◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第622号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「何を価値にする経済システムにするかでムダが分かる」
目次
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〇前書き 「ムダの無い感染予防と経済活動の両立」
〇本文 「ムダを取るのは人類の福祉のため」
〇編集後記「ムダ取りと「トヨタ生産方式」」
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令和2年7月8日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「ムダの無い感染予防と経済活動の両立」
■昨日は七夕、24節気の「小暑」でした。
これから梅雨が明け猛著に季節になりますね。
九州地方をはじめ、全国各地で大雨の被害がでており、
心痛む七夕の日となりました。
今年は新型コロナウイルスによる恐怖感が蔓延した上に
天然災害が加わり経済活動が停滞し
生活の活動も縮小しています。
■経済活動とは
生活に必要なものやサービスを供給することです。
生活に必要なものやサービスとは
衣食住にからむ製品、娯楽、教育、スポーツ、旅行、移動など
消費を伴う需要である。
需要があっても供給経済活動が減れば
生活レベルは下がる。
需要が縮小して経済活動持続すれば在庫というムダが
発生します。
ムダか、価値があるか
ひとそれぞれであり政治も社会も強制するものではないが
生活と生産活動において安全安心を得て精神的身体的健康
に暮らす社会に必要な経済活動以外はムダかもしれない。
その意味でコロナ禍はムダ経済活動と
真の価値を生む経済活動が明確になるかもしれません。
モノより芸術や教育などが重視される資本主義経済に
移行する可能性がある。
■ところで連日のテレビ報道で
東京での感染者数が100人超えの日々が続いて
再び恐怖感が蔓延っています。
昨日の日経の記事によると
4月5日のPCR検査1日460件(陽性率20.8%)に対して
7月4日のPCR検査1日2100件(陽性率4.4%)
検査数(サンプル数)が4.6倍に増えていることが
感染者数が増ている主因です。
品質検査でサンプルが増えれば不良品は増える。
7月の100人の感染者数は4月並みの検査に換算すると
100/4.6=21人となります。
増えていると言っても4月ピーク200人に比べると
10分の1でほゞ収束していると言っていい。
どんな対策取っても0にできない。
■ウイズコロナの生活とは
通常のインフルエンザと同じく
医療能力を超える患者数増加の医療崩壊を回避しつつ
ある程度感染を容認する生活と言えます。
これなら
ひとり一人にとってムダは何か認識しながら
感染予防と経済活動と両立できると思います。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「ムダを取るのは人類の福祉のため」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■トヨタ生産方式の真髄は徹底的なムダを取ることにある。
作業時間=付加価値時間+ムダ時間
と考えてムダ時間を無くせば
作業時間=付加価値時間となる。
ムダ時間とは顧客に価値を生まない時間である。
顧客価値とは社会的には人類の福祉である。
ムダ時間には
検査時間、運搬時間、滞留(在庫)時間がある。
■検査は不良が出ないなら不要である。
不良が発生しない作り方や
工程で自主的にチェックして不良を生まなければ
検査は不要になる。
運搬も作業工程のレイアウトすることで
減らすことができる。
最後に滞留、すなわち在庫のムダ
を無くすことを重要課題とする。
いずれにしろムダ取りは社会の資源を
ムダに使わないで人類の福祉に役立てることである。
■社会や産業全体にとってもエネルギーのムダを無くせば
必要なエネルギー源である燃料を減らせる。
付加価値のあるエネルギーとは工場の動力であり
自動車や電車の人間の生活や経済活動に役立つエネルギーである。
エンジンや発電機で動力を作り機械システムを
動かす中で「振動」という動力をムダにしている現象がある。
■在庫という滞留のムダもエネルギーの無駄も
人間の生活とい価値を最小の資源で賄うことである。
マネジメントを発明したといわれる
ドラッカーはマネジメントの定義を
「社会的資源を顧客価値に変換することで人類の福祉に貢献」
することとした。
〇編集後記(ムダ取りと「トヨタ生産方式」ダイヤモンド社)
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本書はその基本思想を構想し、構築し、実践した大野耐一
(元トヨタ自工副社長)が著した生産管理および経営理念の
世界的バイブルである。
トヨタ生産方式の真髄は「徹底したムダの排除」にある。
それを実現するための柱が「ジャスト・イン・タイム」と
「自働化」である。欧米における自動車工業の大量生産に対抗し
勝ち残るため、トヨタは試行錯誤を繰り返し、
純粋に日本オリジナルの生産システムを追究するなかで、
これらの思想や方式を生み出した。
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0b49gr06xsjh4you4DGy
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0b4agr06xsjh4you4lXB
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0b4bgr06xsjh4you4WtP
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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