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第383号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「近松をモダンバレーで見る」
おはようございます。
10月21日水曜日,おはようございます。
寒い日もあれば昼間は夏日の日もあり、
健康管理に気を付けなければなりませんね。
■18日に日曜日、
気功教室の仲間とオペラシテイの新国立劇場に行きました。
近松門左衛門の物語りを
スペインのフラメンコ
ロシアのモダンバレー
日本舞踊
それぞれ組み合わて表現する舞台を
観てきました。
それぞれのオリジナルな振付
日本人ダンサーの喜怒哀楽の表現に
世界の異質なものを組み合わせる舞台芸術に
感心しました。
■近松という日本的な男女の情愛の物語りの筋書を
僕は知りませんが異質のもの組み合わせの
面白さは感じることができました。
誰しも自分の親しんだ世界から見たこともない
世界を覗くことは世界観を広げます。
明太子スパゲテイ
アボガド巻
テルヤキステーキ
すべて日本が得意とする和洋折衷ですね。
今まで全体だと思っていたものが
実は部分であったという感覚です。
実はそれは本日のテーマ、手段と目的の関係も
同じですね。
さて、
本日のテーマ
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「手段と目的の混同」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■金田氏が大野耐一氏の元でイノベーションしている頃は
IT部門、又は情報システム部門は電算室と言われたいた
時代である。
進んでいる会社はシステム部といい、
職種はSE(システムエンジニア)という。
今でもこの職種名はあるが
最近では情報処理技術者とかIT専門家と言われています。
実は僕も40年前20歳代のキャリアスタートは
SEでしたので金田氏の話に共感します
■SE部門は生産技術部門とよく似ているという。
現場からの要求を受けてシステムや設備をつくる。
ユーザー部門という言葉で現場を表現する。
SEはイノベーション人材が育てにくい。
目的と手段の捉え方ができない。
システムが目的となってしまい
手段であることを忘れてしまう。
■ピーター・ドラッカーは
「下を向いた効率と上を向いた効果」という
表現で部分最適の「効率」と全体最適の「効果」を分けました。
ゴールドラットは局部の効率はエックスペンス(コスト)
全体の効果をスループット(流れ)で分けました。
トヨタの大野耐一氏は「部分の効率より全体の効率」
と言いました。
■僕は入社して取り組んだシステムは会社で初めての
モノばかりだから経験のある先輩も上司もいない。
自分の頭で考えるしかない。
だからユーザー部門の要望を聞いて
なぜそれが必要か、問うた。
彼らも誰かの依頼で仕事している。
ユーザーのユーザーのユーザー、
顧客の顧客の顧客という連鎖の先は経営者、そして
会社の収入の元となる本当の「顧客」が
いることを理解するのは今だ会社の論理に染まっていない
20歳代の頭で考えることは難しいことではない。
IT技術者の多くはユーザー部門の要望を聞いて
省力化や効率化やコストダウンという手段が目的となりやすい。
ITにしても生産技術にしても
生産現場にしても対象とするシステムの
経営システムの中の位置づけや役割を認識しないと
効果を出すことは難しい。
手段と目的を混同することで成果を出せない仕事は
山ほどあります。
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今岡善次郎
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