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第623号
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「専門家ではない方がデータを虚心坦懐に分析できる」
目次
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〇前書き 「専門家だからと科学的とは言えない」
〇本文 「優位に安住する企業はイノベーションできない」
〇編集後記「科学的方法論」
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令和2年7月22日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「専門家ではない方がデータを虚心坦懐に分析できる」
■知人から大変重要で興味深い記事PRESDIDENTonlineを
紹介されました。
「世界がモヤモヤする「日本の奇蹟」を裏付ける"国民集団免疫説"…京大教授ら発表」
日本の死者数がここまで少ないのは何故か?
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻ビッグデータ医科学部門
特定教授 上久保靖彦氏によると
日本はすでに国民集団免疫を確立している。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j02c5hr07xpchq1ovwvwl
(動画https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j02c6hr07xpchq1ovwlV9
■インフルエンザと
武漢発の新型コロナウイルス初期(S型)、中期型(K型)、強力(G型)
それぞれの3段階での感染曲線から
ウイルス間の干渉という現象で説明しています。
新型コロナウイルスに感染しているとインフルエンザに感染しない。
逆も成り立つ。
インフルエンザに感染していると新型コロナウイルスに感染しない。
日本で2019年の後半に
インフルエンザの流行が抑えられたのは
すでに初期のS型武漢ウイルスによる干渉であった。
■現在世界で死者が増えて医療崩壊起こしているのは
最後の強力なG型である。
日本は2月中旬まで武漢以外の中国人を締め出していなかったから
30万人のK型ウイルスの中国人感染者から
多くの日本人が感染して既に抗体を作っていた。
3月末時点で軽症のK型に50%感染し抗体を形成した。
G型ウイルスの集団免疫ができて収束するまで
80%感染する必要があるが4〜6月で30%感染したから
もうすでに80%は感染し抗体ができている。
欧米は早くから中国を締め出したからK型も締め出され
抗体ができない状況でG型が侵入して重症者、死者が増大した。
詳しくは上記記事と動画を見て頂くとして
政府が政策の根拠とする感染症専門家はデータ分析より
専門知識を根拠としている。
■専門家だからと科学的とは言えない。
専門家ではない方がデータを虚心坦懐に分析できる。
古来常識と言われていることが
間違っていることは多い。
本メルマガではずっと感染症専門家だけではなく
免疫の専門家、データ分析の専門家、生態学の専門家が
政府に提言すべきと提起していました。
経済の崩壊、他の疾患で30万人の犠牲者が
出ている状況を救うためにも
上久保靖彦教授の説は拡散する価値があると思いました。
■さて、
本日のテーマ
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「優位に安住する企業はイノベーションできない」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■NIH(Not Invented Here)シンドローム
だけでなく市場で優位にあるものはその強みが
弱点となる。
強いものはさらに
SBU(戦略的事業単位)で優位な市場に資源をシフトする。
つまりはいいとこ取りして
最も利益が上がる市場や事業に集中する。
多機能の品揃えを広げる。
創業者として市場リーダーとしての
当然の利益だとして安住する。
■米国でゼロックスが取った戦略は
大手ユーザーに的を絞り、機能を拡張した。
各種分析機器や医療機器メーカでもリーダーは
顧客満足という名分で機能追加し、処理速度を上げ
付加価値を最大化する戦略を取る。
そして高価格になり
補修サービスが複雑になる。
そこが新規参入者にとって突き入る隙間になる。
■しかし
トップの地位にいるものが得ている利益は
数年後に覇権を争うべきイノベーターに与える補助金に他ならない。
自分の持つブランドや資産に依存する。
顧客の声を真摯に聞かず自分の思いで
製品を開発する。
創業者利益という錯覚がいつまでも続くと
思いこむ。
コスト削減と価格戦略という目先の
利益追求がマネジメントの関心となる。
■ドラッカーの警告は
日本では「大企業の官僚主義」批判に相当する。
現状上手く行っているならば
敢えて新しいことをやる必要が無いと考えてしまう。
それを避ける手段は
競争相手ではなく自らの手によって新製品を導入し
自らの製品を陳腐化することである。
かっての日本の複写機メーカーや
ソニーが米国の優良大企業を浸食した事例から導かれた原理が
今日本の大企業にとって教訓となる。
そこに必要なマインドは挑戦する勇気である。
〇編集後記(科学的方法論)
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科学的方法論とは現象から因果関係の仮説を設定,実験の計画,
実験による検証,実験データの分析・解釈,推論など探究の
方法にしたがって原理を導くことである。専門知識を応用して
問題解決するのは公式を応用する技術であるが科学的方法論は
現象からスタートする。
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j02c7hr07xpchq1ovwHac
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j02c8hr07xpchq1ovwFbO
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j02c9hr07xpchq1ovwMHq
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。