バックナンバー BackNumber
 
今岡善次郎のマネジメント・メルマガ
最新号
自律自立する現場もマネジメント...
このメールマガジンを読者登録しませんか?
メールアドレス
お名前
ひとこと欄
解除方法は届いたメルマガ内をご覧下さい
このメールマガジンをRSSリーダーに登録しませんか?
これまでの発行号
自律自立する現場もマネジメン...
企業収益を上げる仕掛け 複雑...
コロナワクチン推奨の「光と影...
ハードウエアとソフトウエアの...
現場もマネジメントの一角
ひとり一人が自分の健康管理を...
デザイン思考は、予測困難な現...
総コストにおける間接費の割合...
自然の人間の生命力を維持向上...
デザイン思考はボトムアップ、...
産業革命は知識・情報革命であ...
メンタルを強くする心が人生を...
ひとり一人の自主性・自律性が...
インターネットによるエコシス...
宵越しのカネを持たない高齢者...
目立たないイノベーション
イノベーションの歴史は時間短...
心身の健康を保つために必要な...
イノベーションは顧客を含む全...
情報による世の中の変革
明日は明日の風邪が吹く
消費者は受動的ではなく能動的...
未来は予測できない,つくるも...
老化対策には体を動かす、外出...
製品やサービスのデザインに感...
優れた組織文化は人の卓越性を...
中庸に最適がある
人生もビジネスも経験をデザイ...
イノベーションの2つの柱、変...
男性更年期障害は食生活や睡眠...
マーケティングとイノベーショ...
マーケテイングのないイノベー...
マーケテイングのないイノベー...
男性ホルモン・テストステロン...
組織はどれも社会に貢献するた...
近代のマネジメントは産業革命...
健康で人生を楽しめる期間を延...
戦略はプロトタイプの模擬実験
チェンジリーダーは現実観察に...
アンチエイジングとは免疫力強...
失敗を重ねフィードバックを経...
マーケテイングとはイノベーシ...
顧客立場になってニーズを発見...
チェンジリーダーとは機会を求...
高齢者に必要なストレスフリー...
計画や戦略の実行前のシュミレ...
マネジメントはマーケテイング...
病気に負けない強い気持ちと人...
試行錯誤するプロトタイプアプ...
現状を廃棄することで時間を創...
人生楽しくするために自律神経...
早期にプロトタイプを作り実験...
再配信:インターネット、IT...
インターネット、ITが従来の...
先憂後楽は政治も人生もあらゆ...
インスピレーションは物理的世...
現状打破のイノベーションには...
自律神経を整えて血流をコント...
デザイン思考には異質な情報を...
個人と組織の健康を創るマネジ...
時間短縮は企業のイノベーショ...
時間短縮はイノベーションの鍵
イノベーションは過去を廃棄す...
人が生きる意味は人を幸せにす...
右脳を活用するビジュアル・シ...
変化の兆しを観て機会とする
変化の兆しを観て機会とする
自律神経を整え人生の活力を維...
思い込みによる視野狭窄を避け...
乱気流、構造変化、AI等技術...
NK細胞の活性化は人生のマネ...
人という資源は補うことのでき...
ナショナリズムとグローバリズ...
笑うことはコスパ最高の健康管...
日本発のボトムアップ経営
生命現象のメカニズムを知りス...
大谷翔平、湯川秀樹、トヨタ自...
生命現象の制御とマネジメント
身体のメカニズムからマネジメ...
トップだけではなくエコシステ...
生命現象のメカニズムを知りス...
イノベーションマネジメントの...
国家のマネジメントの指標は福...
超現代は主客と客体を統合する...
喜寿に思うマイウエイ:人生最...
喜寿を迎え持病もなくひとり暮...
人生とは1日1生の積み重ね
幅広い人生体験
高齢化社会の当事者として人生...
高齢化社会の当事者として人生...
読経、座禅、ロングブレス、心...
イノベーションは頭ではなく心...
心身の健康、医療介護福祉の安...
心身ともに健康に生きる秘訣
「3人寄れば文殊の知恵」コラ...
マネジメントは資源を顧客価値...
心身ともに健康に生きる秘訣
顧客に聞くだけではなく顧客の...
組織の内部で発生するのはコス...
腹は丹田とも言い丹田呼吸で心...
メタファー(比喩)による発想
グローバルビジネスとグローバ...
楽天的に不良長寿を目指そう!
探検とは想定外の現象を発見す...
企業間のサプライチェーンは共...

