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第546号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「新時代の日本の生き方「愚直」」
目次
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・前書き「日本のコアコンピタンス」
・本文「交感神経を抑えることで糖尿病はコントロールできる」
・編集後記
………………
明けましておめでとうございます。
1月9日水曜日の週刊メルマガ配信します。
一部の読者は2日の配信と一部重複しているかもしれません。
本年もよろしくお願いします。
・前書き「日本のコアコンピタンス」
■平成31(2019)年は5月から新しい元号に移り日本人にとっては
時代の節目になります。
明治150年は明治、昭和、平成と続き、日本という国が
世界の中で大きく存在を変えた期間でした。
マネジメントという視点で考えると欧米から経済学や近代科学
を受け入れながらも日本化することで
大きな成功を収めたことは間違いありません。
150年は前半と後半で大きく分かれます。
明治維新、日清戦争、日露戦争、大東亜戦争など
軍事力を中心にした戦争の前半。
鉄鋼、造船、自動車、鉄道、電機など基幹産業で
世界最高水準に至った経済の後半。
■平成の30年間は経済バブル崩壊による停滞の時代と言われていますが、
GNPを根拠とする経済の体質から人間中心の経済に
日本が世界でいち早く転換する苦闘の時代ではなかったか?
GAFA (Google,Apple,Facebook,Amazon)のようなデジタルで世界制覇するような
企業が日本からでないことをもって
日本産業は停滞するという論調はあまりにも自虐的です。
デジタルを支えるリアルなものづくり企業は
日本の中小製造業に多い。
カリスマ経営によって短期に業績を上げ急成長するような
マネジメントではなく愚直に20年30年のコツコツと積み上げる経営が
日本的経営だと思われます。
ノーベル賞の本庶佑先生、半導体の西澤潤一先生も20年の年月をかけて
大きな成果を上げました。
■愚直に積み上げると言えば二宮尊徳の「積小為大」ですが
リーンプロダクションやTOC(制約理論)で新しいパラダイムを作った
トヨタ生産方式にしても「愚直な無駄取り」であったと
説明されています。
トヨタ式経営の思想的原点「豊田綱領」には尊徳思想が根底にある。
古臭いという現代の評論家がいるが
二宮尊徳はドラッカーに匹敵し、ドラッカーを絡めて説明することができます。
「至誠」真心をもってことに当たる。ドラッカーが経営者の最重要な資質は
真摯さであるというここと同じです。
「勤労」ドラッカーによる「成果を上げるものは頭の良さ、知識、性格、戦略ではなく
時間の活用、習慣である」ということと同じです。
「推譲」奪うことではなく与えること、利他の心が繁栄をもたらす。
短期に利益を蓄積することではなく長期的な先行投資が長期の反映をもたらすと
マネジメントの発明者ドラッカーの法則です。。
「分度」これは分析、定量化、バランスを計ることで現代の経営論で言えば
顧客、競合と自社の位置づけを認識して実現可能な計画を実施することです。
■今年を節目にした新時代にむけて
早急に取り組むべき課題は地球温暖化対策です。
米中貿易戦争はデジタル革命の覇権争いになっていますが
AIなどはデジタル技術で人間を管理する負の面が強く
人類の滅亡を早める地球温暖化対策にはなっていません。
デジタル革命に乗り遅れることを心配することより
愚直に利他の心で社会の生命力を強化する生き方が
日本のコアコンピタンスではないかと思います。
愚直に研究開発している「回転軸振動抑制特許技術」は
動力が回転抵抗によって起こす無駄な振動エネルギーロスを無くし
省エネに貢献し、エネルギーの無駄を削減すると
確信しています。
究極の2つの無駄「滞留の無駄」「動力エネルギーの無駄」
愚直に研究開発しました。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/i0eztvp0fvv30uuqpkQjs
・本文
■さて、本日のテーマ
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「交感神経を抑えることで糖尿病はコントロールできる」
「蘇活力」南和友、アチーブメント出版)より
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■糖尿病も自律神経の影響下にあるようです。
ご飯、パン、うどん、そばなどの炭水化物は
生命のエネルギー源であり、身体に欠かせない栄養素だが
その消化吸収を担う腸は
副交感神経のコントロール下にある。
緊張したり急いで食べると交感神経が働き
副交感神経が抑制されることで炭水化物は
エネルギーに変換されないで血液に糖として残る。
■交感神経を緊張させるとアドレナリンが出て
インシュリンの分泌を抑え血糖値を
下げる力が弱まる。
女性より男性に糖尿病が多いのは男性は女性に比べて
ゆっくり食事をすることが少ない。
女性はゆっくり食事をすることで
エネルギーは吸収されるが糖ではなく
脂肪になって残ることが多い。
■身体システムの特性を知ることが
病気にならない予防保全になる。
二宮尊徳の「天の理・人の理」は工学でも医学でも
人間社会を改善するイノベーションの考え方でもあります。
人間の身体は自然の一部であり、病気にならないように
「天の理」(自然の摂理)であり自律神経が調整しているが
人間は「人の理」である人知で「天の理」を上手く利用することで
健康を維持できる。
食材だけでなく食べ方や運動や睡眠など「人の理」で
「天の理」に従う身体システムのマネジメント
が必要になります。
■交感神経を抑えることで糖尿病はコントロールできる。
食事とその食べ方、
運動睡眠、仕事や趣味、交友関係など
ライフスタイル、習慣が交感神経や副交感神経に
大きな影響を及ぼす。
糖尿病や癌などは生活習慣病であり
薬や手術など対症療法に対して
生活習慣を変えることが根本治療になる。
かって上手くいっていた企業経営が苦境に陥いて倒産するのも
惰性の小手先の対症療法を繰り返し
根本的な問題を認識していないことが
原因だろうと思います。
■編集後記
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年末には同窓会や同郷会、それにいろいろ誘われる
研究会の忘年会には律儀に参加しています。
最近二宮尊徳を調べる機会があり「以恩報恩」
(恩をもって恩に報いる)というのが人間の義務である
というのを知りました。まだまだ社会とのつながり
大事にしたいと思います。
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■ホームページも、ものづくりの永遠の課題である
「在庫と欠品のジレンマ」「動力源の回転軸ブレ」という
極めて重要なイノベーションに焦点を当てました。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/i0ezuvp0fvv30uuqpk6u7
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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