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「富士山は日本の自然、人間は自然の一部、だから富士山は日本の心の象徴」


2016年11月30日水曜日、
いよいよ今年も残り1か月となりました。

週末になると
毎日人と人の繋がりを強める機会が盛りだくさんです。
その都度いろんな感慨に浸ります。


■25日から26日にかけて出雲に本社のある
日本ハイソフトhttps://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wdd5v0nqz027br1lowp
の総会に出席するため帰省しました。

無借金経営で企業向け病院向けのソフトウエア開発で
32年間成長を続けている優良企業です。

最近労働衛環境を広範囲な測定データから
便利にアセスメントできる日本初のパッケージソフトを
開発して全国の大企業からも問い合わせが来ているそうです。

社会貢献はこれからの企業存続の条件です。

羽田から行きのフライトから富士山とその周辺が綺麗に動画を
撮ることができました。
facwbookでアップしました。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wde5v0nqz027br1lNt6

富士山を見ると日本人の心の象徴を見るようです。


■僕は若年性アルツハイマー病という難病を患った妻を
15年介護していますが、
僕の4年上の兄も連れ合い、兄嫁が在宅で別の難病を患い、
現在兄が在宅で食事や家事全般、トイレ解除など
行っています。

兄弟とも同じ試練を与えられているのです。

男性介護者として同じ気持ちで介護していることが
見ててよくわかります。

兄が作る食事を頂きながら料理の腕を上げたなと感心しました。

■翌朝東京に変えり、日曜日27日、午後、
キャノンマーケティングCSR本部の細田悦弘主席の
ブランデイングやマーケテイングの講演会に参加しました。


企業の社会的存在が株主だけではなく、
社会的価値を生むことにシフトしており、
株主利益追求型の資本主義が
終焉しているという指摘には共感しました。

ドラッカーや、三方良しの近江商法のかっての
日本の優良企業経営者、松下幸之助や本田総一郎、
ソニーの創業者 盛田、井深氏などの経営哲学の
現代版として聞きました。

夕方から
若年性認知症家族会
ほしの会の定例会の後の二次会と三次会カラオケ会にも
参加しました。


介護者として同じ修羅場経験者同志で分かりあえる
癒されるコミュニテイです。


■29日午前、ほしの会の同志のひとりである介護者の
奥様が長い介護の末旅立たれ葬儀に参加しました。

残された男性と2人のご子息は
親族や家族会の参列者が見守る中、
故人への感謝と悲しみを存分に伝えてくれました。

葬儀とは、
残されたものが逝ったものの人生を思い、
縁ある人々と感謝と悲しみを共有する場だと
つくづく思いました。

人生の最後は誰しもあり残された者も
又いずれ誰かに送られる。

連綿と続く家族・世間の存続は
すべての生きものに共通であり、
人間だけが特別ではありませんね。。



さて、
本日のテーマ
====================
「人間は特別な存在か?」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
==================


■理性主義と生命本位の切り口で
日本人の特徴を説明している立花先生によると

生命本位はありのままの生活感覚そのものであり、
理性主義は人間は他の動物や自然に対して
特別の存在として観る価値観である。

理性主義は抽象的な絶対的な存在としての
神に近い理想的な存在として本来の人間とする。


■それに対して生命本位の人間は日本人に限らず
人間は生身を持つ動物や自然の一部であり
喜怒哀楽で本能で生き、善も悪も正の邪もある存在と認める。

その上で理性とどうバランスするか考え
本音で生き自然体であることを是とする。

イデオロギーや法律や規則を絶対視しない。


■西洋文明は絶対的存在の神の代わりに近代科学を持ちこみ
理性主義のイデオロギーで光と闇を分断した。

植民地主義も帝国主義も共産主義も本来の人間である光の世界の人々で
で世界は統一されるべきと考えた。

第二次世界大戦も光の世界と
ドイツナチスや日本という闇の世界の戦いという
構図で説明してる史家もいる。

共産主義の平等の思想は世界統合のインターナショナルとなり、
現在ではグローバル主義で世界は一つという理想に繋がっている。

■暴言王のトランプが米国大統領選挙で勝ったのは
米国の価値観で世界を統合する理性主義のグローバリズムを
米国民は非現実と理解した証拠ではないだろうか。

理性主義の行き過ぎに疲れたのではないか。

理性主義は論理と数字を重視する。

経済合理性がマネジメントの指標となり
株主資本主義やグローバスズムが正義となる。

現実の人間は敬虔な一神教信者と言えども
生身の人間としての欲望や煩悩に満ちており、
それを受け入れて理性主義とバランスをどうとるかが
マネジメントのテーマではないでしょうか。

●ご質問ご意見は気軽に
返信で意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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