◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第439号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「予期せぬことに真剣に取り組む」
本日10日土曜日
東京は寒いですが澄み切った快晴でした。
7日水曜日の配信予定が10日土曜日になり申し訳ありません。
いつも前日までにメルマガ配信予約します。
■前日の6日は北海道札幌の北海道大学での
日本機械学会最適化シンポジウムで
研究発表しました。
SCMのコンサルテイング事例分析を念頭に
変動需要に対して生産量と生産間隔(タクトタイム)と安全在庫を
生産能力制約下でどのように制御するか。
シミュレーションモデルを作って
最も収益が上がる最適生産が設計できます。
■その日は日帰りで帰宅後にメルマガ配信予約しようと
羽田空港に降りたらバッグの中にパソコンが無いと気が付き、
航空会社で荷物棚、搭乗口など忘れ物がないか
調べていただきましたが見つからない。
飛行機が雪で遅れ羽田に到着すると
深夜の12時過ぎている。
タクシーで中野の自宅まで帰ると1時半となり
パソコンの紛失で絶望感に苛まされる。
メルマガ原稿だけではなく
仕事や研究や講演・講義の資料はすべてパソコンの中に
保存さている。
命に次いで大事なものを失ったと思いました。
明日から過去を断絶して
人生を生きなければならないかとまで考えました。
予期せぬ事態についてどうするか
寝ないで考えました。
■翌日、懇親会で挨拶した学会の世話人をされている
北海道大学の先生にもしかしたらとスマホからPC紛失の件で
と問い合わせたら
なんと講演会場に忘れものとなっていた。
親切にも早速送付して頂いて本日土曜日にこうしてメルマガ配信
できています。
ありがたいことです。
命ひろいしたようです。
■講演後、何人かの聴講者が名刺交換に来られて
いろいろ会話が盛り上がる中、講演で使ったパソコンを
バッグの中に入れ忘れたのです。
しかし
講演はお蔭で好評でした。
SCMのコンサルタントとして企業分析した経験を
生産モデル、経営モデルとしてシミュレーションできる
画期的な道具だと思っています。
企業の製品別需要特性や過去の収益・在庫データが
分かれば利益を最大にする生産、在庫方針が決定できるのです。
ジャストインタイムのトヨタ式生産や
TOC(制約理論)で概念的理論的に言葉で説明できても
シミュレーションすると予想外の結果になることも
分かりました。
一概に在庫を下げたり、
コストダウンすることがいい結果を生むわけではない。
つねに同期化することが正しいわけではない。
予期せぬことに真剣に取り組み道具となるのです。
さて、
本日のテーマ
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「予期せぬことは真剣に取り組みことを要求する」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
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■予期せぬ現象に出会った時にまず行うべきは
その現実を体系的に研究すべきである。
自社にとって、自分にとっていかなる意味があるか。
行先はどこか、何をしなけれならないか、仕事はどう変わるか。
このように自身に問わなければならない。
このような問いに考えないで機会を失った事例をドラッカーは
幾つか列挙しています。
■化学品メーカーのデユポンが
ナイロンの製造方法を発見したのは
研究助手がバーナーの火を消し忘れて
繊維状に凝固したポリマーができたことだった。
たまたま
繊維状に凝固したものを失敗として洗い流していて
10年を無駄にしていた。
初期のコンピュータは高度な科学技術計算用と
見なされたいて給与計算や倉庫管理など
IBMもユニバックも関心を持たなかった。
世俗的な企業のニーズによって汚されることを嫌った。
1930年代IBMは倒産寸前だったが
図書館の図書管理用に販売すること成功した。
コンピュータ業界は長い間,大きな市場機会を利用しなかった。
■ナイロンやコンピュータなどの技術だけではない。
1950年代アメリカの東海岸のある大学が
夜間の社会人教育コースを設定したら大成功した。
夜間の学生の成績が正規の学生より
成績が良くて受講希望者が多かった。
ところがその大学は需要を満たすために質の落ちる大学院生を
講師に当てて教育の質を落として廃止に追い込まれた。
■予期せぬ成功、不愉快な成功を見たとき
殆ど人は突き詰めて考えることを拒否する。
ドラッカーはそれを機会として認識せよという。
それは正面から真剣に取り上げて、
研究することを要求されていると見なす人のみが
成功を手にする。
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今岡善次郎
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