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第263回
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「社会の病を癒す『分断から統合』」
●若年性アルツハイ―病で6年前に入院して
現在ベッドと車椅子の生活で会話もできませんが、
6月26日65才の誕生日を迎えました。
25年前、大阪千里に住んでいた頃、
長女の小学校時代のPTAで付き合いのあった
妻の友人の方2人から
誕生日おめでとうカードが毎年届きます。
誕生日おめでとう!
家族の中心として
いつまでもいつもの笑顔でお暮らし下さい!
●毎年僕は妻の名前で返礼の手紙を書きます。
ハッピイ・バースデイ・カード
ありがとうございます。
遠く離れていて、
しかも意識も離れている私を思い出してくれて
うれしいです。
私も、主人や、
1年生になった孫と2歳の2人の男の孫のいる長男家族、
未だ孫のいない2人の娘達とそれぞれの婿、
病院に頻繁に面会に来てくれて家族の絆を感じています。
話はできずほとんど目を閉じていますが
家族や介護士さんの介助でまだ口から食事をして
生きている楽しみを味わっています。
楽しい人生をお過ごしください。
●大阪と東京、25年前と現在、
場所と時は離れても人と人の絆は続きます。
人と人を繋ぐもの、
それは心です。
コミュニテイでも仕事の組織でも
人と人は分断ではなく統合へ。
元々宇宙は一つだった。
分断から統合へが社会の病を癒します。
■■■2013年春期第7回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■
分断された専門だけでは物事は進まない。
仕事を統合して流れを作るのが
実践の極意です。
平日コース7月4日木曜日18:30〜
週末コース7月6日土曜日15:00〜
テーマ1 「ロジスティクスの実践:統合
プロジェクトの流れを作る」
テーマ2 「ロジスティクスのニュートン力学
TOC(制約理論)」
○事例研究
コンテナ船とクロスドックのイノベーションを
事例研究します。
ドラッカーも「企業家精神とイノベーション」
でコンテナ船の事例を上げています。
SCM成功企業事例として
ウオルマートを見てみましょう。
○目的と概要
テーマ1「統合」
現代組織の細分化は個別責任業務が多く
業務と業務の繋ぎストックポイントが多くなっています。
プロジェクトの仕事の滞留を無くし流れを作るには
どんな考え方をすればいいか。
多くの事例とメタファーで図解します。
ジャストインタイムも
コンテナ船も、クロスドックも、
クリテカルチェーン
プロジェクトマネジメントも同じ原理で語れます。
テーマ2「TOC(制約理論)」
故エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)を
いち早く自署「サプライチェーンマネジメント」で
原書から解き明かして日本に紹介した立場から
ハイキングメタファーやダイゲームメタファー使って
本質をわかり易く解説します。
facebookで様子紹介
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c06gxav0ml4lpi66stoK8
東京都中野区 新中野
チラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c06gyav0ml4lpi66stX8Z
さて、
本日のテーマ
===================
1.にんげんが人間を救う
2.ダーウインの影響
3.収益性とブランディング
===================
1.にんげんが人間を救う
■人の言動に落ち込んだり怒りを感じることは
誰にもあるでしょう。
酒に酔っての暴言も暴力もあります。
国と国の争いも似たようなものです。
■こんな時の解決策は通常二通りです。
相手を批判攻撃して争いを起こして相手を排除する。
あるいは見て見ぬふり、
関わりを持たないようにする。
国と国であれば
戦争で決着する。
■道元の解決策は第3の方法
「利己他己」にある。
「他人の中にある私」と
「私の中にある他人」を統一する解決策です。
怒りの対象である相手の中に自分がいる。
自分も同じ言動することはないか。
相手と同じ思いをしないか。
自問自答して怒りを消す。
■話題を拡げて相手に入っていく。
共通の立場になれる話題にする。
「悪い言動」を自己改造できるように仕向ける。
人が人を救うのは法律でもなければ
神でもない。
もう一人の自己が自分を救うのです。
もうひとりの自分をにんげんとすれば
にんげんが人間を救うというのです。
自他分離からの統合への
解決策です。
2.ダーウインの影響
■マルクス社会主義がヒトラーに影響を与えたように
ドラッカーはさらのその起源を
ダーウインにまでたどります。
ダーウインの生物学進化論が社会進化の
決定論に影響を与えたと。
■人間は遺伝子、染色体、分泌線がつくりだす
ものとした。
人間は生物学的機能的存在であり、
心理学を組み合わせれば人間は規定できる。
近代西洋科学は自然を制御して発展したように
人間も人間社会も
生物学や心理学などの科学で制御できると
考えたのです。
■人間社会を制御するための理論は
人間を単純化する必要があった。
人間は経済的存在、
理性的存在であると単純化した。
そこに絶対主義が生まれたのです。
しかし、
問題は制御する人間と制御される人間を
どう区分するかの判断は極めて非理性的だった。
反ユダヤ主義であり、
反アジア主義の黄禍(おうか)論であたっと
ドラッカーは言います。
■ダ―ウインに罪は無い。
単純に自分達に都合の良い論理ですり替える。
