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第527号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「イノベーションも歴史から学べる」
平成30年8月15日水曜日のメルマガ配信します。
終戦記念日ですね。
毎年この時期は悲惨な戦争の歴史が
連日報道されます。
戦争の原因を画一的な要因で纏めているのが気になります。
一方でこの時期は
お盆と重なり離れた家族との再会で家族の歴史にも
話題が盛り上がります。
■父が存命だったときは
戦争の話や戦前の僕が体験していない歴史
が話題になりました。
12日日曜日は養護施設にいる妻に
子や孫合計10人で面会し食事会しました。
1世代前の3人の子供が
今の孫の年齢の時代の歴史で盛り上がります。
この子(僕の孫)は叔父さん(僕の息子)に似ているとか
次女の孫娘の寝起きの悪さは叔母さん(長女)に似ているとか
別々の家族の歴史を作りながらも
昔の家族の歴史に思いを馳せる。
■家族にも国家にも歴史があり現在がある。
企業にも歴史があり現在があり、過去の成功失敗の上に
今も存続している。
歴史はこれからの行動に影響を及ぼす。
歴史には人が取った行動とその結果が刻まれる。
原因と結果を分析して
失敗を回避し成功する確率を上げるのに
歴史は情報の宝庫である。
しかしながら
家族も国家も企業も歴史上の事件の
原因は多元的であり、相互関係で起こるので
複雑な関係を分析しなければなりません。
ドラッカーやクリステンセンのイノベーションの原理は
多くの企業の事例を時系列的に分析し
成功している企業に共通する要因を自らの感性で言葉にしているのです。
イノベーションも歴史から学べるのです。
■さて、
本日のテーマ
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「アイデアによるイノベーションに必要な資質は行動力・野心・創意」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■アイデアによるイノベーションとは
ジッパー、ボールペン、バーコード、
間歇ワイパーなど科学的発見や発明とは違い
数は圧倒的に多い。
アイデアに基づく特許は数が多いが
開発費や特許関連費に見合うだけ稼いでいるものは
100に一つもないとドラッカーは言う。
多くの似たような発明や特許があっても
成功や失敗は事後にしかわからない。
■成功するまで続ける。
「何回でも試す。そのうち成功する」というが
続けていればやがて成功するという考えは
ラスベガスのスロットマシンで儲けるには
レバーを引き続ければよいというのに似ている。
ただ一つのアイデアで成功した人もいるが
40の特許を持ちながら一つも成功していない人もいる。
ジッパーを発明した者はボタンやホックでは不都合と考えた。
パソコンやスマホを発明したステイーブ・ジョブスは
IBMなどの大手のコンピュータでは不都合と考えた。
アイデアで成功した人は自分の技術に不都合を考えない
技術の専門家ではなく人々が認識していない素人であるケースは
多い。
■ラスベガスのスロットマシンは統計確率論に従うので
最適な戦略はつぎ込む掛け金の制約を決めることぐらいである。
意外にもドラッカーは企業家としての騎士道精神を
ないがしろにしてはならないという。
日本なら武士道精神がイノベーションにおいて
無視してはならない。
成功確率は低くても新事業、雇用増、経済活動の
大きな源泉になる。
私的な欲望ではなく社会的に意義をもって
勝つか負けるか分からないことに挑戦する。
■私も特許取得に至るアイデアを持っているが
事業として成功するかどうか分からない。
だが自分だけは少なくて社会的に地球環境改善のために
意義あると信じている。
必要な資質は行動力・野心・創意であるという
ドラッカーの考えに大いに納得している。
武士道精神かどうか分からないが
武士道が自己犠牲を厭わず公(君主制における主君ではなく社会)と考えれば
武士道精神でイノベーションに自分を賭けている。
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