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第361号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「われまさに志を得て大胆不敵」
おはようございます。
5月20日水曜日、真夏の暑さが続いておりますが
皆さまお元気でしょうか?
■先週5月15日68歳の誕生日を迎え、誕生日を公開している
facebookの友達から沢山の「おめでとう」を
頂きありがとうございました。
最近の僕の行動は日本のものづくり力の低下、
個人や企業の勝ち組、負け組を助長し格差が固定化する
風潮に対する危機感に基づいています。
株式会社21世紀ものづくり日本を立ち上げたのも
68歳にして博士課程に入学したのも
「われまさに志を得て大胆不敵」(徳川家康の言葉)
の心境です。
冷やかに観る人も中にはありますが、
「まさに日本のルネッサンス」と賛同して頂く方や
僕の過去を知る人からは今の挑戦に対して
「青春時代以上に青春だね」
と言ってく下さる方もいます。
■「実践マネジメント教育ものづくり日本21世紀義塾」(仮称)
を企画しています。
僕が古今東西の成果を上げる手法と思想を集大成した
「5段階プロジェクトマネジメント」です。
TOC(制約理論)やその元祖トヨタ式経営、
トヨタ式経営の思想的背景にある豊田佐吉の思想である豊田綱領。
豊田綱領の背景はに二宮尊徳、
そして尊徳は日本古来の神ながらの精神的バックボーンに
仏教や儒教の知を取り入れた実務家でした。
徳川幕府の農政改革というイノベーションである
国家プロジェクトを成功させました。
■株式会社21世紀ものづくり日本の「21世紀義塾」は
画期的な発明を事業化するプロジェクトを支援します。
発明者の山本博明氏も新会社の株主で取締役です。
6月17日〜18日スマートコミュニテイ展「次世代自動車展」にて
出展社エー・アール・アイを検索してください。
株式会社ものづくり日本も共同出展社として参加しますので
是非ご来場ください!
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e0ep5jt0wocqmm5nrnIvo
さて、
本日のテーマ
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改善魂「企業風土と慣性の法則」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)
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■金田氏は第二の大野耐一を養成するために
いろいろ苦心する中でイノベーションの人材育成の手順書
ができないかと考えた。
しかしどうしても作業改善の手順書になってしまう。
イノベーションを起こす人材となれば
決まってでてくるのが資質の問題である。
■資質はもって生まれたものか、育成できるものか。
多くのMBAコースでもイノベ―たーを育てますと
売り込んでいるが大学院でイノベータ―ができるとは
冗談でしかないと、
ヘンリーミンツバーグが言っている。
公開されたMBAやMOTなどでできないとしたら
多くの企業は社内で人材養成のシステムを持っているだろか。
■ところがトヨタのように日本的経営で優れ企業は
中小企業にはたくさんあるが、公表していないだではなく、
長い間に世代から世代に受け継がれていて
組織内で常識になっているので一般化、システム化できない。
ノウハウはあるが自分で気づかない。
金田氏はそれは「企業風土」と言えるようなものだという。
ノウハウや手法は現場の作業と一体になっており、
形式知として外に出せるようなものではないという。
すばらしい人生を送った先輩にその秘訣を聞いても
簡単には答えることが出来ないように
イノベーションとは簡単な手順書で書けるものではない。
■どんな優れた企業でもいつまで持続するとは限らない。
高収益を誇る大企業でも企業風土がぬるま湯となって
現状の作業システムが継続してしまう。
日本のものづくり現場力は弱まっているのは
ウオール街のROE(株主資本主義)のだけではなく
危機感を抱かない企業風土が覆って
画一的なマスコミの影響もあるかもしれない。
現在日本の危機は自分の会社がリストラなど
短期的なコスト削減になれてしまい、
かっての優れた企業風土が喪失することではないか。
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今岡善次郎
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。