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第398号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「 仕事も武道も稽古によって異常時の対応ができる」
2016年2月3日水曜日となりました。
今冬は暖冬と予報されていましたが
大寒の頃より平年並みの寒さが続いております。
皆様お元気でしょうか?
先週末はいろんなイベントに参加しました。
■30日土曜日は京都大学機械系工学科の関東支部同窓会の
新年会に久しぶりに参加し
懐かしい友人や始めてお会いする先輩達と
講演と懇親会を楽しみました。
昨年卒業したばかりの若い社会人なり立てから
もうすでにリタイヤした80歳代の大先輩まで、
歳の広がりは祖父と孫の間の60歳の年齢差ですが
同郷ならぬ同窓の間の親近感がありました。
■31日日曜日は9年続けている
高円寺気功教室の一員として練馬のNHK文化センターにて
中国健身協会主催の
一般市民向け有料の演武ステージに立ちました。
14:00〜16:30のプログラムで
中国人の先生による気功太極拳の健康にもたらす効果についての講演
と関東各地の13教室それぞれの13のプログラムで
約100人が舞台に立ちました。
15:00頃の登壇でしたが
午前11時には舞台での位置合わせを兼ねたリハーサルと
講演と他教室の演武を観て、
退場したのは17:00、
それから新宿で打ち上げ会と
丸一日のイベントでした。
■練習も休みがちでしたが
なんとか無事に責任を果たすことができて有意義な一日でした。
気功は一種の武術であり
身体の隅々まで筋肉や筋膜、筋骨を
ゆっくりと呼吸しゆっくりと身体を動かし静かな負荷をかけます。
繰り返し何回も稽古します。
高齢者も多いですが気功を続けると
全身を筋肉を鍛え、毛細血管を隅々まで張り巡らせ
新陳代謝を促し、免疫力を高める。
高円寺教室18人の内、
僕を含めて男性は3人だけで15人は女性です。
皆さんとてもいいひとばかりで
楽しい仲間です。
男子独居老人にとってはとても心地いい
グループです。
さて、
本日のテーマ
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「異常時の対応」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■生産現場の生産性をあげるには同じ工程で
同じ作業者がいつ作業しても品質も時間も変わらない
標準化が必要になる。
人が代わっても同じになるように
マニュアルという標準作業書をつくってトレーニングする。
ものづくりだけではなく、ことづくりやひとづくりでは
マニュアルによる標準化ができるだろうか?
ことづくりとはイベントやサービスを創って
提供することであり
ひとづくりはものづくりことづくりで成果を
あげるには熟練による標準化が必要である。
■ものづくりもことづくりも
ある時点である最高の水準で実行できる方法を選定し
その方法を標準化する。
ものづくりは標準作業書(マアニュアル)であり
ことづくりは標準手順書(スタンダードプロセス)であり
システムデザインツールであり、
マネジメント原理である。
機械設計の場合は力学と設計論である。
スポーツの場合は練習、武道の場合は鍛錬、舞踊の場合は
稽古である。
■トヨタ生産方式にはある工程で不具合が発生したらラインを止める
というルールがある。
特定の1工場でしか作っていない部品工場が
爆発事故起こしたらその部品を使う組立ラインを稼働停止する。
最終組み立てラインが止まるとそのラインに供給する
あらゆる部品メーカーも稼働停止する。
不具合の原因を調べて
問題をつぶして復旧することを最優先する。
異常に対処するには様々な原因があり
マニュアル化することが難しい。
異常に対処するには当然個人差がある。
現状を観察し咄嗟に仮説をつくって試行錯誤する
感性が要求される。
■人材教育、企業家育成においても同じである。
標準書(マニュアル)とは
現時点で調査した成功事例の共通する原理手順である。
大事なのはナレッジとしての
原理手順では差がつかない異常時の対応である。
それは人間として本性
精神的なもの、思いである。
原理を理解することと
繰り返しても同じ結果がでる訓練と
そして異常時に現実を観察して
対処する冷静な判断力と行動力が要求される。
そしてそれは修練、習慣にすることができる
とドラッカーは言う。
異常時の対応は普段からの稽古が必要なのは
武道やスポーツと同じです。
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今岡善次郎
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