◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第531号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「無駄時間短縮で充実した実行時間を多くとる」
平成30年9月12日水曜日のメルマガ配信します。
秋雨前線が南下して関東もやっと猛暑から解放されました。
衣類も気温の変化にあわせて切り替えなければなりませんね。
■切り替えと言えば人間の生活は1日24時間の中でも
一週間でも1年でも生活の中での行為は
多くのことを成し遂げている。
会社の勤務していた時代から
自由業のコンサルタントになってから25年経ち、
自分の時間をどうコントロールするかが家族の生計にも僕自身の心身の健康にも
極めて重要なテーマであり続けました。
仕事や家族との生活、友人との付き合い、仕事の関係、遊びや旅行、
何事にも準備や段取りが上手くいかないと
人生は楽しめない。
■生産現場では段取り替え時間短縮という
重要なテーマがありますが
生活でも同じです。
あれもこれも考えて実行しないでいると人生が終わってしまう。
無駄時間短縮で充実した実行時間を多くとることは大事なテーマです。
僕がコンサルタントとして仕事のテーマにした
サプライチェーンマネジメントもモノとカネの滞留時間を
無くすことです。
試行錯誤でやり直し調整する時間も短縮したい。
回転軸振動ブレを抑える特許技術も
芯出しというバランス取りの調整時間の短縮が目的です。
僕のライフワークとなっているマネジメントのテーマも
回転軸ブレ防止技術のイノベーションも
全く別ものとみられますが
手法も目的も実は同じなのです。
■さて、
本日のテーマ
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「内段取りから外段取りに・調整から設定に」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■同じ機械設備で複数の製品を作るとき
作る製品を変える「段取り」時間が生産能力を落とす。
限られた資源である人が複数の仕事をするとき
仕事の切り替え時間が仕事の時間を減らす。
シングル段取りとは仕事の成果に影響する「時間」に
焦点を当てたものづくりの思想である。
段取り時間短縮には
・外段取りから内段取りに
・調整から設定に
の2つの思想が必要である。
段取りには外段取りと内段取りの2種類がある。
■外段取りとは機械を止めることなく動かしながら
次の製品(仕事)の準備することであり
内段取りとは機械を止めないとできない準備である。
機械を止める時間を減らすには内段取り作業を外段取りに
変えることがまず重要である。
材料を準備する、道具を揃えるなどは
機械が動いている間にできる。
機械ではなく人がキーとなる経営資源の場合は
キーとなる人の段取り時間を助手が肩代わりすれば
キーとなる人の作業時間を確保できる。
歯科医師と助手との関係でも同じである。
新郷氏の経験によれば外段取りにすることで
段取り時間の40%%は削減できる。
100分の段取り時間が60分に短縮される。
■内段取りとは機械を止めて別の仕事の準備することである。
例えば型の取りだし取り付け
芯出し(回転中心と重心の一致、バランス取り)や位置決め
試し加工などの調整することである。
これまた新郷氏の経験によれば
内段取りの時間の内60%が調整時間だという。
調整とは位置決め、バランス取り(芯出し)など
試行錯誤の時間である。
芯出しは電動機などの回転機械の軸ブレを少なくして
品質を安定させることである。
調整時間の短縮で最も良い方法は
「調整しない」ことである。
つまり調整しないで一発で「設定する」ことである。
■ものづくりで稼ぐ工場にするには
設備や人の時間の無駄を分析(見える化)して取り去る対策を
自動化することである。
IOTやビッグデータやAIはそれらを実現する道具であるが
道具を使う思想がないと効果はないし
逆効果になる場合がある。
時間短縮がどうして利益体質になるのか
どの設備やどんな人的資源の時間がコントロールポイントになるのか?
IOTやビッグデータやクラウドなどツールベンダーは
経営に役立つデータをリアルタイムの
収集できるとPRしているが
どのようなデータをどう使うかという思想は
トヨタ式経営や新郷氏の思想が参考になる。
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今岡善次郎
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