◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第506号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「日常生活のオペレーションと仕事のオペレーションは同じ」
平成30年3月21日水曜日のメルマガ配信します。
17日土曜日から18日日曜日にかけて
次女夫婦の3歳の孫娘5か月の孫息子5人で
ジージの運転で
富士忍野のキッチン付きの宿にドライブ旅行しました。
■娘は産休が後1月で終わりますが、
共働き夫婦で仕事と育児で追われている若夫婦の慰安旅行ですが、
買い出しから料理までジージの役割です。
男子独り暮らしの古希ですが
妻の介護で家事や料理は
ものづくりのノウハウを学んだお陰で
楽しみながら実践しています。
将来二世帯住宅に住むとジージの支援は助かるだろうと
売込中です。
こちらにしても残りの20年(?)以上
仕事ばかりではなく家族生活において
妻の分まで孫達への愛情を注いでやるのが
お勤めというか義務だと考えています。
■近代産業における会社の組織は
分業と階層に分断されていますが
俯瞰的に見ると日常の所作(作業)と同じです。
家族のために(顧客のために)、
必要とする食事やサービス(製品)を開発し
無駄なく食材を手配し(資材調達して)、
その場で調理(リードタイム短縮の生産)して
楽しい時間を共有する(顧客満足度を上げる)
ことは人生を豊かにしてくれます。
俯瞰的に見ると
日常生活のペレーションとものづくりのオペレーションは
同じと考えることができます。
さて、
本日のテーマ
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「運搬の改善と運搬作業の改善」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■「運搬の改善」と「運搬作業の改善」とは意味が違う。
「収益改善」と「生産効率の改善」が違うように
全体の改善か部分の改善かの違いである。
フォークリフトを使うとかコンベアで機械化するのが
運搬作業の改善である。
トータルの運搬(物流)時間を少なくすることが
運搬の改善である。
工程時間=「加工時間」+「検査時間」+「運搬時間」+「滞留時間」
であり運搬時間と滞留時間の比率が最も高い。
■コストやリードタイムは
加工時間や検査時間だけでは決まらない。
工程時間の中で運搬時間と滞留時間の占める比率が
圧倒的に大きく無駄が潜んでいる。
機械化や自動化は加工時間や移動時間のみに
焦点を当てる改善だが
運搬時間や滞留時間を削減することこそ
トヨタ式生産の真骨頂である。
■運搬時間や滞留時間の削減は
時間短縮だけではなく
結果的にコストを低減させることになる。
設備の配置(レイアウト)を変え
移動距離と移動時間を最小化する。
工程間で同期化して滞留時間を最小化する。
トヨタ式の改善は
リードタイム半減、
コスト30%削減できるケースが多い。
■運搬の改善と運搬作業の改善は、
工程の改善と設備毎の作業改善、
そして経営改善と生産改善と同じように
全体改善と部分改善の違いがある。
主要因である時間に注目すると収益は改善する。
殆どの改善はコストに焦点が当たるが
コストは部分指標であり、従属変数である。
全体最適の独立変数はレイアウトや
同期化による時間にある。
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今岡善次郎
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。