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人は指揮命令で行動するのではなく自分の考えで行動するのが成果を生む
発行部数: 9,865部  発行日: 2023年12月13日
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「人は指揮命令で行動するのではなく自分の考えで行動するのが成果を生む」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「自由・自律が人の能力を発揮させる」
〇本文    「マネジメントは指揮命令ではなく自律経営が必要である」
〇編集後記 「人は自発的挑戦・創造を求める」
………………………………………………………………………………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。


令和5年12月13日水曜日メルマガ配信します。

〇前書き   「自由・自律が人の能力を発揮させる」

■ドラッカーのマネジメントは
ベースに人とは何か、人の本質についての洞察があります。

経営資源としての人を
指示されたとおりに働くものとして定義するのは
人を物的資源と同じように機械的法則のもとにあると考える
重大な誤りであるとする。


人は一方的に使えない資源であり、
双方の関係の中で変えていく資源である。


■一人ひとりが自由な人間として行動する組織が成果を上げる。

働くか働かないかについても本人が完全な支配力を持つ。
銃を持ってしても仕事を行わせることができない


人格を持つ存在としての人という経営資源を使うことができるのは
本人だけである。

これが他の資源との最大にして究極の相違である。

つまり人は指揮命令で行動するのではなく
自分の考えで行動するのが成果を生む。




■さて、
本日のテーマ
==============================
「マネジメントは指揮命令ではなく自律経営が必要である」
(「明日を支配するもの:21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
==============================

■マネジメントは企業、病院、大学、教会にしろ
長い間、法的範囲に規定されるという前提となっていた。

しかし、100年以上前にはマネジメントの範囲を
法的に規定することは妥当ではないことが
明らかにされている。


■トヨタのような日本の系列における部品供給業者は
法的にトヨタの指揮命令下にない。

製品企画、開発、コスト管理は密接な関係のもとに
自律的な経営を行う。

しかし系列は日本企業だけの特徴ではない。

■米国の自動車メーカーGMが業績の良い部品メーカーを
次々買収して系列化して
指揮命令の及ぶ範囲を拡大して
70%を内製化して飛びぬけて業績のよい会社にした。

マネジメントとは指揮命令のことだと認識していた。

しかしこの経営方針がやがてGMの弱みになった。

指揮命令のマネジメントが25年間の凋落の原因となった。


■1920年代から1930年代にかけて
シアーズ・ローバックは仕入業者を系列系列化した。

しかし買収や合併をせずに提携し契約にとどめた。

企画、開発、設計、コスト管理などは
共同で行った。

指揮命令ではなく協業という
自律経営、衆知経営で
アメリカ最大の小売事業者に成長した。



〇編集後記(人は自発的挑戦・創造を求める)
===========================
ドラッカーの人間の本質についての名言がある。
・人は自らが課す成果や業績に従って成長する
・状況を知って仕事の要求に従って自発的に協力してゆく人間関係が成果を生む
・誰かの意思によってではなく、自ら行動しなければならないという自分の決定によって行動する
チームが成果を持続させる
・挑戦や技能や判断を不要にする仕事は人間の特質に反している
・何に対して貢献するかを人が自ら決めることが人を成長させる
===========================
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そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。

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