◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第311回
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「自分の制約(不幸)を逆手にとるTOC(制約理論)」
お早うございます。
今日6月4日
メルマガお読み頂きありがとうございます。
■妻が若年性アルツハイマー確定診断から11年
今は寝たきり入院中ですが、
毎週3人の息子、娘家族の誰かと病院で面会し
食事介助する生活が続いています。
31日土曜お昼に
昨年末女の子を出産した
次女家族3人に長女と僕と5人で
食事介助した後、病院近くの蕎麦屋で
食事しました。
SCM(サプライチェーンマネジメント)の
コンサルタントとして多忙を極めた時期に妻の病気が発症し、
仕事から離れ収入がゼロになり、
資産を切り売りしながら介護生活しました。
■幸い入院させて数年後、仕事の復帰し
大学の臨時教員やマネジメント塾や
またTOCベースのSCMの仕事に復帰しつつあります。
かってはストレスでメタボでしたが
最近は仕事に復帰し
スリムになって活き活きしていると娘達から
安心だと言われるようになりました。
■介護中にドラッカーを知り仕事に復帰した今、
僭越ながら
SCMに深みがでたと自分で思っています。
自分の制約(不幸)を逆手にとる
故ゴールドラット博士の制約理論に当てはまる?
マネジメント塾開催して4年目に入りました。
TOC(制約理論)、ジャストインタイム、
ピーターセンゲ、オットー・シャ―マーU理論、
ピーター・ドラッカーが全て僕の感性で繋がりました。
日本工業出版 流通ネットワーキング連載
「全体を俯瞰するサプライチェーンマネジメント」
〜TOC(制約理論)とジャストインタイムをドラッカーで繋ぐ〜
昨年の「ドラッカー塾」の資料を中心に6回分の
連載記事 青梅街道 今岡”塾”
(コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
を別冊にして500部印刷しました。
第1回「経済の暗黒大陸」から半世紀
第2回「部分の効率」と「全体の流れ」
第3回在庫は時間である
第4回目を開けて運転する〜フィードバックの原理〜
第5回機械中心から仕事中心へ〜統合の原理〜
第6回生命は流れ
■■次回第5回は
6月5日木曜と7日土曜日開催します■■
平日コース5日木曜19:00
週末コース7日土曜15:00
テーマは「使命とマネジメント」
ドラッカーマネジメントの神髄は
「誰のための仕事か(顧客は誰か)
「真摯さ(キャラクター・オフ・インテグリテイ)」
根底にあるのは「誠(インテグリテイ)」「義」
です。
「宇宙生命に繋がる」U理論、「二宮尊徳」
等を話題にします。
●ゲスト講演は
「企業理念がいい会社をつくる」と題して
企業理念研究家 青木篤実さんにお話して頂きます。
青木篤実さんは「ドラッカー塾」第一期生で
その後も何回かご参加頂いています。
勤務先である
自動車や建産機に使用する部品を
製造する会社で27年間勤めておられます。
13年間技術部門で勤務し、出産を機にIT部門に異動、
現在は経営企画部門に所属。
旧態依然とした職場の女性に対する考え方に異論を唱え、
10年の月日を経て初の女性管理職に。
現在は、主婦業(子育て)、会社勤務に加え、
企業理念研究家としての活動を積極的に行っています。
「いい会社」研究所にも所属していて、
この度コンサルタントとしての経営講座も修了し、
更に活動範囲を広げて、
「いい会社」を増やすべく推進中。
●製造企業で技術部門、IT部門、経営企画部門を
こなしながら女性として子育て、
家庭生活をマネジメントし
「企業理念でいい会社を増やす」という使命感を
持って活き活きと人生を送っておられます。
マネジメントは人をマネジメントすることではなく
自分をマネジメントすることだという
ドラッカー思想を実践しておられます。
女性の方を含め多くのご参加
お待ちしています。
■スポット参加大歓迎です。
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
申し込み方法等
詳しくは以下をご覧ください。
↓
ホームページ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0q0peu09nx89g4beaXDL
ダウンロードチラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0q0qeu09nx89g4beaqXa
是非ご参加下さい。
お待ちしています。
さて、
本日のテーマ
