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                   第259回   
     ★ドラッカーから学ぶ一流の仕事術★ 
     
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「人と人との繋がり」


●24日金曜日1泊で故郷の出雲に帰省しました。

玉造温泉にて
中学校卒業50周年同窓会に参加しました。


現役をリタイヤしたそれぞれのタレントを持った
幹事団の企画はすばらしかった。

オープニングの男性の安来節や女性の舞踊に、
恩師へのビデオインタビューの披露など
準備に時間がかかっていました。

20年前から毎年続いているようですが、
僕は毎年参加しているわけではない。

●4年前の僕が参加していない同窓会の直前、
妻のアルツハイマー介護生活が
テレビ朝日の「ほんとうは怖い家庭の医学」で
全国放映されました。

再現ドラマ、インタビュー、
妻との散歩映像等のDVD映像が
同窓会で披露され、
同窓生が寄せ書きを送ってくれました。

多くの励ましの言葉に
感激したことを思い出し、皆さんにお礼の
言葉を伝えました。


●孤独に閉じこもりがちな介護が
家族会などで繋がることで癒されるように、

時空を超えた同窓会という仲間とつながることで
介護生活に活力が生まれた事を実感しました。

人間は
人と人との繋がりの中で生きている。

■■■2013年春期第5回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■


(第4回平日コースは30日木曜開催します)


テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」
テーマ2 「成すべき戦略はどう立てるか」


週末コース 6月1日土曜日15:00〜
平日コース 6月6日木曜日18:30〜


○事例研究

ユニクロで世界展開しているファーストリテイリングの
理念と戦略を事例に取り上げます。

製造小売統合でグローバルな統一コンセプトは
そのビジョンや理念があって初めて戦略が活きる。

創業者の柳井さんはドラッカー信奉者として有名です。


○目的と概要

テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」

組織内部も外部も政治社会も
なぜシステムの分断・断絶が進み崩壊に向かうのか?

どのようなリーダーシップが
システムを持続可能にするか?

持続するエコシステムを論じる
ドラッカー、ピーターセンゲ、アーヴィン・ラズロの思想を
紹介します。


テーマ2「成すべき戦略をどう立てるか」

「彼を知り己を知れば百戦危うからず」

「勝兵は先ず勝ちて而る後戦いを求め
敗兵は先ず戦いて而る後勝ちを求める」

の孫子から始めてドラッカーを紹介します。


東京都中野区 新中野
チラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0yblou0ll6xdj4w7mif0

さて、
本日のテーマ
===================
1.禅の仕事観
2.過激な理論と現実無能
3.現場現実直視
===================
 
1.禅の仕事観


■仏教において禅とは実践修業を重視します。

食、衣など生命として生きるための実践
「作り、運び、供す」
現代のロジステクスの現場を
神聖な行為の場だとします。

炊事する「職」を典座(てんざ)と言って
相応の修業を積んだ雲水(うんすい:高僧)の
作業と見なすそうです。

■財施(ざいせ)と法施(ほうせ)、

すなわちカネとモノを供する行為(財施)と
知識や思想を提供する行為(法施)は
一体であって別々のものではない。

どちらが上か下かではない。

人間も仏である。

神と人間の関係である
「創造主」対「被創造主」
又は
「助ける者」対「助けられる者」
という西洋的2元論とは違う。

財施と法施は仏と仏の相互の貢献であり、
感謝の交換である。


■禅宗で「作務衣(さむい)」という
仕事着がありますが、
仕事とは「務めを作(な)す」ことです。

「務めを作(な)す」とは
自分のためではなく、人のための行為なのです。

人が神に仕(つか)えるのではなく
人が人に仕える神聖な行為なのです。


■「学習する組織」で有名なMITのピーター・センゲ
のシステム論でも
組織のマネジメントの基本は
一人ひとりが
「仕事を生活の手段以上のもの、神聖な行為」
と見なすことを前提としています。

そしてそれは
ドラッカーの社会生態学的視点でみる思想、
人も組織も社会の機関であると考える思想と
通じるものがあります。


2.過激な理論と現実無能


■理性主義又は論理主義は
理性を行動の動機とします。

絶対理性があると信じている。

しかし歴史の現実は
理性は時代とともに変わっています。

■論理によって絶対理性を証明することは
出来ない。

人間が考え出した絶対理性は
人間が宣言しただけのもので理性で考えた
ものではないと
ドラッカーは言います。

感性で絶対理性が創造されているという
矛盾があります。

■理性主義者は反対論を認めることができない。

絶対理性があるのだから
反対はあってはならないの考える。

理性主義は妥協を許さない。

自分達を完全無欠な者とし、
反対者を最悪な人間だとする。


■従って
理性主義者は常に麻痺状態になっている。

企業経営において
計画倒れ、戦略倒れになる。

理論において過激、現場において無能となる。

反対する時は強硬、行動は躊躇。


理性に行動が伴わない。

儒教でも朱子学の理性主義から
知行合一という行動主義が生まれました。


3.現場現実直視

■1999年日産リバイバルプラン発表時に
ゴーンが日産の過去の赤字体質の根本原因を
診断して公表しました。


過去8年間で7回赤字を計上する
慢性赤字体質の根本原因は何か?

何が病因か?

■一言で言えば
「現実を直視しなかった」だけです。


現実とは
収益の実体であり、
顧客の意見であり、社員の心だった。


同業他社ばかり気にして顧客を見ない。

階層組織の分業に囚われて
上下左右の全体組織を見なかった。

ビジョンが共有されていなかった。


■現実現場として顧客がいて、社員がいて、
それぞれ個性を持ち感動があり、危機感を持つ。

大企業で組織が分断されて、顧客の現実、現場の現実
から離れた理論で経営計画が作られ判断されて
実行されていた。


戦略や計画は現場現実から始めなければなりません。

■ゴーンがやったことは
極めて単純なことだった。

同業や世の中に振り回されることなく
真摯に顧客の声を聞き社員の心を理解し、
一つにまとめたことです。

「答えは社内にある」と
言ったことがそれを表しています。



●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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なぜシステムの分断・断絶が進み崩壊に向かうのか?

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東京都中野区 新中野
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0yboou0ll6xdj4w7mS1v


5月4日第3回カフェ塾の様子を
facebookでご覧ください。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0ybpou0ll6xdj4w7mG8D



●麻婆豆腐に
野菜たっぷりの肉に魚介類の焼肉、
ビールに焼酎で交流会行います。

スポット参加大歓迎!

フルコース終了者は半額2,000円で
毎回誰か参加しています。



詳しくは最後のチラシのURL
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0ybqou0ll6xdj4w7mZPv
ご覧ください。


お申込み頂いた方もいますが、
スポット参加大歓迎です。

imaoka@bizdyn.jpにメールして下さい。

場所、アクセス、時間、料金はチラシをご覧ください。

チラシ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0ybrou0ll6xdj4w7my3G



■■■■■寄付金のお願い■■■■

メルマガ初刊から4年半経過しました。

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何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

又これからもあらためて
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金額やお名義は問いません。

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一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。