◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第719号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「日本的経営思想にあるアリ型マネジメント」
目次
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〇前書き 「ハチ型社会とアリ型社会」
〇本文 「生産思想の革命であったトヨタ生産方式」
〇編集後記「社会性昆虫のアリ」
…………………………………………………
いつもお読みいただきありがとうございます。
令和4年5月11日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き「ハチ型社会とアリ型社会」
■ハチは複眼で周囲をよく見て素早く動くのに対して
アリは地面に這いつくばってゆっくり動きます。
ハチとハチのコミュニケーションは離れた
距離でも視覚で行うのに対して
アリはフェロモンという臭いで
コミュニケーションするらしい。
■人間も昆虫も生態系の生き物で
個として生きるのではなく生態系の繋がり
ネットワークで生きています。
ハチは女王バチというリーダーと働きハチという
その他大勢で集団を形成している。
一方アリにはリーダーがいないけれど
お互いに協力しながらエサを求める。
■一神教の欧米はハチ型社会だが
日本は自然崇拝でアリ型社会かもしれない。
マネジメント思想から言えばハチ型社会は
トップダウンの計画志向であり
アリ型社会は現実対応志向である。
日本的経営は事前にリスク管理が組み込まれた計画志向ではなく
起こってから対処する方が得意かもしれない。
■欧米型は言葉による論理やイデオロギー
など真理として普遍的な拠り所を求める。
バイブルや経典を重視する欧米人に対して
日本は自然が経典として考える。
これはマネジメントスタイルの違いであると
考えられます。
アリ型マネジメントは日本的経営思想に表れています。
次回のドラッカー塾はアリ型の共生的横の繋がり
を重視する思想をテーマにします。
■第5回2022年5月28日土曜日午後14時「今岡ドラッカー塾」ご案内
テーマは「ドラッカーと志マネジメント」
〜マネジメントの基盤としての社会的共生〜
<内容>
1.ドラッカーの社会生態共生思想
2.二宮尊徳・トヨタ式経営に見る共生思想と日本的経営
3.西洋で芽生えた共生思想
4.東洋思想(インド・中国)
5.和魂と日本の共生思想
詳しくは
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l07nlnp1g0ay7vv5r5obA
■場所アクセス:〒164-0011東京都中野区中央5-3-11ロイヤルプラザ中野606
丸の内線新中野駅徒歩2分荻窪方面出口でて杉山公園交差点から中野通りを北に1分左側柴田屋酒店の隣
今岡の携帯番号090-2538-7867
■対面受講料(講義後カフェ懇親会付)
各回スポット5000円 以下の口座にお振込みの上
申し込みフォームに名前、アドレス、申し込み区分を記載の上本メール返信して下さい。
<振込口座>
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
(普通)口座番号 5324740
口座名義 株式会社21世紀ものづくり日本
オンラインZOOMのみでのご参加も可能です。
■お申込みフォーム
お名前:
メールアドレス:
参加動機、キャリア等自由記述:
詳しくは
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l07nmnp1g0ay7vv5r5oN6
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「生産思想の革命であったトヨタ生産方式」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■自動車業界のみならずトヨタ生産方式は
生産思想、マネジメント思想の革命であった。
大野耐一著「トヨタ生産方式」は英語版で世界で読まれ、
彼の思想からゴールドラットの
「TOC(制約理論)」が生まれました。
又MITの研究からリーン生産方式という概念が
世界に知られました。
■それは従来の予測に基づく
生産計画、大ロットの見込み生産を否定し
実需に基づく受注生産、小ロット生産である。
計画による行動ではなく現実に対処するというのは
トップダウンの欧米スタイルではなく
ボトムアップの日本的スタイルである。
■手法だけ真似てもトヨタ生産方式は成功しない。
多くの意識改革が必要である。
徹底的なムダの排除、
作りすぎのムダ、作業もムダ、運搬のムダ、
非稼働のムダ、早く作るムダ、在庫のムダ・・・
徹底的なムダの排除は
現場現実思考である。
■欧米型の計画先行の
生産マネジメントがハチの生態だとすれば
日本型の生産マネジメントはアリの生態に近い。
不確定要素を容認して在庫で逃げる緩和政策ではなく
現場での因果関係を徹底的に追及する。
トップから現場の作業者に至るまで
明確な認識を持つことが要求される。
〇編集後記(社会性昆虫のアリ)
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アリは社会性昆虫と言われます。女王アリと働きアリと
ごく少数のオスアリが存在し、働きアリたちは様々な任務を
分業し、協働して集団を繁栄させているからです。
このアリの活動は人間社会にも応用できると考えられます。
リーダーなしで協働、分業を行うアリの社会には
人間を上回る能力があることが知られています。
個々のアリがフェロモン(誘引物質)を分泌し、
他のアリがそれを追尾することで、巣と餌を結ぶながい隊列が
維持されるわけです。いわば、フェロモンという「言葉」を
介して、おおぜいのアリが餌のありかに関する情報を共有する。
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l07nnnp1g0ay7vv5r59EN
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l07nonp1g0ay7vv5r5fkh
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