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第628号
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「頭を切り替えて限られた人生の時間を有効に使う」
目次
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〇前書き 「新型コロナを絶滅することは不可能」
〇本文 「経済ロットの存在理由を無くす段取り替え時間短縮」
〇編集後記「シングル段取り」
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令和2年8月19日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「頭を切り替えて限られた人生の時間を有効に使う」
■長い梅雨の後、連日の猛著、そしてコロナ禍
で重苦しい真夏ですね。
恐怖を煽る報道で
マスクは当然として
外出自主規制、飲食店、スポーツ開催制限など相当徹底して
いると思いますがウイルスの感染は防ぎようがない。
夜の街だけではなく職場感染、家庭感染、
大学高校の寮内感染など
あらゆるところに拡大している。
連日のテレビ報道で委縮するのではなく
交通事故や癌や心臓血管に比べて圧倒的少ない死者数を出す
インフレエンザが流行していると考えて受け入れるしかない。
■新型コロナを絶滅することは不可能です。
100年前のスペイン風邪のウイルスは今も絶滅していなく
今でもインフルエンザの一種として感染する人はいるらしい。
しかしスペイン風邪はワクチンや治療薬ではなく
人間の免疫力で抑えました。
■結局どんな感染防止対策をとっても
蔓延時間を延ばすだけ、集団免疫形成を先送りにするだけ
でしかないように思います。
感染防止策とはただ急激な患者増加に対して
医療資源の能力を超える医療崩壊を防ぐことが目的で
新型コロナを絶滅させることではない。
既に日本では集団免疫が出来ていると分析知見
(免疫学の権威 順天堂大学奥村康先生と
医療データ分析権威京都大学上久保先生)もあります。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j030lur07xeuaamhbaEvt
これらの知見・データ分析の結果を見て
共感して前向きに行動する人もあれば
否定して自分が恐怖心で委縮するだけではなく他人への自粛警察する人もいる。
どちらが自分にとっても社会にとっても大事か?
もうそろそろ頭を切り替えて
限られた人生の時間を有効に使いたいものです。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「経済ロットの存在理由を無くす段取り替え時間短縮」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■工場で作る製品が複数ある時、
台所で料理する数が多い時、
今日1日かたずけなければならないことが多い時
できれば1つに絞り、その1つを大量に作りたい。
料理は一品を多くつくりたい。
1日1つの仕事で数をこなしたい。
1つを数こなす、すなわちロットが多いほど
1個当たり安くできる。
これを経済ロットと言います。
■なぜ経済ロットという概念が生産に必要かといえば
いろいろ複数の品種をつくると
ある品物から別の品物を作る時、段取り替えという
準備が必要だから。
コンロが1つなら鍋で味噌汁を作ってから
その後でフライパンで肉を焼くと
鍋からフライパンへの段取り替えが必要である。
この段取り替え時間の短縮はできないという
前提があるのでロットを大きくしたい。
切り替え時間がシングル段取り(10分未満)にすることに
よってロットを小さくしても
稼働時間が大きく減らない。
■同じことと繰り返し長時間作業するより
複数の異なることを手早く切り替えながら行う方が
限られた時間を有効に使えます。
仕事から家事へ、家事から家族や友人との交流時間へ。
遊びから仕事へ、
複数の仕事を平行に進めるとき
頭も身体も素早く切り替えることは難しい。
■トヨタ生産方式における「シングル段取り」という概念は
設備やシステムや熟練によって素早く切り替えることが
限られた時間を有効に使うことに役立ちます。
これは工場における生産だけではなく
日常生活や企業の本社部門やマネジメント、
行政や国会でも言えます。
コロナ禍で様々な制約の中で経済活動をするとき
シングル段取りという切り替え術は有効です。
〇編集後記(シングル段取り)
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自動車のボディ部品は、プレス機械と金型を用いて鉄板を成形する。
その金型の交換作業(段取り作業)は非常に時間がかかり、
数時間かかることもざらであった。また段取り作業に時間がかかることから、
その損失時間を埋め合わせる意味からも一度金型を交換したら
長時間同じ部品を生産し続けることは普通であった。
そのため工程間の仕掛在庫は増大し、部品を生産する
プレス機械などの設備は多く確保する必要があった。
トヨタ自動車の大野耐一らがアメリカのビッグスリーの生産に関する
情報を得た際、当時規模の面で圧倒的に離されていた
ビッグスリーが行っていた前述のような生産手法を真似するのでは
彼らに太刀打ちできないとして、段取り時間の短縮を切り口とした
改善を検討した。その際、新郷重雄らの協力を仰ぎ、
新郷が東洋製鋼との協業の中でアイデアを得ていた金型の内段取り、
外段取りの考え方と取り入れ、ある部品の生産完了後10分以内に
別部品の金型へと交換し、生産を行うシングル段取りを実現した。
これにより、仕掛在庫の低減によるジャストインタイム生産システム
への対応、設備稼働率の向上、必要設備の最小化など様々な面で
その効果を発揮することとなった。また今日では、
段取り時間を更に短縮し、2分以内の交換完了を目指すことが多い。
2分以内の段取りを特に『ワンタッチ段取り』と呼ぶ(ウキぺディア)
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j030mur07xeuaamhbao2w
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j030nur07xeuaamhba3NT
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j030our07xeuaamhbalCY
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