◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第588号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「謙虚にして信念をもって仕事に取り組む」
目次
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〇前書き 「謙虚さと信念の相矛盾する資質を持つ」
〇本文 「企業の成長がトップ1人でマネジメントできる限界を超えたとき」
〇編集後記「ジムコリンズと中江藤樹」
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令和元年10月30日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「謙虚さと信念の相矛盾する資質を持つ」
■リチウムイオン電池でノーベル化学賞を取得した
旭化成の吉野彰先生は僕は面識はありませんが
大学と修士課程も同じで入学も卒業も同じ年です。
成功の前に3度、プロジェクトが実らなかった自身の経験から
「失敗しないと絶対に成功はない」と説きました。
ノーベル財団から
「環境問題の解決に役立つ技術」
とコメントされたことを喜んだ。
蓄電システムによって
太陽光発電や風力発電などの供給変動が激しくても
電気需要の変動があってもエネルギーロスがなくなる。
在庫にできない製品の生産コストは下げられない。
■今はスマホやPCへの応用が注目されているが
大きな動機は人類にとっての最大の問題、
環境問題解決だったのですね。
数年前のノーベル賞のLEDは
光エネルギーロスの節約が評価されました。
実は僕の特許技術も
回転軸ブレ抑制でありエネルギー消費の
大きい動力エネルギーの節約が動機でした。
僕なりの原理があり構造がありますが
専門家の間では理解されていない。
■特許をとっても実用化されるまで20年以上かかっている。
製品化は旭化成ではなくソニーだった。
失敗や試行錯誤もあるが
周りの人や世間の無理解にもめげずに継続した。
「自信を持っているつもりでやっていかないと、
なかなか「死の谷」は乗り越えられない」という。
光通信の分野で独創的な業績を上げた
西澤潤一先生の場合無理解な学会や特許庁に対して
常に「挑戦」していたという。
「自信」は時には周りから「傲慢」とも見られる。
謙虚さと信念の相矛盾する資質を持つことが
イノベーションにつながる。
■さて、
本日のテーマ
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「企業の成長がトップ1人でマネジメントできる限界を超えたとき」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■市場において地位を得て上場を果し資金を得て
経営システムも組織も確立した。
それにも関わらず
数年後に危機に落ちいる企業が多い。
事業体として成功し成人したかに見えるとき
理解できない苦境に立つ。
製品は一流、評判も良い。
しかし、事業は成長しなくなる。
収益や財務という数字の面で成果が上がらない。
■この場合の原因はおよそ同じである。
トップ1人でマネジメントできる限界を超えたときであり、
マネジメントのチームが機能していないことが
原因である。
適切なチームマネジメントが必要である。
士気が衰え、従業員の熱気が失われる。
やがて事業を作り上げた創業者が追い出される。
■対策はトップが事前にチームを構築することである。
相互信頼と相互理解ができるチームを機能させることが
不可欠である。
トップがリーダーシップを発揮している間に
いずれマネジメントチームに引き継ぐ決意をして
おかなければならない。
準備期間が必要である。
■マネジメントチームの役割は
創業者とキーになるマネジメントが重要な経営課題について相談し
理念や考え方の共有が必要である、
意見の違いや対立があっても
十分な話し合いの元で検討しなければならない。
重要な活動について
経営書の中から探すことは出来ない。
実際の事業の分析から見出さなければならない。
人のマネジメントか資金のマネジメントか。
それぞれの得意とすることに意見が一致する必要がある。
誰がどの仕事を担当すべきか。
重要な仕事の能力が実績によって証明されなければならない。
創業者は、自信と信念で突っ走るが
「謙虚さ」を兼ね持つことで
マネジメントチームに「協力と信頼」、
「責任」を持たせることを学ばなければならない。
〇編集後記(ジムコリンズと中江藤樹)
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米国の現代に経営学者ジムコリンズ著「ビジョナリーカンパニー」
によれば優れた経営者の第一の能力は「謙虚さと自律」だと言いました。
日本の江戸時代の陽明学者、中江藤樹は人間としての資質の
第一は「謙譲」そして「自尊」であると言いました。
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■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/i0zjdft0lvyajktahbgYP
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/i0zjeft0lvyajktahbagj
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