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「現場の1人ひとりが自分の受け持ちを考える」


おはようございます。

7月15日水曜日梅雨明け前に台風が近づいて
蒸し暑い日々が続いております。

熱中症患者が全国的に出ております。

気候変動に強い身体をつくらなければと思います。

■ギリシャも中国も危機がひとまず先送りすることに
なりましたが、
人間社会を健全にする経済政策の議論は全くない。


人間の福祉のために経済活動があり、
限られた人の富を増やすためではない。

■13日月曜日、日本のものづくりを世界一にした
昭和時代に活躍して日本の大企業を引退している70歳代中心の
集まりNSK会に参加しました。

日本的なIEでものづくり日本を創った先輩が
現在JETROで海外協力している。

現場が考えるのが日本的経営だが海外では
考える人間と実践する人間が分離している。

もっとも日本でも考えない世代が増えている。

これを指導するのは簡単ではない。

海外でも経営者を変え、現場の1人ひとりの考え方を
変えれば見違えるように経営改善が進むという。

声が大きい人間だけに焦点を当てない。

■政治の世界も経済の世界も世界の危機を乗り越えるためには
自国、自社、自分の利益のみでは限界がある。

例え自己実現や自己成長と言っても自己満足でしかない。

声を大きい見せかけのリーダーよりも
声を出さないが組織のため、社会のために頑張っている
人材が日本には多い。

日本もそういう人材を尊重しない教育が蔓延っている。

日本が危ない。

古今東西どこでも
現場の1人ひとりが自分の受け持ちを考えることが
重要なのだ。


さて、
本日のテーマ
====================
「先祖のいのちは即今われにおいて生きている」
(「森信三全集」致知出版社を参考)
==================

■人は時間と空間の無限のいのちがつながっていると
理解できて初めて自分が分かるのだと
森信三は言います。


今自分があることは両親がいるからということが
理解できたらその意味が分かる。

両親はその又両親がいて無限に連鎖している。

■「われ今ここにかくの如く在り」という事実から
考えると実に親のお蔭だということができる。

実に一切は親の恩の最終的帰結は神恩の自覚なのだと。

現代日本人が忘れている「孝」とは
わがこの個人的生命の直接的根源に対する自覚というべきだと。

自分を突き詰めると親への孝を通して
無限のいのちとつながるのだ。

いのちは個体を超えている。


■この個としてのいのちが「生」を受けた以上は
それぞれの「分」に応じてひとつの「心願」を持つべきだと
森信三は言う。。

「人間は部分であって全体の関係に中でしか
存在しない」、と言ったのはマネジメントの神様
P・F・ドラッカーです。

部分である人間は全体の中で生きて役割がある。

日本語では「受け持ち」という。



■受け持ちとは「受け日もち」から来ており、
万物の日を受けて何かを生みだす。

受け持ちとは「分」であり
全体、無限との繋がりを意識することである。

全体とつながることが分かった時、
人は初めて人生の真意義が分かりかけ、
同時にその辺りから天地の実相に一端に触れることができるという。

「先祖のいのちは即今われにおいて生きている」
という意味が分かれば
一種の悟りであり、自分のいのちが分かるのだ。



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imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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