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第499号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「冷たい水の冷たさは水に入らないと分からない」
平成30年1月31日水曜日のメルマガ配信します。
今日も,
お読みいただきありがとうございます。
正月は今日で終わりですね。
年が明けて1か月過ぎてしまいました。
大寒も過ぎてまだ寒波は過ぎ去っていませんが、
これから日照時間が伸びていき春はもうすぐです。
■1月27日は出身大学の京都大学工学部機械系出身者の
関東おける同窓会京機会総会が開催され、
講演会、懇親会で幅広い年代の同窓生と面識を得ました。
現役の大学教授から最新の研究成果や充実した教育など拝聴し
大変参考になりました。
僕の大学時代はキャンパスが全共闘によるストライキなどで
専門的な教育や研究が疎かであったのに比べると
僕らの時代が異常であった。
あの頃は大学の権威も、大企業や、役所も
体制に組み込まれることを良しとせず
反体制を気取るのがかっこいいという
論調が多かったように思います。
■もし通常の時代なら
博士課程に残って研究者か教育者に
なるという夢を若干持っていたけれど、
その時代の空気から
組織に埋もれないで自由人としての
人生を送ろうと決心したのを
思い出しました。
22年間日本企業2社、外資系2社と4社転職サラリ―マン人生
22年間経営コンサルタント、3つの大学の教員など自由業
そして今、次の22年間自分の研究開発による
イノベーションをスタートしました。
これもあの大学時代の異常な風潮の影響が
未だに幼児のように残っているからかもしれない。
■28日日曜日は若年認知症家族会の二次会に参加して
居酒屋からカラオケまで同じ修羅場を経験した
又現役の在宅介護者と交流しました。
介護や医療の専門家ではなく
現場現実の介護の苦労や苦しみを味わったもの同士は
人と人の深いところでつながる。
理論の権威ではなく知識は大量に求めるけれども
全ては現場現実にどう対処するか
何が苦しいか何が不安か。
冷たい水の冷たさは水に入らないと分からない。
介護者は本人とともに人生どうなるのか
このまま終わるのかという恐怖しかなかった。
残された人生の時間をイノベーションの機会にしたいと
思いました。
さて、
本日のテーマ
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「イノベーションの機会に敏感になる」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■新しい現実に直面すると多くの人は
それは例外的であり非現実として軽視する。
イノベーションを行う人は
いかなる分野にせよ現場現実を直視して
機会に敏感である。
グルメ専門誌で成功した人は
食品業界の専門家でもプロでもなかった。
加工冷凍食品が普及する一方で
グルメ番組の視聴率が高くなっているという現実に注目して
「何が起こっているか」を考えた。
■ステイーブ・ジョブスが
コンピュータの原理と構成部品を
知ってパーソナルコンピュータのアイデアを思いついた。
部品さえあれば誰でもできるという認識を持った。
IBMや大手コンピュータメーカしかできないとの
一般的認識が常識でり
パソコンなど単に玩具であり
コンピュータなど非現実と見ていた。
業界の常識や学会のオーソライズに拘るのは
機会を放棄するのに等しい。
■ドラッカーに言わせると
認識の変化を利用してイノベーションの機会として捉えるには
模倣は役に立たない。
自らが最初に手をつけなければならない。
成功するかどうかは分からない。
小規模にかつ具体的に着手しなければならない。
■僕が進めている回転軸振動抑制技術の原理の研究は
力学的原理が分からない
画期的な発明の現象を認識することから始まった。
自ら高校物理学で習うニュートン力学による思考実験と
学生時代の微積分の知識とExcelでのシミレーションと
試作実験での検証で信念を得ました。
業界や学会のオーソライズが1〜2年で得られることは
困難であることを実感しています。
表現やコミニケーションを改善模索しながら
挑戦を続けます。
後は実機での効果を試すのみです。
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今岡善次郎
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