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第397号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「魂が揺すぶられるワクワクするテーマ」
■平成28年1月27日水曜日、
歳の去来を思う年末年始が過ぎ、
平成28年の日常が戻ってきました。
妻が長期入院の病院から特養に移りターミナルケアの
段階に入りました。
8年前の大晦日に詠んだ短歌。
大晦日妻は入院娘はデート
独り蕎麦食う還暦の年
8年経ってデートしていた娘達はその時のボーイフレンドと
結婚しありがたいことに
素晴らしい家庭を持っています。
■そして68歳の独居男子は介護の傍ら
社会復帰を果たしてきました。
子供たちは父が仕事に復帰して忙しく
していることに安心して頻繁に連絡してくる
こともありません。
以前のような企業に入り込んで
観察、分析、ヒアリング、提案書作成などのコンサルテイング
の仕事は少なくなったものの
2つの大学院MOT,MBA、そして
ドラッカー塾で多くの社会人向けに
実学教育を12年わたり実践してきました。
新しくできた親族、
新しく出会った社会人大学院生、
今でも続く認知症家族会の会員の皆様
気功教室の仲間達
皆様のお蔭で心身の健康を取り戻しました。
いや一層の生命力を頂いたような恩恵を受けております。
■独り暮らしを寂しく思わない
人と人の繋がり機会を作ってくれた妻やこの8年で
出会った多くの人々に感謝するとともに
世の中に恩返しをしなければなりません。
恩返しのプロジェクト2つあります。
●1つは「日本発21世紀ものづくり日本の手法:21世紀義塾」の
立ち上げです。
ものづくり・ひとづくり・ことづくり・くにづくりに
つながる日本的マネジメントの教育体系をつくることです。
今多くの実学プロフェショナルの皆さんの講師依頼中です。
ほぼカリキュラムの設計は完了しました。
●もう1つは
「回転体芯ブレ自動補正技術による騒音・省エネの事業化」
です。
国立大学の工学部大学院にて研究室でオフィスとPCを擁して頂き
コンピュータ解析のソフトウエアのインストールを
完了しました。
■どちらも68歳の年齢には一見不可能に思える
挑戦です。
僕にとっては過去の経験が活かされ
魂が揺すぶられるワクワクするテーマです。
ドラッカーの教えでは不可能に見えることでも
敢えて卓越する挑戦が心を豊かにする。
すべて順調に進んでいるわけではありませんが
壁にぶつかりながら一つ一つ乗り越えて
行こうと志を立てています。
さて、
本日のテーマ
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「社会の機関としての教育の役割」
(「ポスト資本主義社会」P・F・ドラッカー、ダイヤモンド社)より
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■「ジャパンアズナンバーワン」ともてはやされる前,
日本ではかって企業内教育が盛んであった。
バブル崩壊の20年
交際費、広告費、教育費の3Kが予算削減の対象になった。
教育の投資効果が問題になった。
教育の目的やその効果はどのように定義したらいいのだろうか?
学校教育も社会人教育も含めて
21世紀のポスト資本主義社会に求められている
教育の条件は何か?
■2016年に入り、
世界経済に大きく組み込まれた中国経済の変調
リーマンショックを和らげる米国の輸血経済政策の終焉
逆オイルショック、Gゼロという強者のいない、新帝国主義の時代、
日本経済社会に影響与えない理由はない。
その中にあって
企業組織も行政も時代を切り開く企業家精神が必要になる。
企業家精神とともに
実務を通して学ぶことと同時に
ツールとしての先人の知識の「生産物」を利用することとと
新たな「生産物」を創ることが必要である。
■どんな仕事にも役立つ共通な「標準品としての知識」と
一人ひとりが無数の「知識生産物」をどう使うかを
指導する教育が不足していると
ドラッカーは指摘する。
ヘンリーミンツバーグは
米国MBA批判の中で
教授は各自「部品」を提供するが「製品」の組み立て方を
教えない。
学校では「全優の生徒」を誇るが
「全優の生徒」は物事を達成する者ではない。
道具箱には素晴らしい切れ味のするどい
道具はあっても「ものづくり」「ことづくり」という
ものごとを達成する(つくる)には別の教育が必要である。
■理論と実務は「文武両道」という教育の概念が
必要ではないか。
過去の延長でこなせる仕事もたくさんあるが
細分化された業務知識を効率的に実行するためだけでは
時代を切り開けない。
現実の課題を観察して
「生産物としての知識」を徹底的に使うとともに
さらに新たな知識を創造しなければならない。
社会人が仕事に追われるだけではなく、
現実の仕事において直面する問題に対処する
「知識の生産」が社会の知識として
共有されることが必要である。
そのような社会的課題としての教育事業
「21世紀義塾」を企画しています。
いずれ本メルマガでご案内します。
楽しみにお待ちください。
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今岡善次郎
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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