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1.不幸を支払う(森信三全集)
2.従属せず独立せず
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「触れ合い」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
===================
1.不幸を支払う(森信三全集)
■善と悪とは相対的なものであって
いのちの存在と繋がっているという。
人の一生は朝に生まれ夕べに死すカゲロウと似ている。
極大無限の世界から見れば
一瞬の微光である。
■自己保存のために「食」は
植物や動物のいのちを殺すことで得る。
人は自省して己に「悪」を見る。
「性」も又人間の悩み、煩悩をともなう。
これらの「悪」業も又
有限なる人間が有限なることを超えて永遠なるいのちに通じる
一賂を求めんとする希求である。
醜い自己の個人的「生」への欲求である。
■森信三は言う。
悪でも人間として意義深く生きることができる。
いのちの本源を求めて切実な人生を生きることだ。
様々な形で現れる人生の苦悩に対して
何のために生きるのか無関心では
意義深く生きられない。
■幾多の逆境、不幸の数々を通して初めて
自己のいのちの絶対的本源と連続性を
自覚できる。
高貴なもるもの、幸福なるものを得んと欲せば
それにふさわしい
犠牲を支払わねばならないのだそうだ。
真の幸福を得るにはそれにふさわしい不幸を
払わなければならない。
2.従属せず独立せず
■知識労働者とは
セルフ・エンプロイド(自分が自分に雇われる)が
特徴であると述べました。
知識労働者は知識・スキルなどの生産手段(資本)
を持っており組織に対して従属しない。
又組織無しでは仕事ができないので
組織に対して独立しない。
この矛盾を解決することが
ポスト資本主義社会を生きる秘訣である。
■知識労働者は知識やスキルを活かすために
組織を必要とするが知識を持ったまま移動できる。
産業構造の過渡期には産業が再編成され
企業買収、合弁、分離などグローバルに展開され
リストラ、早期退職が促進される。
ひとり一人が地位や収入が脅かされ
失業することも多い。
■植物も動物も生きものであるシステムは
すべて死んでも
その要素であるいのちである
種や根や細胞は土に帰って、
また再生する。
ドラッカーは、
人の寿命は会社の寿命より長いと言いました。
■知識やスキルを資本とする知識労働者は
新しい職を得るか、
又独立しても顧客となる組織に対して
完全に独立分離することはできない。
顧客の顧客・・・と繋がって社会貢献する
マネジメントが必要になる。
組織は知識労働者に対して
業績とともに自己実現のための卓越した機会を
提供しなければならない。
従属せず独立せずとは
相互依存の関係を上手にマネジメントすることに
他ならない。
3.事例研究:
ハーマンミラー社「自分の弱みを認める」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
■ハーマンミラーのマネジメントは
企業としての多様性を正しい方向へ導き
集団の最大の強みをデザインすることだという。
多様性とは
各個人が集団に役立てるために持ち寄る
熱意、能力、知識、勇気などである。
■従業員各人が発揮する個性こそが会社の個性である。
一人ひとりの魂と精神、才能、心と品格が
組み合わされて
我が社の特性が形成される。
■しかしながら人間には誰もが持つ弱点がある。
企業の特性や成長を妨げる制約(ボトルネック)がある。
それは自分の才能を集団の利益に捧げず
自分自身の利益のために使いたくなる人間の本能である。
その制約を逆手にとって活用する方法は
「自分の弱みを認める」ことであると
マックスデブリ―は言う。
■多様性を認めるプロセスとは
思い切って他人の強みに頼ることであると言う。
自分の弱みを認めることで
優れた人の強みを利用できる。
TOC(制約理論)を開発した故ゴールドラット博士は
「Never say I know(知っているというな)」
と言ったそうです。
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今岡善次郎
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多摩大学大学院客員教授
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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