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第601号
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「生態系で生き残るための免疫システム」
目次
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〇前書き 「パンデミック(感染爆発)の恐怖」
〇本文 「免疫力という身体にとっての自衛隊組織」
〇編集後記「免疫システム」
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令和2年2月19日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「パンデミック(感染爆発)の恐怖」
■中国武漢発の新型コロナウイルスの感染が広がって
全世界に恐怖を与え始めています。
ウイルスは無数に生存している自然ですが
コウモリや動物には無害であっても
人間には肺炎を起こして死に至らせる危険な生物です。
人間を含む自然生態系(エコシステム)において
種と種の関係は、寄生、共生の他、
死に至らせる害を与えるだけの関係があるものまで多様です。
■エコシステムは複雑なネットワーク関係にあり、
害虫だと思っている種が
別の害虫を食っていて人類の役に立っていることもある。
かって中国の農業生産を拡大するため
害鳥である雀を駆除したら害虫が増えて農産物が壊滅した
という事例もあります。
労働者の給料を上げる最低賃金引上げ政策が
事業倒産を増やして雇用を無くす国もあります。
■しかしながら今回の新型のノロウイルスは
パンデミック(感染爆発)を引き起こし
人類の滅亡につながるという見解もあるほど
世界大戦に匹敵する災厄です。
国際的に英知を結集してこの人類の敵に対して
防衛(免疫)システムを確立して欲しいものです。
社会生態系における企業が生き残りために
内外の災厄に対する免疫システムを創る手法を
新しいマネジメントとして
体系化する必要があります。
〇本文
■さて、本日のテーマ
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「免疫力という身体にとっての自衛隊組織」
(「免疫力アップが全て「健康常識はウソだらけ」
奥村康WAC BUNKO)より
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■健康に暮らせるかどうかは
企業が健全に存続できるかどうかと同じように
その道の専門家と言われる人の話を鵜呑みにしないで
自分で考えることが必要です。
ヘンリーミンツバーグやドラッカーが
科学的経営やビジネススクールに否定的だったように
医療の専門家の健康知識が正しいとは限らない。
奥村先生は教科書にある公式や知識ではなく
現実の命の働きを観察して免疫学の最先端を分かりやすく
説明してくれます。
免疫のメカニズムを外敵から護る軍隊に喩えて
組織論で説明してくれます。
ここはしっかり確認しておきましょう。
自分の健康管理だけではなく
マネジメント論にも大きなヒントを与えてくれます。
■軍隊の名前を白血球隊と言います。
その下に3つの下部組織があり、その構成比は
マクロファージ隊5%
顆粒球隊60%
リンパ球隊35%
です。
免疫軍の歴史から言えば
最初はマクロファージしかなかったが
マクロファージから機能分化したのが
顆粒球隊とリンパ球体だった。
■マクロファージ軍の役割は
自ら手ごわい敵(大きな異物)を撃滅(処理)するだけではなく
役割に応じて進化した(子孫である)
顆粒球隊とリンパ球体に指令を出す。
顆粒球隊はマクロファージよりも攻撃力が増している。
特攻隊のように自爆して活性酸素という残骸(炎症)を出す。
身体には又残骸処理班(無毒化機能)がありますが
この特攻隊が強すぎると
自身の内部組織である内臓や血管を傷つけ
ガンなどの病気を持たらします。
■リンパ球は
インフルエンザなどの小さな外敵(ウイルス)を攻撃するとともに
その敵の攻撃手法を確立し知識として蓄え、
2度と侵略されない防御システムを築きます。
その防御システムは
組織内で知見が記憶される「獲得免疫」と言われている
後天的に学習した免疫と言えます。
一方顆粒球は
先天的な免疫力で「自然免疫」
と言われているようです。
免疫力という身体にとっての自衛隊組織を学ぶことは
企業組織のマネジメントにも役立ちそうですね。
歴史(進化)があり、機能分化(専門化)があり、
指令(指揮命令)があり、学習がある。
奥村先生の知見からドラッカー交えて
これから3週間毎に展開していきます。
〇編集後記(免疫システム)
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免疫システム(系:めんえきけい、英語: immune system)とは、
生体内で病原体などの非自己物質やがん細胞などの異常な細胞を
認識して殺滅することにより、生体を病気から保護する多数の機構
が集積した機構である。精密かつダイナミックな情報伝達を用
いて、細胞、組織、器官が複雑に連係している。この機構は
ウイルスから寄生虫まで広い範囲の病原体を感知し、
作用が正しく行われるために、生体自身の健常細胞や組織と
区別しなければならない。(ウキぺデイア)
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0goxpp04x1qo71vopbFl
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
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2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0gozpp04x1qo71vopKkS
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