他のバックナンバー
  発行日: xxxx年xx月xx日
このバックナンバーをメールで受け取る
ここで入力したメールアドレスはこのバックナンバーを送信するためだけに利用され、メールマガジンは読者登録されません。

◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第522号
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。

僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
不要の方はそのまま「配信不要」と返信頂くか
ご面倒かけますが解除手続きお願いします。

配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください
お願い;商号変更にともなう寄付金箱の
口座名義が変更になりました。
よろしくお願いします。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「日本人の自然観とは見える現象から隠された原因を洞察することにある」



平成30年7月11日水曜日のメルマガ配信します。

梅雨明け宣言が出るころは大雨災害が多いですね。

広島、岡山、愛媛を中心に100人を超える死者を出した
災害に対してお悔みを申し上げます。

水害だけではなく地震も日本各地で頻発している。

■偶然テレビを見ていたら
京都の三十三間堂は建立から
800年近い歳月を耐えてきたという。

見事な直線で設計されており、その長さは128メートルもあります。

そして、この直線は現代でもほとんど狂っていないといいます。

台風や地震など多くの異変に、どうして、
このような高度な技術が可能だったのでしょうか。

ここに、日本人の独特な自然観があります。

それは「自然には逆らわない」という考え方のようです。

■地盤を固くする剛性が現代の西洋建築の常識だが
地盤は砂の層で出来ているので地震で動くけど慣性力が働かない。

又一定間隔に柱があり柱と柱の間に板壁が柱の溝との間に
隙間を入れて板が動くようになっているという。

テレビでは隙で力を逃がしているという説明でしたが
振動を研究している僕の解釈は
柱にかかる地震力を隙間の中にある板と衝突して
その反力で地震力を相殺しているのではないか。


回転軸ブレ防止で特許を取得しましたが
耐震構造でもその原理を使って
特許を申請したいと思っています。


日本人の自然観とは見える現象から
隠された原因を洞察することにあるのではないか。



さて、
本日のテーマ
====================
「ロット待ち時間が生産時間の影に隠れる」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
==================

■受注してから納入するまでの日数を
10日と要求されているとき
生産着手して完成する生産日数が20日という制約があるとき
どうしたらいいか?

通常の解決策は生産工程の途中まで
あらかじめ作っておき、受注時に残りの完成品までの工程を
開始するのが一般的である。

例えば前半の10日分の作業は受注がなくても見込みでつくる。

注文があると後半の10日で完成させ納品すると
注文時に生産開始して納品に間に合うし
完成品在庫は0になる。


■しかし見込みが外れると
途中までの仕掛在庫は無駄になるか
注文に応じることができなくて機会損失になるか
というリスクが発生する。

そもそも生産期間20日には正味の加工時間は
5日で、15日間は待ち時間というケースが多い。

ロットが大きいと1日で生産できにもかかわらず
19日間が待ちの滞留時間というケースも多い。

1ロットの加工時間が5時間の工程が3工程あれば
生産時間は15時間と思い込んでいる。

工程待ちとロット待ちという仕掛在庫の時間が
生産時間の大半を占めている状況を改善すれば
生産時間は10分の1程度に短縮できる改善事例はが圧倒的に多い。


■トヨタ生産方式のメカニズムは
部分効率のコスト削減ではなく時間短縮を目的にする。

ロットが大きい方がロット生産工程のコストは小さい。

近代的科学的経営の手法は経営システムの評価関数は
コスト最小化にあるが、
トヨタ式生産システムでは滞留を無くし流れを最大化する。

流れとは出荷スピードであり売上であり
滞留除去である。


■コストしか見ない経営は生産時間に注目をしない。

生産時間に隠されたロット待ち時間に焦点を当てない。


小ロット化では時間短縮になるが
稼働率が下がりコストアップすると思い込む。

この矛盾、トレードオフを解決するのが
段取り(切り替え)時間の短縮とレイアウト改善である。

トヨタ生産方式の貢献者、大野耐一氏は
「アメリカの生産方式を日本に持ってくると結局高くつく」
「多品種少量生産も中量、大量生産もいろんなものを如何に経済的に作るか
日本人が考えないと誰も考えてくれない」
と言った。

ロット待ち時間が生産時間の影に隠れる現象を洞察し
小口多頻度生産方式を考え出したのは
日本的イノベーションである。


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎



●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


■■■■■寄付金のお願い■■■■

いつもご寄付ありがとうございます。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。

寄付金(お布施)箱(口座)

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 21世紀ものづくり日本


■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0dz1ks0vtva85wn0ay4X

バックナンバー
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0dz2ks0vtva85wn0aGyd


株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0dz3ks0vtva85wn0anb0

----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。