◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第394号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。
僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
不要の方はそのまま「配信不要」と返信頂くか
ご面倒かけますが解除手続きお願いします。
配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「 宮本武蔵:千日の稽古を「鍛」とし万日の稽古を「錬」とする」
2016年明けましておめでとうございます。
皆様それぞれに新たな気分で新年をお迎えのことと存じます。
本年もメルマガよろしくお願いいたします。
■大晦日から元旦にかけて男子独居老人として、
長期入院している妻の面会、
お雑煮など自炊して過ごしました。
大晦日9年に及ぶ入院の妻と面会帰途の井の頭公園
を散策しました。
在宅介護している時代は
井の頭公園は介護散歩コースでした。
2人で手をつないで歩きました。
会話も出来た。
今、僕を夫とも認識出来ない。
この公園を歩くと元気な時代の妻を思いだします。
■年末ふと子供のころの母の味を思い出して
里芋の煮っころがしを作り、
元旦にはおすましのお雑煮、煮豆にネギ、鰹節の
昨年逝った母の味を楽しみました。
2日には3人の子供たち家族、3人の孫たちとも会って
先祖、両親、子供や孫のことを思うと
いのちはリレーのようにつながっていると思います。
子供達への教育は妻任せであまり熱心ではなかった
けれど子供達に嫌わないように
孫達への教育などできたらいいなと
ふと感じました。
■1月4日東京市場始め世界同時株安に見舞われました。
米国の金利引き上げにより中国経済や新興国
が経済危機直前にあり、ヨーロッパも混乱し
世界経済政治が混迷しつつあります。
シリア、サウジ、イランの中東が欧米ロシアの
代理戦争のようになってISのテロとの戦争、
米国が世界の警察官を降りて
多極国家間の新帝国主義に時代に入ろうとしています。
近代西洋文明は民主主義と自由を王権から取り戻すことで
戦争と革命の時代を経たものの、
強欲資本家の覇権主義に変わっただけで貧富の格差が
広がっています。
自然資源の浪費で地球環境が悪化し温暖化が進み
異常気象が頻発しています。
西洋文明限界が見えてきました。
ドラッカーによると
欧米とは違う日本的な日本を世界が必要としている。
長引くデフレで日本的経営が批判され続けて
米国式株価至上主義経営にも舵を切れなくて
躊躇し日本人は自信を失いかけています。
■6年間お世話になった多摩大学大学院の最終講義
と兼ねて
「日本発21世紀ものづくり日本の手法:21世紀義塾」
プレーオープン交流会開催したいと思います。
昨年まで春期秋期の年2回4年で8期開催していた
今岡ドラッカー塾は
日本人が再度自信をもって企業家精神を取りもどすことをねらって
新たな形で再開したいと思っております。
■場所はものづくり日本のいわれがある
代官山フラットON THE HILLで行います。
明治のものづくり日本を支えた徳川幕府の鍋島藩の藩士であった
技術者 松尾鶴太郎は
海軍造船部長としてイギリスピッカート社に戦艦三笠を発注した
責任者です。
その後三井物産に天下り技術総監として三井造船の創業に貢献しました。
オフサイト代官山フラットON THE HILLのオーナー兼マネジャー
の松尾昌平さんは松尾鶴太郎の子孫です。
■イベント内容
ものづくり日本の現場経営の原点は
古事記のものづくり・ことづくり・くにづくりを包括するマネジメント思想にあり、
現代のマネジメントの神様、P・F・ドラッカーの社会生態系思想と重なります。
ドラッカーや現代のドラッカーと言われるヘンリー・ミンツバーグを
フレームワークにして世界に発信できる
日本的経営の方法を語ります。
■時間
2016年1月18日
18:30〜19:30 講義「日本発21世紀ものづくり日本の手法」
19:30〜21:00 交流会
■アクセス 東急東横線代山徒歩3分 JR恵比寿から徒歩7分
アドレス渋谷区恵比寿西2-15-9 代官山ON THE HILL
090 2627 6835 松尾昌平
■講義&交流会(21時まで飲み放題食事つき)
交流会 5000円(税込み5400円)
代官山 ON THE HILLオーナー兼マネジャーの松尾昌平さんは
日露戦争を勝利に導いた戦艦三笠の建造責任者松尾鶴太郎の子孫です。
代官山フラット立て替え中は地中海南欧地域伊料理研究しました。
多摩大学大学院の受講生で講義のみで交流会非参加の場合は無料です。
■定員25名
定員達し次第締め切りとさせて頂きます。
事前準備の都合上参加予約お願いします。
□不参加
□講義のみ参加
□交流会のみ参加
□講義と交流会ともに参加
よろしくお願いします。
さて、
本日のテーマ
====================
「最高の人材教育は強みを見つけさらに積み重ねることである」
(「ポスト資本主義社会」P・F・ドラッカー、ダイヤモンド社)より
==================
■米国流の教育礼賛の現代日本で
日本の教育を擁護するドラッカーによると
教育で最も重要なことは
弱みを矯正して平均的人材をつくることではなく
強みを強化する習慣をつけることである。
優れた美術教師、優れたスポーツコーチ、
優れたビジネスコーチは
強みを見つけて生徒が興奮し一層継続して
自己修練に励むようにする。
■偉大なピアニストは音階の練習を毎日繰り返す。
優秀な外科医程傷口の縫い目を正確に合わせる
練習を毎日繰り返す。
日本では身体で覚える鍛錬が大事であると古来から言われている。
一日僅かな向上が「成果」を生む。
成果、又達成とは積む重ねである。
直ぐ成果の出るテクニックはない。
■上手に行えることをさらにはるかに上手に行えるように
なることである。
全く経験のない分野で
新しい知識や手法を短期でマスターして
直ぐ成果を出す魔法の教育は古今東西現れては消え、
消えては現われてきた。
宮本武蔵の五輪の書によると
戦国時代が終わり江戸時代の初期には
武芸を売る商売道場が乱立したという。
枝葉末節な枝分かれの武芸が乱立した。
枝葉末節にこだわる流派が多い中で確実に勝つには
一意専心(集中)の愚直な兵法が要諦であると。
千日の稽古を「鍛」とし万日の稽古を「錬」とする。
■現在日本の教育では欧米から手っ取り早く成果が出る
手法が新しい言葉を装って毎年現れる。
「成功のための7つの習慣」で有名なコビー博士にると
最近の50年間に作られた知識からはほとんど
学べるものが無かった。
300年以上のナレッジで生き残った古典的知恵が
活きたと述べている。
近年は日本的な愚直な現場の修練を軽んじたりする。
弱みを矯正したり指摘する教育よりも
強みとする能力や感性をさらに修練によって
磨くことを動機付けすることが大事である。
自分の強みとは
本当に自分が欲している需要を
自分独自の思考で供給できるものである。
それを愚直に実践する。
●ご質問ご意見は気軽に
返信で意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
■■■■■寄付金のお願い■■■■
いつもご寄付ありがとうございます。
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。
金額やお名義は問いません。
請求や領収書など入金管理はしません。
一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
寄付金(お布施)箱(口座)
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン
■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0e5xir0hqrjtt89sxbj8
バックナンバー
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0e5yir0hqrjtt89sxiDW
株式会社ビジダイン
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0e5zir0hqrjtt89sxny0
多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0e50ir0hqrjtt89txTPw
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。