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第472号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「イノベーションとは技術よりも人間の認識の問題」
7月26日水曜日のメルマガ配信します。
梅雨明けとは言え、湿度の高い猛著は集中力を低下させます。
高温多湿が身体に及ぼす
負荷に対して強靭な体調調節が大事ですね。
■マスコミは連日、
加計学園問題で言った言わないの不毛な
議論をしている。
前川前文部科学事務次官の「加計ありき」発言を
マスコミと野党が安倍政権批判に利用しており、
安倍政権も一貫した姿勢で対処できていない。
日本における獣医学の遅れと獣医学会と役所の
権益の問題こそ国会で国益のために
政治家が議論すべきなのに
時間と税金のムダとなっている。
■動物も人間も生命科学の対象であり、
IPSやSTAP細胞、遺伝子技術など世界レベルでの
イノベータションが起こっている。
獣医や行政の専門家は国民の健康や
生活の安全を確保するための知見を増やし
その体制を改善することが使命であるはずである。
仕事の方法や価値観が変わらなければ
最新の知見や発明が活かされない。
ドラッカーのマネジメントの定義は
「知見や人材など社会的資源を顧客(人々)の福祉と安全という
価値に変換すること」である。
政治家も行政も獣医など専門家も
しっかりとマネジメントして頂きたいですね。
イノベーションとは技術よりも人間の認識の問題かもしれません。
さて、
本日のテーマ
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「ニーズに基づくイノベーション:3つの条件」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■ニーズが分かって
世の中を変えるイノベーションには3つの条件が必要だと
ドラッカーは言う。
1つは、何がニーズであるか明確に理解されることである。
2つは、イノベーションに必要な知識が手に入ることである。
3つは、それを使う人の仕事の方法や価値観に合致していることである。
どれが欠けてもイノベーションは成功しない。
特に3つ目は
何故素晴らしい発明がイノベーションに成功しないかを
示唆してくれる。
■エジソンの電球もイーストマン・コダックの写真機も
世界で初めての週刊誌「タイム」も
なんとなくあるニーズや知識を語る専門家の中で
上記3つを徹底的に考えて成功した。
現在なら恐らくAI(人口知能)による幅広い分野での
イノベーションがこれに当るだろう。
なんとなく世の中を変えるとマスメデイアで
多くの専門家が語っている。
知識も脳科学で得られた知見からくるデープラーニングとか
IOTとかビッグデータで語られている。
■今、AIは医師の診断処方、金融専門家の投資アドバイス、
弁護士の仕事の分野で研究されている。
事例検索などデータベースと自己学習のアルゴリズムで
専門家の技能を超えるかもしれない。
そこで重要なのが3つ目の条件である
それらの専門家の仕事の方法や価値観に合致しない限り
イノベーションはできない。
専門家が仕事の方法や自分の提供する価値を変えるか
又は
AIが現状の方法の範囲内で使える手法を提供するか
どちらかである。
■回転抵抗相殺技術による回転軸振動制御のニーズは
明確である。
工作機械や研磨盤での加工精度を上げることであり、
自動車の転がり抵抗によるエネルギ―ロスや
電動機のスピンドルにかかる機構間の摩擦や回転速度変動に
よる電気エネルギーロスを
半減させることである。
知識は慣性力や衝突、弾性力、粘性力などの
力学の元である高校物理で習うニュートン力学と
高校数学で学ぶ微分方程式の現実的思考実験で
充分である。
問題は振動専門技術者の仕事と価値観に合致しないという
事ではないかということかもしれない。
振動専門家は大きく分類すると
共振を回避する技術と
回転中心がずれる偏心を無くすバランス技術
に分かれる。
振動とは交互に振れることであり、
振れとは何らかの力によることは
ニュートン力学の基本である。
その振れの元である
回転抵抗を相殺すれば振動は抑えられる。
論文を書き、実証実験も成功したが
理解してもらうには
やってみようというイノベーターを探すことに
じっくりと時間をかけます。
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返信で意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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