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第520号
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「太陽のエネルギーを生命力とするイノベーション」
平成30年6月27日水曜日のメルマガ配信します。
夏の猛著が訪れました。
太陽の熱にやられるのではなく
太陽のエネルギーを生命力とするイノベーションが起こせないか。
■我々人類は
石炭・石油という太古の太陽エネルギーがストックされた液体や固体から
自動車の内燃機関と電気エネルギーの電動機で動力を使って
近代的な産業・社会生活を営んでいます。
石油や石炭は有限の資源であり
燃焼して二酸化炭素を排出して
地球環境を悪化させ人類の存亡の危機をもたらしています。
■個々の企業の存続から
人間や植物や生物を含むエコシステム(生態系)の存続できる
製品やサービスを提供できるイノベーションが問われています。
現在3つのテーマでイノベーションを企んでいます。
1つは
発電機で電気エネルギーを生産し、
電動機で電機エネルギーを消費するとき
抵抗摩擦によるエネルギーロスを減らす技術(特許取得)
2つは
IOTベースによるスマートファクトリーによる
生産現場のエネルギーや人の経営資源の無駄を減らすシステム開発
(20年来のコンサルタントとして研究したサプライチェーンマネジメントの応用)
3つは
無害のミネラル水を
エネルギー媒体として固形化することによる
エネルギーの在庫化の技術です。
■再生可能エネルギーのみに焦点が当たっていますが
生産だけではなく在庫し、消費するエネルギーのサプライチェーンにおいて
おそらく70%以上の無駄があるないか?
企業レベルのイノベーションからエコシステムのイノベーションに
パラダイムシフトしなければ実現しません。
日々ワクワクしながら老骨(老頭?)を駆使しています。
さて、
本日のテーマ
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「新技術によるイノベーションは時間との戦いである」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
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■科学技術によるイノベーションは
時間との戦いを制した者が勝つ。
インターネットと高学歴の知識を持つ人材は
かっての先進国だけではなく
グローバルに存在している。
有望な市場だと思えば直ちに動き始める
訓練された人材がいる。
新規参入が容易な開放期は短い。
チャンスは2度ない。
失敗は許されない。
■コンピュータ産業の事例を見ると
新技術が発明されて、多くの新規参入の開放期は
1949年から55年頃の6年間だった。
その頃の大手電機メーカー
GE,ウエスチングハウス・ジーメンス/・フィリップス、
日本では日立、東芝など大手電機メーカーは
殆どコンピュータ産業に参入した。
しかし1970年以降全て撤退した。
残ったのは開放期には存在していないか
無名の小企業だった。
IBM、ICL,二クスドルフなどコンピュータに特化して
知識にもとづく事業が成功する一つのグローバル市場を
狙う戦略をとった企業が残った。
■開放期に繁殖した企業のほとんどは
整理期が来れば死亡率は急速に増加する。
整理期は必ず来る。
いずれが生き残り、いずれが死ぬか分からない。
規模の大きさだけが生き残りを保証しない。
1949年当時、
コンピューター産業でGEやシーメンスのような大企業が失敗して
IBMが巨人として登場してくることを予想した者はいない。
自動車産業でも1910年から1914年にかけて
当時の人気の頂点にあったパッカードやハプモービルが
姿を消し、
フォードやGMが生き残って成功すると予測した者はいなかった。
■世界に通用するか科学技術のイノベーションが成功する条件は
時間との勝負をグローバルに展開するスピードにある。
爆発的ブーム期が必要であり、多くの同業者が現れる中で
中核となる分野に絞って焦点を当て、
画期的な製品技術と製品を供給するサプライチェーンを
早期に世界同時に立ち上げる時間が
成功の鍵である。
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今岡善次郎
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