近代科学は単純極まりない非理性的反理性的な
信条を広めてしまったとドラッカーは
指摘します。
人間とは何か。
人間の本質は単純ではない。
現代の科学的マネジメント論も、マーケティング論も
基本的には強いリーダーが
一般市民としての消費者、顧客をいかに制御するか
の決定論的理論構築だった。
現実の人間は
理性だけでも経済だけでもない。
ドラッカーマネジメントの基本は
単純な近代科学の否定である。
部分最適でしかない科学的方法論に
東洋的日本的な精神の領域を持ちこんでいます。
近代科学で曖昧模糊と片付けられていた
人間学を取り入れることだ思います。
3.収益性とブランディング
■人が社会の中で活発に行動するために
食から摂るエネルギーが欠かせないように
企業も製品販売による収益が欠かせません。
赤字体質のの企業は
販売不振で過剰在庫を抱えて苦しんでいます。
モノとカネの流れが停滞している。
■赤字体質の企業は
食事からのカロリーが活動のエネルギーにらない
「糖尿病」患者のように
製造販売から利益が生まれないのです。
利益は企業が活発に社会の機関として
活動するエネルギ―源です。
「腹が減っては戦が出来ぬ」のは
人も企業も同じです。
■優れた技術を持ってたいたのに関わらず
日産はゴーンCEOのリバイバル前には
深刻な赤字体質だった。
その原因の一つに
販売店に払うインセンティブという
販売奨励金が膨れあがった。
売るために販売奨励金を使うと
ブランドが傷つき
さらに大きな販売奨励金が要求される。
実質的な値引きの悪循環になっていた。
■その悪循環を断ち切るための重要な施策が
ブランド力の回復だった。
ブランド力が回復されれば
販売奨励金を引き下げることができる。
それは信頼の回復につながる。
正当な価格で売れることが
コストダウン以上に収益性を回復させるのです。
ブランディング戦略の再構築は
収益改善に不可欠です。
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
■■■2013年春期第7回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■
個別の専門だけでは物事は進まない。
細切れになった仕事を統合して流れを作るのが
実践の極意です。
平日コース7月4日木曜日18:30〜
週末コース7月6日土曜日15:00〜
第7回は精神・戦略・実践の三位一体の
最後「実践」の続きです。
テーマ1 「ロジスティクスの実践:統合
プロジェクトの流れを作る」
テーマ2 「ロジスティクスのニュートン力学
TOC(制約理論)」
○事例研究
コンテナ船とクロスドックのイノベーションを
事例研究します。
ドラッカーも「企業家精神とイノベーション」
でコンテナ船の事例を上げています。
SCM成功企業事例として
ウオルマートを見てみましょう。
○目的と概要
テーマ1「統合」
現代組織の細分化は個別責任業務が多く
業務と業務の繋ぎストックポイントが多くなっています。
プロジェクトの仕事の滞留を無くし流れを作るには
どんな考え方をすればいいか。
多くの事例とメタファーで図解します。
ジャストインタイムも
コンテナ船も、クロスドックも、
クリテカルチェーン
プロジェクトマネジメントも同じ原理で語れます。
テーマ2「TOC(制約理論)」
故エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)を
いち早く自署「サプライチェーンマネジメント」で
原書から解き明かして日本に紹介した立場から
ハイキングメタファーやダイゲームメタファー使って
本質をわかり易く解説します。
facebookで様子紹介
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c06gzav0ml4lpi66stZPK
東京都中野区 新中野
チラシ
↓
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●麻婆豆腐に
野菜たっぷりの肉に魚介類の焼肉、
ビールに焼酎で交流会行います。
スポット参加大歓迎!
フルコース終了者は半額2,000円で
毎回誰か参加しています。
お申込み頂いた方もいますが、
スポット参加大歓迎です。
imaoka@bizdyn.jpにメールして下さい。
カフェの準備とコピーの準備のために
お手数ですが毎回申し込み下さい。
場所、アクセス、時間、料金はチラシをご覧ください。
チラシ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c06g1av0ml4lpi66ttd7U
■■■■■寄付金のお願い■■■■
いつもご寄付ありがとうございます。
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。
金額やお名義は問いません。
請求や領収書など入金管理はしません。
一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
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三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン
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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c06g5av0ml4lpi66ttUNS
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。