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「カリスマリーダーの危険」



11月11日水曜日の朝を迎えました。

秋も深まり朝夕の温度差が大きくなりましたね。


■米国ではこれから1年間大統領選挙戦で盛り上がることでしょう!

オバマ大統領が「イエス、ユーキャン チェンジ!」で
カリスマ性を発揮して初の黒人大統領になりました。

世の中が不安になり自分で決めることが
できなくなるとそれに乗じて自信満々のカリスマが
登場する。

ヒトラーも第一次大戦後の不安定なドイツ社会に
自信満々で登場しカリスマとなって信奉者を増やしました。

■社会人大学院などでもカリスマ教授が時々登場し
心理的に不安定な学生が拠り所にする。


会社でも家族でも社会でもカリスマリーダーに従う組織は
自分で考えない。

社長が「カラスは白い」といえば「カラスは白い」という
社員がたくさんいる。

ドラッカーは20世の社会の3大カリスマとして
ヒトラー、スターリン、毛沢東をあげました。

社会の病原菌に一つにカリスマ性を上げていました。


「産業人の未来」では一人ひとりの凡庸な自律した市民が
健全な社会を作るといって
マネジメントを発明しました。

見せ方とかカリスマリーダーを毛嫌いしていました。

改善活動などのカリスマではなく一人ひとりの創意工夫が
大事なんですね。


さて、
本日のテーマ
====================[
====================
「改善と企画」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
==================


■企業には経営企画とか、営業企画とか企画部門が
たくさんあって彼らが経営改善しているかというとあまり
していない。

金田氏はシステム改善する職種をSEr(システムエンジニア―)として
定義しているが企画部門はシステムエンジニアを
育てにくいという。


イノベーションとは、かけ声ではなく
現状システムを再設計することであり現状システムへの
深い現実的な観察が不可欠である。


■企画部の仕事はOR(オペレーションリサーチ)他の手法など
1つの問題解決のフレームワークにのせてしまう。

新しく画期的な表現に見えるが、
無理矢理に方程式に乗せる意味で深く考えない。

洞察がない。



■ドラッカーは思考を不要にする公式は愚だと言った。

コンサルタントにありがちな提案は一切のシガラミを断って
ゼロベースで作り直すことを格好良く主張する。


しかしながらしがらみの
観察の中に本質的なモノを把握する必要がある。


■製品について顧客の声、
演劇であれば観客の声、
大学であれば学生の声、

そして多くの「顧客の声」を無視してひとりよがりの少数の人間が
独善的な企画で失敗を続ける。



大上段の戦略企画より改善である。


現実を観察する動機がはるかに多い。



●ご質問ご意見は気軽に
返信で意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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