◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第716号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「主客分離から主客統合へのシステムアプローチ」
目次
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〇前書き 「相手の動きに合わせる」
〇本文 「需要速度に合わせるタクト生産」
〇編集後記「風林火山」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和4年4月20日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き「相手の動きに合わせる」
■ウクライナとロシア、
細菌・ウイルスと人類
敵と味方
これらは相手がいて、相手との関係で
自分をどう守るか、相手の動きに対して自分が
どう動くか決定し行動しなければなりません。
生産マネジメントにおいても
顧客の需要の変化に対して生産能力を上げるか
下げるかによって企業の生死に関わります。
■マネジメントの対象を生態系(いのち)とする
ドラッカーマネジメントにおいては
自社と顧客を含む全体を俯瞰してシステムとして扱います。
近代科学は部分に分けて分離して
対策を練る。
そして自己を中心において相手を攻撃排除する
ことで安心を得る。
戦争も医療も主体である自分と客体である相手の
「主客分離」が根本思想です。
■本文で紹介するトヨタ生産方式の基本は
顧客の動き(購買)に合わせて生産量を決める
「主客統合」と言えます。
武田信玄の「風林火山」は戦争において
風や火のように突撃するか山のごとく動かないか
「緩急」が戦闘での勝敗を決める孫子から引用した格言です。
敵の状態を無視し自分の怒りで攻撃する
「主客分離」ではなく
敵を知り己を知れば百戦危うからずという
「主客統合」の戦法と言えます。
■主客分離は要素を分離するが
主客統合は要素を統合する「システム」です。
戦争は異なる国・民族・宗教を共存することで平和を、
コロナ禍はウイズコロナで共存することで日常を、
ものづくりは顧客と一体化することで安定経営を、
実現可能にすると言えます。
主客統合の思想は人と人を分離しない。
自分ひとりの中にあるバラバラな分離した「同体異心」
ではなく、
人と人が一体化する「異体同心」の
日本的心技体の経営を可能にします。
これは
主客分離から主客統合への
システムアプローチ言えます。
■第4回2022年4月30日土曜日午後14時「今岡ドラッカー塾」ご案内
テーマは「「日本的心技体」(心・頭・身体)のマネジメント」
〜日本的経営の神髄:知・仁・勇(鏡・勾玉・剣)の三位一体〜
西洋の個人の知力優先に対して自分の利益を最大化する。
日本は知力よりも「仁と勇」を優先し自他の利益を考慮し
「知仁勇」を総合的に一体化する「まこと(真・誠)」
を優先する文化がある。
鏡(知)勾玉(仁)剣(勇)とも
知情意とも同じです。
「知」に対して「仁と勇」は
「頭」に対して「腹」とも言える。
古事記にみる共同体の原理
宮本武蔵五輪書にみる心技体の兵法
松下幸之助の商人道
それらはドラッカーの思想で括れます。
詳しくは
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l0t0tbp1g0c98rbnlfpTs
■場所アクセス:〒164-0011東京都中野区中央5-3-11ロイヤルプラザ中野606
丸の内線新中野駅徒歩2分荻窪方面出口でて杉山公園交差点から中野通りを北に1分左側柴田屋酒店の隣
今岡の携帯番号090-2538-7867
■対面受講料(講義後カフェ懇親会付)
各回スポット5000円 以下の口座にお振込みの上
申し込みフォームに名前、アドレス、申し込み区分を記載の上本メール返信して下さい。
<振込口座>
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
(普通)口座番号 5324740
口座名義 株式会社21世紀ものづくり日本
オンラインZOOMのみでのご参加も可能です。
■お申込みフォーム
お名前:
メールアドレス:
参加動機、キャリア等自由記述:
詳しくは
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l0t0ubp1g0c98rbnlfHSm
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「需要速度に合わせるタクト生産」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■需要変動に対して在庫で対応するのではなく
能力で対応するのがTPSの基本原則である。
需要が増えると人数は増やさないで
生産スピードを上げ、
需要が減ると
生産スピードを下げる。
複数製品のミックス生産するとき
製品毎に速度を変える。
■オーケストラの指揮者がタクトを振る速度を
曲の変化によって変えるように
製品毎に日ごとにタクトタイムを変更する。
これを平準生産、あるいはタクト生産という。
速度とは時速50Kというように
1時間当たりの距離で表すように
生産速度は1時間当たりの生産数量で表す。
生産速度を需要速度(出荷速度)に合わせることで
在庫変動を減らす。
■車間距離を在庫とする。
先行車の速度に後続車の速度を合わせることで
車間距離は短縮するように
需要速度に生産速度を合わせれば在庫は減る。
これを実現するには
最高の生産速度に余裕を持たせる必要がある。
つまり平常時には機械の稼働率に余裕を持たせる。
■余裕が多いときは機械の保守するとか
段取り換え時間短縮のカイゼン活動するか
熟練度を上げる練習する。
それでもやることがないときは
「遊ばせておく」ことも奨励される。
稼働率至上主義から見ると逆転の発想である。
〇編集後記(風林火山)
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武田信玄が軍旗に用いた「孫子」の句「疾如風、徐如林、
侵掠如火、不動如山」を略称したもの。
「 疾 はや きこと風の 如 ごと く、
徐 しず かなること林の如く、
侵 おか し 掠 かす めること火の如く、
動かざること山の如し
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l0t0vbp1g0c98rbnlfbgw
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/l0t0wbp1g0c98rbnlfruZ
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。