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                   第515号
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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お送りしておりますが、
不要の方はそのまま「配信不要」と返信頂くか
ご面倒かけますが解除手続きお願いします。

配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください
お願い;商号変更にともなう寄付金箱の
口座名義が変更になりました。
よろしくお願いします。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「分類する理論と統合するイノベーション」



平成30年5月16日水曜日のメルマガ配信します。


昨日、と言っても本メルマガ配信予約している5月15日は
僕の71歳の誕生日です。

69歳からの人生第3ステージの
自分独自のイノベーション目標を設定して
3年目を迎えます。

■第1ステージは4社の会社員として
第2ステージは自営コンサルと技術経営コンサルタントとして、
又イノベーションマネジメントの大学教員やドラッカー塾塾長として
他者のお手伝いをしました。

今は自分で設定したイノベーション目標を達成することを
第一優先にしています。

もちろんコンサルもマネジメント教育も続けます。

■ドラッカーやシュンぺーターやクレステンセンや
日本のものづくりで貢献したイノベーターから多くを学びました。

先人の経験を伝える教育の仕事と
自分でイノベーションを行うのは全く違います。

しかし、
これまでの経験が大いに役立つともに
コンサルや教育においても自分の言葉に信念が持てます。


ドラッカーを含めて理論は分類して
カテゴリーで区切り、一見切れ味の鋭い道具に見えますが
現実のイノベーションは統合
又は中庸の中に解があるように思います。


さて、
本日のテーマ
====================
「新技術によるイノベーション3つの戦略」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
==================

■新規の発明、すなわち知識によるイノベーションには
3つのタイプがあるとドラッカーは分析しています。

1つが事業システム全体を独自開発する戦略。

2つがシステム全体ではなく市場(顧客)を確保する戦略。

3つがコアコンピタンスに集中する戦略である。



■1つ目の
事業システム全体を独自開発して成功した事例は
初期のIBMだった。

コンピュータのリース販売をした。

ハードウエアもソフトウエアも
教育ももろもろのサービスすべて提供した。

ポラロイドカメラもカメラもフイルムもすべてを提供した。

GEが大型蒸気タービンを開発した時とったのも
すべて自前戦略だった。

■2目の戦略は、
市場を創ることと材料を提供するだけで
製品の製造は他のメーカーに任せる
ナイロンを発明したデュポン方式がある。

ナイロン製ストッキング、女性用下着、自動車タイヤなど開発し
ナイロンを使うメーカーを育成した。

デュポンはナイロン素材の提供に徹した。

3つ目の戦略は
コアコンピタンス(中核的な重要な能力)に集中して
超然としている場所を探す戦略である。

ファイザーはペニシリンの製造において培養技術の
開発に力を集中した。


インテルやマイクロソフトもコンピュータ産業において
それぞれ半導体、基本ソフトに集中した。

■いずれにおいても「顧客の創造」というマーケテイングが
イノベーションの基本であり、
顧客への価値提供のサプライチェーンにおいては
すべて自前でシステムを持つ必要はない。

アウトソーシングなり
バーチャルなビジネスモデルで時間と資本の制約を
取り払う戦略が功を奏する。

資金的人的制約の中で時間というもっとも重要な資源制約
の中で戦略を構築する必要がある。

いずれにしろ新技術を事業化するには
素材から顧客までのサプライチェーンにおいて
自分の立ち位置を決める戦略を決めることが
成果を決めることになる。

ドラッカーの3つのパターンから選択することではなく
3つの見方の組み合わせの中に
正解があるのではないでしょうか?


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎



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今岡善次郎


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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。