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第453号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「左脳と右脳を同時に使うのは日本語が適している」
2017年3月15日水曜日、3月中旬となり
日差しは春の強さを増しているものの寒気が居座る
この頃ですが体調管理は十分にしましょう。
未だ冬の服装を片付けることはできません。
■20年以上前に
コンサルタント自営業として個人所有の有限会社を設立し、
2年前にものづくりに造詣のある6人の専門家に株式を持って頂き
株式会社21世紀ものづくり日本に商号変更して
2年経過しました。
ものづくりのイノベーション手法の確立と
実際の技術開発でイノベーションの実践をする目標でしたが
新規の技術を世に出すのは簡単ではありません。
売上は未だ無いのに研究開発に時間と費用がかかっていますが
着実に進展はあると思っています。
3月10日株主会議を開催しました。
役員改選の必要から
この2年の取り組み状況と今後の計画を話し
了承を得ました。
画期的な発明の原理を解明するべき
大学の研究者や大手大企業にオープンイノベーションでの
共同開発を持ちかけましたが
先ずは自分自身がコアとなる力学的知見を持たないで
他の研究者に依存するのでは先に進めないという
貴重な体験をしました。
■従来の技術や方法論を調査しながらも
現実の現象をしっかり実験データを分析しつつ既成の技術の枠組みに
捉われないで身の回りのあらゆる振動現象、
運動現象とのメタファー(比喩)で思考実験する。
その中で衝突現象に焦点を当てています。
相撲力士のぶつかりあり、柔道や剣道の
相対する力の相互作用、野球のバットとボールの打撃、
研磨盤における砥石と加工物、
車のタイヤホイールを道路の摩擦衝突、
相対する2つの物質が衝突するときの力学を
ニュートン力学で説明できるようになりました。
言語も音楽も雑音も物質と物質がぶつかり
摩擦して起こる振動現象なのです。
論文を書くにあたり日本語と英語で言葉を選びながら
推敲することで考えが進むことがあります。
元々物理学も力学も西洋の発明であり英語が適しているが
日本語で思考実験することで
柔道や剣道や相撲の言葉を使ってメタファーとして
発想を広げてくれる。
左脳と右脳を同時に使うのは日本語が適している。
■12日日曜日長女夫婦とランチを共にし
入院中の妻を面会した後、
大岡山の東京工大のキャンパスで
米国カリフォルニアのシリコンバレーのベンチャービジネスの
エコシステムの講演を聞きました。
日本の大企業とシリコンバレーの企業家精神、チャレンジ精神の
違い、文化の違いにしばしば報道されていますが、
国籍や専門性の違う事業家がオープンに交流するエコソステムに
いずれ米国でチャレンジしたいと思いました。
さて、
本日のテーマ
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「日本語が脳に与える影響が日本人の特徴を作った」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
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■立花先生は日本人の特徴を理性主義に対する生命本位
(生命主義というほど強くない)で
説明している。
理性主義は理屈で自分のこと自国の正当性を
主張するために宗教や思想やイデオロギーを
重視して発達させる。
過激な左翼思想も過激な右翼思想もある意味で
言論活動において強烈である。
多摩大学の元学長であったオーストラリア人の
グレゴリー・クラーク氏は
日本は島国であって他国や他人族との戦争が少なく
自己を正当化する理論化の必要性が無かったからという説を
紹介している
■最近は人類学者による遺伝子(DNA)解析で
現代日本人は縄文人の影響を受けており
他の民族とは違うことが判明しつつある。
縄文人は日月星の天、地、海、川、森、動物など
大自然を自分もともに(かみながら)神とする
生命本位で生きていた。
又耳鼻科の医師、角田忠信署「日本人の脳」(大修館、1978)
から日本人の脳は
日本語が影響しているとの説も紹介している。
■音を聞いて意味を解釈する
コミニケーション手段とする人間の言葉と
機械音のような物と物がぶつかって発する雑音
を脳が処理する部分は異なるという。
左脳は言葉を右脳は雑音を処理する。
日本語が多言語と違うのは
母音が単独で使われていることにあるという。
そしてそれは人間の泣き声、笑い、ハミング、
犬、猫、蝉、鈴虫など動物や虫の鳴き声も母音と
同じだという。
日本人は母音を動物や虫の鳴き声を
子供の泣き声と同じようにコミニケーションの情報として
左脳で処理するのだそうだ。
■日本語が日本人の脳を作ったのか、
日本の自然や地理的条件が日本語を作って
日本人の脳を作ったのか。
いずれにしても興味深い仮説である。
そして人類史から言えるのは
日本人は古代のままの進化していない古い人種なのか、
多くの進歩的人類が理性を発達させるなかで
失った能力を日本人は未だ保持しているという
ことなのか。
理性と生命的感性を矛盾なく統合することに
日本人の役割があると言えるかもしれない。
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