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第468号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「西洋近代の言葉を使いながら自然と一体となるマネジメント」
6月28日水曜日のメルマガ配信します。
■先週21日水曜から23日金曜にかけて
千葉県房総の鴨川のリゾートマンションにて
義姉を見送って寂しくしている兄と
浦安に住んでいる姉夫婦の4人で過ごしました。
海の見える露天風呂や
海の幸を使った手料理を
キッチン付きのリビングで楽しみました。
元々妻の介護旅行のために買った
リゾート施設利用権ですが
妻の在宅介護時代は兄夫婦、姉夫婦が一緒に旅行に付き合って
姉や兄嫁が女風呂に入れてくれて
一時介護から解放されることができました。
■今、僕は妻を施設に預け、兄も難病の兄嫁を介護して
見送ったので今回は介護旅行ではなく
慰安旅行でした。
鴨川には日蓮の誕生寺があり、
日蓮が日蓮宗を開宗した清澄寺もあり、
又アジサイ寺として有名は日運寺もある。
誕生寺のある鴨川の小湊は昔からの小さな漁村で、
日蓮の父も漁師だった。
日蓮は幼少の頃から仏教を学び清澄寺から京都比叡山の
天台宗延暦寺で修行し、
鎌倉幕府の北条時頼に
立正安国論を提出したことで有名です。
■海と山という自然に囲まれて
800年前の一寒村に生まれた漁師の子が
仏教を学んだという事実は
日本は昔から教育文化、民度が高かったということを
示していると言えます。
「禅の研究」で有名な鈴木大拙によると
日蓮宗など鎌倉時代に庶民に広まった仏教は
仏教の論理を使った日本古来の神ながらの宗教だそうだ。
仏教という言葉が無い頃から
日本人は日常の行為において人間と自然が一体化して
コミュニケーションがあった。
現代日本人も西洋近代の言葉を使いながら
自然を慈しむ生き方や家族や組織や
国の在り方を模索できると思います。
さて、
本日のテーマ
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「日本語の母音を耳障りの野蛮人の声と聞くか心地よい歌と聞くか」
「日本人の価値観」立花均、ぺりかん社)より
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■我々日本人は日本語に埋もれて暮らしているので
日本語の母音が与える外国人への
影響はあまり考えない。
立花先生は
「明治の音ー西洋人が聞いた近代日本」
(内藤高、中公新書、2005年)を引用して
興味深い分析をする。
イギリスの女性旅行家イザベラ・バードは
日本語の会話に多用される母音を聞くと
野蛮人の中に入ったような耳障りに聞こえるとい
表現があるという。
一方でフランスの画家、フェリックス・レガメー
は母音の歌の心地よい響きは
魅惑的なナポリの節に似ていると言った。
小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンは
蝉の声や鳥の声を研究して
日本語の母音の美しさを繰り返し強調しているという。
■西洋人のヘルダーが「言語起源論」で述べている。
人間の言語は「動物が発する声」
「子供が感情から発する声」とも全く違う。
動物や子供の叫びから人間の言語に体系化するには
何か意図を用いる理性が必要であり、
全く違う言語ではないか。
言葉は「理性を働かせたもの」と限定して捉えることで
人間が動物や植物に対して圧倒的に優れているという
根拠にしている。
「人間の感情の声」「動物の鳴き声」「山川草木の声」
など「理性ある」人間には「聞く耳を持たない」
イザベラ・バードは
労働者のしゃべる言葉の中にガチョウの鳴き声を聞いた。
何やら人間の自然に対す敬意はなく、上から目線で自然をみるところが
日本人から見ると違和感を感じないだろか。
■立花先生の生命本位論と理性主義が
日本人の価値観と非日本人の価値観を表すならば
単独母音の多い日本語は
古代的な生命本位の世界を表現するのに適している。
最近、言葉はコミニケーションの一部でしかないとい
コミュニケーション論が盛んである。
「あ」とか「うん」でその場で通じるのが
日本語である。
アメリカインデアンも古代人の心を保存している。
白人たちは地面を耕し木々を切り
あらゆるものを殺すのです。
「やめておくれ。痛いよ。傷つけないで」
と木が叫んでいるという。
■いずれにしろ、
母音に類する動物の鳴き声や波の音を
日本人は人間の言葉と同じ左脳で処理する。
機械が出す音は部品と部品が擦れる音で
雑多な周波数の振動が混ざり合っている。
振動計では全ての周波数を捉えることは
できないが熟練した技能者は音で
どこに不具合があるか
聞き取るという。
振動理論も一種の言葉と言える。
回転機械が擦れて受ける抵抗反力にどう対処するか
機械の「声」を聴く感性が新しい理論を生むのではないか。
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