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「いのちの躍動による年齢に関係ない人生を送る」


おはようおざいます。

12月30日水曜日2015年も終わりを迎えました。

日本人は昔から旧年と新年に区切りをつけて
何かを捨て何かを始める動的平衡の生命思想があるように
思います。

皆さん、今年はどんな年でしたでしょうか?

そして来年は今年の出来事を反省してどんな年にしたいと
お考えでしょうか?

個人的にお会いして
交流する機会を作って頂いた多くのメルマガ読者の皆様
又一度もお目にかかっていませんが
メルマガ読んで下さっている方
ありがとうございました。


■僕は今年の初め1月から4月にかけて1つの目標を持って
株式会社21世紀ものづくり日本(MN21)を立ち上げ
日本の手法でマネジメント教育を立ち上げ
世紀の大発見と思しき技術を事業化するプロジェクトをスタートする
計画を立てました。

仕事としてのプロジェクトは今だ始まっていませんが、
プロジェクトの一貫として
68歳になってその技術の原理と応用研究のために
大学院博士課程に入学しました。

博士号を取って箔をつけて仕事を見つけるなどという
意図は全くありませんし年齢からみると無理です。

博士論文や学会という場で発表する目的を持てば
研究行動において後に引けない背水の陣が引けるという
判断です。

仕事というより
1人の老人研究者となって身銭を切ってワクワクしながら
日夜思考しております。


研究も仕事も論理や理性よりも
いのちの躍動による年齢に関係ない残りの人生を
送りたいと思います。

■一方で幾つか捨てる決断もしました。

迷惑をかけた方もいるかもしれないが
僕自身の決断において私憤からではなく公憤での決断だと
信じています。


生命力を充実させ
清く正しく尊く世のため人のために少しでも
自分ができると信じることを進める。

そんな行為に中で別れもあり
いろんな人とに出会いもあり
助けがあり、
やがて芽生えがあると信じています。

今年の最後のメルマガですが
来年も引き続きよろしくお願いいたします。


さて、
本日のテーマ
====================
「2500年前人類は理性を発見した」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
==================

■日本人に限らず、人類は他の動物と同じように
日常の中で生と死を見ていて、
生命とは自ら動くものと感じていた。

生命を根本的に価値のあるものとして
認めていた。

死んで動かなくなると肉体は単に物体になる。

「命あっての物種(ものだね)」という
感覚は人類が誕生してからあった。


■それでは人類が理性を持つようになった動機は
何かと立花氏は考えた。

人は必ず死ぬ。

泡のようなはかない存在である。

この余りにもはかない存在でいることに耐えられない。

喜怒哀楽に悩まされ
病気や不運に悩まされる。

そこから何とか脱却したいと
「自ら絶対的な価値のある完全な永遠の存在である」と
思おうとした。

その方法として
自分に絶対的な価値を賦与してくれる何らかの
絶対的な価値を持つ完全で永遠なるものの本体を探そうとした。

■永遠の「絶対的な価値を持つもの」とは
現実を超えた抽象的な世界を求めなければならない。

この抽象的な世界を創造するには
抽象的な思考能力である理性を働かせなければならない。

人間という表面的には泡のように儚い存在を絶対的な
価値を持つ完全で永遠なる存在にしてくれる能力は
磨かれた。

それが「理性」だという。

日々生きるための行動に追われていると
複雑で高度に抽象的な思考はできない。

このような高度な思索に専念できる余裕ができて
始めて理性は生まれる。

その時期は2500年前だったという。

■現世を否定し超越的な価値を希求する「価値観の大転換」
があった。

中国、インド、ギリシャで高度な文化が発達して
宗教的な現世否定と超越的な価値を希求する理性が生まれた。

これが人類の歴史的切れ目であると
フランスの哲学者カールヤスパースが述べたそうだ。

日本では中国やインドから儒教や仏教という理性が
伝わったがそれは中国人やインド人やギリシャ人、西洋人の
ようには日本人を変えなかった。

2500年以前の人類の持つ精神構造を根本に持ったままで
理性は日本人にとって生命観を変えるものとはならなかった。

生命というか、感性というか、
現実から離れて抽象的な理性のみに頼るには
違和感が日本人にあった。

日本の仏教も儒教もキリスト教も
日本人はその原理に忠実ではなく、日本の心、又は大和魂の
土台の上に築かれた。

そのことが日本人と非日本人と別れるところではないかと
立花氏は言う。

150年前の明治維新の時は西洋文明が
太平洋戦争後はアメリカ文明が日本の生態系を変えて
日本人の多くは日本人の本質は失われてしまたっと
考えている。

しかし、ドラッカーに言わせると
日本は西洋化したのではなく、
日本では西洋が日本化したという。

それが正しければ
日本人の感性が理性や理論を上手に道具にした
誇っていいかもしれない。



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imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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