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第434号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「ドラッカーの名言、成果は才能ではなく時間から得られる」
2016年11月2日水曜日、夏日からつるべ落としというくらい
一挙に冬が来たようですね。
皆さま、風邪には気を付けて日々のルーチンをこなしましょう。
■10月30日の日曜日特養に入所しているアルツハイマ―病後期の妻が
痙攣で意識障害になり入院したと連絡が入り、
娘達と病院に行きました。
幸い意識は戻りいつもどうり家族で
ゼリー食の食事介助をして
近くで食事を孫娘を入れて無事を祝いました。
突如再入院するのはこれが2回目です。
介護をプロに任せて僕も子供達もそれぞれの仕事や研究活動をしていますが、
介護者としての生活方針は変わりません。
■その夜は、呼び出されて
若年性認知症家族会の男性介護者4人で食事しました。
中には車いすに病気の奥さんを連れて、職人仕事を両立させて
いる男性介護者もいました。
男性介護者が最近マスコミに取り上げられます。
注目のされ方にはマスコミ受けする綺麗ごとのストーリー、
愛情とか、献身とかで賛辞を受けますが
それだけではない、4人の酒の席では本音で語ります。
愛情とか義務感など単純な心情ではない。
長い人生の中で結婚生活があり、仕事や生活の中で
妻から言われたある一言が介護生活を支えていることもあるのです。
男性介護者の中にもいろんな考えがあり
違和感のある介護者もいますが
この夜の4人の話しは共感できる仲間でした。
■仕事、現在の僕にとっては研究ですが、仕事と介護と社会生活は
切り離せない。
仕事観がそのまま介護生活に生きます。
仕事でも介護でも家事でも遊びでも実に多くのルーチンをこなします。
例えば昨日の僕の一日は回転軸振動関係の研究者3人にメールし、
銀行口座残高確認し、資金移動し、歯医者に行き、買いものをして、
妻の後見人として登記変更のために住民表をとり、家裁と法務局に
手続きのために書類を送り、
来年2月のセミナー企画に修正を行い、
本メールの原稿を書く。
その合間に次にやるべきことを考える。
つまり時間の使い方が重要なのです。
ドラカーは「成果は才能ではなく時間から得られる」
と言いました。
段取りを取り、すべてのルーチンの流れをつくる。
さて、
本日のテーマ
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「流れ生産」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■トヨタ生産方式と言えばカンバン方式や平準生産が有名です。
ある需要変動のある製品を
一定量の数を作るのに、
人数*時間を最小にするにはどの方式がいいか
という問いの答えです。。
簡単に言えば
カンバン方式は売れた数だけ補充する生産であり、
平準生産は一定期間(タクト時間)毎に定量生産するが
需要の変動に応じてタクトタイムを変動する方式です。
いずれれも中間でモノが滞留しない流れ生産で
工数(人数*時間)を少なくするものづくりで
日本発のものづくりから生まれました。
■また流れ作業というのもよく知られた方式です。
フォードから始まったベルトコンベアで部品を流し、
工程毎の専門工が順番に加工組立作業を行う。
スーパーマーケットやコンビニで
半ギレや4分の1カットされてラップで包んで売られています。
キャベツをカットする作業とラップ包みという2つの工程の
作業をどう設計するか考えてみましょう。
■カット工程と包み工程の2つの工程をそれぞれ作業担当を2人置き
流れ作業する方式(A)と
1人がまとまった量(ロット)カットし、
ロットが終わると包む作業をまとめて行う方式(B)
そして
1人がカットして包み作業を1個づつ行う方式(C)
の3方式があるとして
どれが一番最適な生産でしょうか?
良い生産と悪い生産の評価測定基準は総時間(人数*時間)です。
■Aの工程別流れ生産は
2つの工程の時間がかかる工程によって制約されます。
カットは2秒で出来るか包むのは4秒とすれな
カット工程は2秒間無駄時間となります。
Bの独りロット生産の場合はカットしたキャベツを並べて置くため
並べる時間と取り出して包む時間が無駄になります。
並べる時間と取り出し時間が3秒かかると3秒は無駄になります。
Cの独りがカットしてそのまま包む方式ですと
無駄な在りません。
これが1個づくり、単位時間タクト生産、あるいは
最少タクト平準生産で
究極の流れ生産です。
個別の工程だけの最適化を考えるだけではなく
全体の最適化を考える方式であり、
ものづくり日本の現場のイノベーションなのです。
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imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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