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第515号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「詭道ではなく自己鍛錬がチームを強くする」
平成30年5月23日水曜日のメルマガ配信します。
アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学による定期戦で、
関学大選手に悪質なタックルをしてけがをさせた問題で、
反則行為をした日大選手が記者会見しました。
■真面目で実力のある選手を試合に出さないで干しておいて
その熱意を利用した極めて悪質な事件であったことが
判明しました。
戦争における孫子の兵法「詭道」を連想します。
スポーツは戦争ではない。
試合に出れないように潰す、怪我をさせることを
奨励するチームの監督とは一体どんな人間なのか?
詐欺的取引で儲ける企業の経営者にも喩えられます。
日大の学長や教職員の対応が問われます。
OBOGの悔しい思いは計り知れないと想像します。
日本の武士道に照らすともっとも卑劣な行為であり
ひと昔前なら「切腹」です。
■戦う相手とはレスペクトしあい
「正々堂々」のフェアプレーの精神を保持することは
スポーツでも企業のマネジメントでも大前提であるべきです。
詭道ではなく自己鍛錬こそ強いチームを作る。
さて、
本日のテーマ
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「工程待ちという仕掛在庫を減らす意味」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■工程待ちとは
加工、組立、検査など工程の前にあって
工程の着手を待っている仕掛在庫のことである。
工程前の仕掛在庫があると上流で故障や
不良や段取り替えに手間取っても
可動できる。
仕掛在庫は工程能力の不安定、速度変動を吸収する
バッファとなるので必要悪と思われている。
一方で仕掛在庫が多すぎると
故障や不良や段取り替え時間の改善の動機が弱くなり
時間短縮や保全などの改善が進まない。
■改善とは
工程の能力(スピード)を調整する能力である。
突発的な需要や納期の繰り上げにも
迅速に対応するのには在庫に頼りのではなく
能力で対応することである。
設備を並列で動かす仕組みを考えることや
勤務シフトを臨時に増やすとか
残業時間を利用するとか
経営資源をダイナミックに調整する。
工程待ち仕掛在庫は又
心理的な安全在庫の誘惑によっても増加する。
■預金も在庫である。
預金はもしもの時の安全在庫であるが
有り余る預金があると、怠け癖がある人間は働くことをしない。
預金を減らせば健康に働くことに
留意するように
在庫を意識的に減らして改善の動機付けにすることもある。
■安全在庫はともすると過剰在庫になる。
預金が十分あれば安心する。
しかしながら
若い世代が老後のために預金することよりも
力をつけて預金に頼らない自分をつくることの方が
重要である。
バッファとしての安全在庫が無駄な在庫になることで
ものづくりの収益性が落ちるという思想が
トヨタ式生産の本質である。
改善とは個人レベルの自己鍛錬と同じく
在庫を指標にする経営であると言える。
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