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第534号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「ノーベル賞の秘訣「教科書を信じるな」「自分の目で見ること」」
平成30年10月3日水曜日のメルマガ配信します。
嬉しいニュース、
日本人のノーベル医学・生理学賞の受賞が決まりました。
■京都大特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)先生は
がん免疫治療薬「オプジーボ」開発のきっかけとなった
「PD−1分子」を発見した。
患者に投与され、救われる命もあることについて
「自分の研究に意味があるのを非常に実感するとき」と
インタビューで語りました。
本庶さんの粘り強い研究の成果でその秘訣について
「教科書を信じるな」「自分の目で見ること」
というのが印象に残りました。
又IOTやAIなどで重厚長大な産業を復興する技術が流行しているが
将来の人類がにとっては生命科学に
もっと人材や資金が投入されるべきである
とも言いました。
■教科書というのは
一般的に学会や専門家の間で常識とされている学説であり、
専門家の常識も覆す現象が現実にあるということを言っています。
現代はドラッカーが言うように
専門分化された知識労働者からなる知識社会ですが
教科書と言える専門書知識はあまり進化していない。
ビジネススクール(MBA)も機械工学の振動論も
半世紀前と変わらない。
常識とは違うことを提案しても
認識されない。
■ドラッカーも学会やMBAでは評価されていません。
しかし「教科書を信じるな」「自分の目で見ること」という
常識の学説ではなく自分の目で見て観察したことで
マネジメントを体系化させました。
僭越ながら人生100年時代の第3コーナーを回る年代において
エンジニアリングとマネジメントを融合した独自の手法を
体系化しました。
「その分野の教科書にないこと」「自分の体験」を通して
かってのドラッカ塾をISDIスクールとして再開します。
下記は仮ドメインで作ったホームページです。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0eq5lt0xtqdnjn83krTk
ID:123
パスワード123
で開けますので読者の皆さまのご意見を頂ければ幸いです。
■さて、
本日のテーマ
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「シングル段取りの思想とひとづくり」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■段取り時間を一桁代の分に短縮するシングル段取りは
テクニックではなく思想である。
混然一体となっている段取り替え時間を
外段取りと内段取りに区分するというのは
人間の習性に反する。
作業を開始してからでないと問題が発見できないことがある。
事前に工具の修理したり型を探したりすることは
修練が必要である。
■料理を始めると必要な調味料を切らしていて
買いに行くとか
外科医が心臓手術している途中で
必要な器具が見つからないとか。
大事な報告書をまとめていると
レポートに入れる写真が足らないと気付き報告書作成が
遅れるとか。
段取り時間短縮とは
主要資源の時間のロスをどう削減するかという
問題に帰着します。
■内段取りを外段取りにするとは一般的な定義をすれば
主資源(設備)の時間ロスを減らすために
副資源(作業者)の時間で補うということになります。
機械を止める時間を無くすために
人が必要な準備作業をする。
主資源が作業者の場合は
人の時間ロスを減らすために機械を使う。
日報などで人がデータ入力する時間を減らすために
センサーで自動的にデータを測定しコンピュータにアップロードする。
人の時間を分析改善に役立てる。
■スマートファクトリーというコンセプトが
IOT、AI,ビッグデータなど流行語となっていますが、
ものづくりの思想が大きく役立ちます。
シングル段取りにする思想「外段取りを内段取りにする」は
人間とコンピュータの役割分担の設計思想になる。
今のところセンサーとネットワークの技術先行ですが
ものづくりもシステムづくりも
技術だけではないひとづくりが欠かせません。
ドラッカー思想が
脳神経の轍(わだち)を作ってくれるのです。
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imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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