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第375号
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「神社と日本的なるもの」
おはようございます。
8月26日水曜日
猛著から一転秋の清々しい気候になりました。
気候が良くなると散歩コースに神社を入れます。
■自宅マンションから歩いて行ける神社に
中野中央4丁目、東高円寺にある天祖神社が2社、
東中野、中野本町3丁目、弥生町にある氷川神社が3社あります。
正月のお参りやお神輿の出るお祭りだけではなく
散歩コースにいつも入れますので
毎週どこかの神社お参りします。
■日本人は宗教に関係なく誰でも神社の森や境内の中で
崇高な気分になります。
天祖神社はアマテラス、氷川神社はスサノウ、オオクニヌシ
神話の古事記に登場する神様が身近に存在する。
新釈古事記伝を読むと神々はそれぞれの弱さや強さを
持ち、恋もし乱暴もし失敗など喜怒哀楽の中で反省をする。
人間臭い神様はいろんな体験を通して
ものづくりやひとづくりを通してくにづくりをする。
■完全な人格(神格)のリーダーでもなければ
近代社会で尊重される理性的存在と縁遠い。
人と神は境界がない。
自然と人間の間に境界が無い。
すべては命としてつながっている。
神社を通して日本的なるものを感じます。
さて、
本日のテーマ
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「日本人と非日本人」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
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■日本のものづくり、ひとづくり、ことづくり
すなわち日本的経営なるものは何か?
欧米のMBAとは違う日本的なマネジメントの体系化が
可能かどうか?
そのヒントを求めてドラッカーの日本観や江戸時代の
近江商法など学んでおりますが、
非常に参考になる著作に巡り合いました。
九州大学工学部機械工学を卒業した後
教育学に転籍、日本思想史学を教えている
大学教授の立花均先生の著作をヒントに
日本的経営に迫りたいと思います。
■西洋対東洋という思想の対比は多いが
欧米的経営対東洋的経営という分析はない。
日本的経営という概念はあるが東洋的経営とは中国式経営や
韓国式インド式経営という概念はない。
上記著作の冒頭で多摩大学の名誉学長グレゴリー・クラークの
日本人論を紹介している。
それによると
中国、インド、韓国など日本以外のアジアの人たちと
欧米の人たちは基本的に同じ考え方や感じ方をしているが
日本人だけがそれらの人たちと違っている。
クラーク氏によると価値観において
日本人と非日本人に分けられる。
■立花先生はそれは価値観の違いであり、
価値判断の基準が違うというのである。
日本人を非日本人が違和感を持ち、
非日本人を日本人が違和感を持つ。
そしてその価値判断は無意識に日常生活に使っているので
言葉で説明するのは難しい。
本書は日本人の価値観の根底にある「価値判断の基準」
について興味深くまた説得力のある説明をしています。
■これからの連載で3週間おきに紹介しますが、
一言で言うと日本人の「生命本位」と非日本人の「理性主義」
である。
西洋人で「マネジメントを発明した」と言われる
ピーター・F・ドラッカーの社会生態学と重なります。
生態系とは「いのち」すなわち人も企業も社会も
生命と観る思想です。
生命本位と理性本位とは何か、
人類の長い歴史、近代の西洋発の理性主義、
そして現代西洋の変貌など実に興味深く
また共感する解説です。
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今岡善次郎
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