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第423号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「マネジメント理論と実証」
2016年7月27日水曜日,いよいよ明日ころから
梅雨が晴れそうです。
この時期は暑気払いを兼ねて
いろいろイベントが続いています。
■7月20日は元日本IBMで活躍した松林さんの
ワクコンサルテイングの講演会&交流会に参加しました。
ライオンのサプライチェーン改革の歴史を聞き、
50人近くのシニアクラスの経験と実績の豊富な
参加者の紹介と交流しました。
■翌日21日は東京農工大MOTのOB中心で
講演会と交流会を兼ねたMOTサロンに参加しました。
元日産の津曲さんの日本と欧米の技術者魂の
違いなど聞きました。
■さらに続けて22日は法政大学の江崎先生と
食事しました。
日本製造業で培ったTQMを独自に体系化して
欧米の学会に発表したら英国の病院経営の参考にと
講演依頼があったとか。
■24日日曜日に我が母校の出雲高校が
甲子園発出場の快挙を決めました。
進学校で70年の歴史のなかでこれは奇跡だと
同窓会連絡網で大変な盛り上がりです。
「もしドラ」という高校野球とマネジメントの
小説がヒットしたこと思い出しました。
■スポーツや仕事や研究に仲間とともに
盛り上がる平和な日本を維持したいものです。
僕も僕で回転体の芯ブレ振動の低減と
SCMにおける需給関係の同期現象を
どちらも動的負荷に対する振動問題ととらえて
理論方程式化することに成功しました。
先ずは数値計算で実証しなければなりません。
数値計算のテクニックを覚えるのに必死です。
さて、
本日のテーマ
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「生活感覚の生命本位と抽象的価値感覚の理性主義」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
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■英国のEU離脱や米国のトランプ候補の米国第一主義は
統合によるグローバリズムという抽象的価値観である理性主義が
綻んでいる現象とみることができます。
グローバリズム、自由主義、民主主義という
理性で考えられた価値観が現実の生活感覚と齟齬を生じている。
移民による犯罪、暴力は抽象的な理性主義では解決しない。
■非日本である西洋や米国では単純で素朴な「子供じみて」
「古い」と見なしている生命本位は、
近代になって「新しい」理性主義によって
完全になくなったわけではない。
グローバリズムとリベラルな理性主義がマスコミや
教育界の思想を代表していることの証明が
英国のEU離脱、トランプ現象を
否定的に報道していることにある。
理性主義は人々の現実の生活の営みから大きく遊離しているが
生命本位は現実の生活に密着している。
■日本人は理性主義を受け入れながらも
元々に生命本位が主体である。
西欧では理性主義の「大人」の理想を抽象的な世界に求めてきた。
グローバリズムも共産主義も民主主義も自由主義も
「絶対的価値を持つ完全で永遠なもの」は
理性でしか把握できない。
日常生活の感覚でそれらの理想は掴めない。
■科学の世界ではニュートン力学もアインシュタインの
相対性理論も確かに抽象的理性主義の産物だが、
実験や自然観察で実証している。
しかし、
人間という喜怒哀楽の生きものを構成要素とする
経営、経済、政治の
システムでは現実と理想モデルは異なる。
人間社会をマネジメント、あるいは、制御できる理論は
まだできていないどころか
その可能性さえ誰も信じていないのでは
ないか。
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今岡善次郎
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