◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第407号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「桜のようにパット咲いてパット散ることのない継続テーマ」
2016年4月6日新年度初の水曜日になりました。
近所の公園で散歩がてら毎日桜を見ています。
満開の桜も雨に打たれながらも
寒さで長持ちしています。
日本人はパット咲いてパット散る
桜の潔さに心を打たれるのでしょうね。
■3月後半の2週間、以前本メルマガで何度も紹介していた
僕の仕事のテーマ、と言っても身銭を切って研究している
回転体の芯ブレ自動調整技術の実証実験に
岐阜に工場のある会社まで出かけて
立ち会いました。
従来の回転体理論では回転中心の軸にたいして
フランジのついたスピンドルの重心位置を錘で調整するのが
常識ですが、
回転中心が求心力で重心に移動するという
求心バランサーの理論は未だありません。
世の中にない画期的発明でありながら
誰も原理を研究していない。
古希が近い男子独居の僕がワクワクしながら
挑戦しているのです。
■実験結果は僕の理論を裏付けるものでした。
一歩前進です。
超電導が電気抵抗によるエネルギーロスをなくすように、
青色発光ダイオードが光エネルギーを半減させるように
回転ロスが半減できる。
回転体には製造過程でのバラツキや摩耗によって
形状誤差や運転上の力の変化で必ず存在する
芯ブレ(回転体の偏心)のロスがあり、
そのロスを半減させる可能性があるのです。
研削盤はエネルギーロスよりも
芯ブレ半減でバランス調整しなくても
加工精度が向上するという結果がでました。
■メルマガではこのテーマで最近は語っていませんが、
21世紀義塾の準備しながらも継続し
一歩づつ前進しています。
メルマガ読者の中で何人か資金的人材的な協力の打診を
頂きましたが残念ながら進展していません。
省エネ、低騒音、環境改善など社会に有益な技術であることは
確信しています。
現実は人と人の関係で物事は進みますのでこちらの思い通りに
行かないですが
世の中を変える大きな目標をもって継続させます。
桜のように興味がパット咲いてパット散ることのないように
社会のためという大義を持ち続けたいと思います。
関心ある方のご連絡お待ちしています。
■又もう一つのテーマ「21世紀義塾」の大きな目標は
ドラッカーが21世紀の教育を予言したように学校とは違う
「社会人による社会人のための社会人教育」事業を立ち上げることです。
米国では一般化している大学によるマネジメント教育
MBA・MOTですが
日本型のMBA&MOTを目指します。
この分野の社会人教育12年の経験から人脈と僕自身の
シラバスは十分持っています。
ところが日本企業の教育費は3Kの予算削減で
募集状況ははかばかしくない。
HPやフェースブックでの告知は追って
更新しますが21世紀義塾の企画を設計変更しました。
●個人参加として無理のないコースメニュー追加しました。
・企業向けコンサル付き:Aコース50万円、
・個人向けコーチング付き:Bコース15万円
・個人向け:Cコース10万円
Bコースのコーチングとは
個別に別の時間と場所で傾聴と相談にのることです。
Cコースは過去4年間開催した
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f06d9ls0jqwb900km78sO
と単価は同一で
土曜日集中で時間倍増のケースとなります。
講義という知識伝達よりも講師団と受講生間の
コミュニテイ(人間関係づくり)を重視する。
ドラッカー塾でのコンセプトに戻ります。
さて、
本日のテーマ
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「やる気、モチベーションはシステムを超える」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■ものづくりの現場では生産性の研究が盛んであった。
作業時間研究による作業方法の標準化、
熟練やシステム化によって現場カイゼンが行われた。
ひとりの作業者が何度やってもばらつかないで同じ結果を出したい。
別の作業者がやっても同様の生産性があがることが
奨励された。
しかし、
どんなに標準化しても異常事態は必ず発生する。
その場合想定外として思考停止してしまう。
■ものづくり現場ではなく、技術開発や研究や
新規事業開発になると繰り返しの定型的な
標準化はできない。
思いかけない現実に出くわすとその原因と特定し
調査すべき現実の対象が変わる。
成すべきやり方を変え、計画を見直すなど
標準的な手順やシステムに頼れなくなる。
■初めて現象や想定外の問題が発生するときは
標準化やシステムが効かない。
最も効くのは人間のやる気である。
モチベーションともいう。
標準化された手順はなくてもやる気があれば
人間の脳は現実の起こったことによるストレスで
アドレナリンが分泌し、集中して洞察力が増し、
生産性は2倍以上になるというのが
金田氏の体験である。
■やる気のある
本社部門のスタッフや研究開発の技術者は、
システムや標準化の手順がなくても
自分の足で情報を集め、問題点を掴み
アクションを取る。
むしろ標準がありシステムがあるとやる気も出ないことが多い。
人間は何かに挑戦する存在であると言ったのは
ドラッカーである。
挑戦し甲斐の無いシステムや標準化の中で
仕事をするのは人間の本性に反することであ。
人間を機械のように挑戦心を無くすのは人間への冒涜である。
やる気とはチャレンジ精神であり知識やシステムではない。
やる気はシステムを超えるのだと。
マジックのようなテクニックや技法ではなく人間の本性から
やる気を伴って仕事をするのが本来の
企業家(ドラッカーのアントレプレナー)です。
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今岡善次郎
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法政大学理工学部経営システム工学科非常勤講師
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