波で緊急事態宣言が出て
連日PCR検査陽性者数が
テレビで報道され恐怖が煽られています。
重症者や死者は普通のインフルエンザと同じく
高齢者や持病がある人に限られている。
例外はあるものの風邪でもインフルエンザでも
どんな病気にも例外があるがことさら個別の事例を取り上げて
恐怖を煽っているように見えます。
PCR検査で陽性でも感染とは違うこと
その検査の正確度も疑義が沢山出されています。
0.1μmというタバコの煙のように飛翔するウイルス伝播の
元や経路を断つ対策に効果があるのか?
■感染症専門家以外のウイルス学、微生物学、免疫学、いろいろな多面的な
データ分析している知見の中で
1つ信頼できるのは
ワクチンも疑問視されている中で
自然免疫による対策です。
ウイルスに曝露されるのは防ぎようがなければ
自分の身体に入らないようにするか
入っても撃破するか
感染しても発病しないようにするか。
ひとり一人が自分の身体を守る術を政府もマスコミも
国民を啓蒙してもらいたいものです。
ネット上ではこんな俯瞰的な事実も公表されています。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0ve5uo0ryvjbn1ib2iTH
■PCR正常化プロジェクトが発足しています。
新型コロナウイルスの感染者数が毎日報道されていますが、
「感染者」とされているのは、「PRC検査の陽性者」です。
更に、この「陽性者」とする判断基準は非科学的であるうえ、
不要な社会不安を過剰に煽る要因になっています。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0ve6uo0ryvjbn1ib2ubZ
■先週土曜日1月23日開催第7回DCC(ドラッカーコミュニテイカレッジ)
「観察・理論・実験」開催しました。
(発想法:現実からプロトタイプ実証実験)
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0ve7uo0ryvjbn1ib2RcF
今岡善次郎の半生の仕事の紹介と
そのベースとなる学んだ方法論を紹介しました。
ドラッカー、森信三、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、
梅棹忠夫、川喜多次郎、野中郁次郎の方法論と
多くの部分で重なります。
■次回はドラッカーコミュニテイカレッジ#8「時間短縮のイノベーション」
(モノづくりにおける時間短縮のイノベーション)で
2月13日土曜日開催します。
テーマは
・在庫時間診断と経営改善の処方箋
・トヨタ式経営をマネジメント原理にしたTOC(制約理論)
・ドラッカーとトヨタ式経営の実践原理:時間とフィードバック・統合・流れ
ご関心ある方は以下のURLからお申込みください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0ve8uo0ryvjbn1ib24rW
■さて、
本日のテーマ
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「供給者のコストではなく顧客にとっての価値で価格設定する」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■製品を売るのではなく経験を売るという
最近のビジネスモデルの事例としてジレットを以前紹介しました。
今は当たり前になっている
コピー機においても最初にイノベーションしたのは
ハロイドというゼロックスの前身の無名の会社だった。
コピー機の発明者は特許を印刷会社に売ろうとしたが
市場は作れなかった。
■印刷機の代替と考えた発明者は
新発明のコピー機の事業において
製造コストからコピー機の価格を設定した。
コピー機を買うということは
それなりの投資であり、役員会の決裁を必要とする。
ゼロックスはコピー機を売りはしなかった。
コピー機が生み出すもの、
コピーを売った。
一枚当たり5セントならば役員会の決裁ではなく
事務費として事務員でも買える。
■価格設定の仕方によって
顧客は供給者が生産するものではなく自分達が買うもの、
すなわち
一回のひげそり、一枚のコピーを買うのだ。
多くの顧客の総額はコピー機の生産コストを上回り
ゼロックスは事業として成長した。
■ドラッカーは顧客創造戦略の中で
価格戦略としてジレットとゼロックスの事例を上げた。
マネジメントをイノベーションとマーケテイングで
定義したドラッカーはその目的を
顧客の創造とした。
毎日安全で格安にヒゲを剃る人
素早く綺麗に情報をコピーしたい人
を創造した。
〇編集後記(観音菩薩と現代科学)
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観音菩薩の起源の定説は無いがインドの土着思想が仏教に
取り入れられ原始的知恵の神様ではないかと思われる。
観察された(avalokita )」と「自在者(??vara)」の合成語であり
現実をありのまま見る観察が知識となり方法論となるという
点で現代の科学的方法論と重なる。宮本武蔵の「五輪の書」では
仏教も儒教も兵法書も参考にしないで観音菩薩を心の鏡として
書いたと述べている。自分の観たもの感じたことのみ信じて
兵法を編み出したイノベーションと言える。
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0ve9uo0ryvjbn1ib2gTF
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0veauo0ryvjbn1ib28kA
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0vebuo0ryvjbn1ib24MD
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。