◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第637号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「機械システムと社会システムの制御とマネジメント」
目次
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〇前書き 「青年ドラッカーの志と学生時代の今岡善次郎の志」
〇本文 「自分の姿を客観的に観る」
〇編集後記「現代制御理論」
………………………………………………………
令和2年10月21日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「青年ドラッカーの志と学生時代の今岡善次郎の志」
■東日本大震災の2011年4月から2014年3月までの
4年間主催しその後休講していた
「コミュニテイカフェ:ドラッカー塾」を
LMA協会とのコラボで
「ドラッカーコミュニテイカレッジ(DCC)」として
LMA協会代表の大河内奈緒美さんのナビゲーションで開催します。
10月17日公開講座(オリエンテーション)
開催しました。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03fpjs08xrsmctryxc5L
■講義に先立ち
「何故ドラッカーか?」の問いに答えるために
今岡善次郎の自己紹介をしました。
第二次世界大戦前、
ドラッカー青年はオーストリアウイーンに生まれ
ドイツフランクフルトで大学に通いながら新聞記者のアルバイトして
ナチスドイツを間のあたりに見ました。
最先端のヨーロッパの
科学、宗教、経済学、哲学が社会の平和と安定に
役に立っていない。
青年ドラッカーは
「何故か?どうすればいいか?という問い」の答えを探そうという
志を立てました。
そして「マネジメント」を発明しました。
1970年前後の日本全国で蔓延していた
大学紛争時代に工学部学生だった今岡善次郎は
マルクスレーニン主義で革命を標榜する
前衛的学生運動をみて共産主義ではない何か
工学的手法で世の中をよくできないか?
と自問していました。
現代制御工学では
システムの目的関数と
システムの特性をモデル化する状態方程式と
システムの制約条件を与えて
目的関数最大になる制御変数を求める。
■機械システムを社会システムに置き換えてモデル化すれば
人類のために役立つシステム制御(マネジメント)体系が
できるのではないかと密かに志を立てました。
それがライフワークとなり
企業研究のために22年年間で4社の転職、
企業経営の自営業コンサルタントとして独立。
経営力学、サプライチェーンマネジメントなど
マネジメント体系化につながりドラッカーに行きつきました。
MOTやMBAの大学客員教授、ドラッカー塾主催等
本ドラッカーメルマガ配信などの僕にとっては
学生時代の志で一貫しています。
機械システムの状態方程式はニュートン力学で
構成要素の運動を微分方程式でモデル化します。
企業システムや社会システムの構成構成要素は人間である。
人間の行動状態方程式をモデル化しなければならない。
ニュートンの代わりになるのがドラッカーであると発見しました。
このコミュニテイでドラッカーを基軸に東西の知見を集めて
分かり易く使いやすい道具としての
マネジメント体系化を更に進めるつもりです。
■ドラッカー・コミュニティ・カレッジ
〜新時代の「経営」を創る〜
オリエンテーションでは予告編として一部紹介しましたが
第一回「ドラッカーの社会生態学マネジメント」
(10月24日土曜13時30分から90分)では丁寧に分かり易く
質問やデスカッションの時間をとります。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03fqjs08xrsmctryxxEC
(1回スポット参加4,000円)
10回コースのご案内は以下の通りです。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03frjs08xrsmctryxdyO
(10回コース参加30,000円)
10回コース申し込みの方で
ご都合のつかない日があった場合でも、後日、講義録画を配信いたしますので、
何度でも講義を見ることができます。
(動画視聴のパスワードをお伝えします。)
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「自分の姿を客観的に観る」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■トヨタ式生産方式は
米国由来のIE(インダストリアルエンジニアリング)
からもじってMIE(儲かるIE)と主張している。
品質やムダの原因をナゼWHYと追究し
「5回のナゼWHY」を繰り返し徹底的に根本原因を明らかにし
対策改善して標準化する。
その中で作業のムダを改善する時
作業者自身がどこにムダがあるか突き止めることが
要求される。
■ある会社で作業をビデオで撮影して
ムダの発見をする検討会議した。
いろいろな意見が出たが
それを見た作業者や監督者、改善係が
いろいろな改善案を出した。
改善係という専門職の改善案より
作業者本人が出した改善案の方が
定着率が良かったそうである。
改善専門職が出した提案は作業者はなかなかやらないが
自分が出した改善提案はすぐ実行するし、
更に改善する。
■「自分の後ろ姿を自分で眺める」ということが
なかなかできない。
人は他人ばかり見て欠点を言う。
専門家も自分の知識を基準にして問題指摘する。
他人ばかりが問題の発生源だと考えがちだ。
しかし当事者本人が自分を客観的に見て
改善することが重要なのだ。
■「5回のナゼWHY」を繰り返し
対策改善して標準化するのは作業者自身が行うことが
大事である。
トヨタ式生産方式の知見はドラッカーマネジメントの
真髄にも見られる。
マネジメントにおいて
指揮命令する側と指揮命令に従う側を分けるのは
伝統的なマネジメントスタイルである。
問題を分割して責任者を追及するのではなく
全員が何らかの役割と位置づけにおいて
客観的に俯瞰的に見ることによってイノベーションが
可能となる。
〇編集後記(現代制御理論)
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現代制御論は、状態方程式と呼ばれる一階の常微分方程式
として表現された制御対象に対して、力学系を初めとする
種々の数学的な成果を応用して、フィードバック系の安定性、
時間応答や周波数応答などを評価して望みの挙動を達成する
ことを目的とする理論である。最適化のために評価指標を与え、
それを最小化(又は最大化)することで、
最適な制御系を与えることを目的とした理論である。
(Wikipedia)
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03fsjs08xrsmctryxFMC
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03ftjs08xrsmctryxETD
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03fujs08xrsmctryxmNV
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本メールの返信でよろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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ISDI今岡システムダイナミックス研究所
運営 株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j03fvjs08xrsmctryxTfS
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。